へちま日記
part7 (11、12月 完結篇)

二つめのへちま

11月1日

2つめのへちまが育ちました。先が太く、瓢箪のような変形です。



11月4日 へちまタワシを作る

熟した実を穫り入れる。水のはいったバケツに突っ込み、皮を腐らせる。
実が浮いてこないよう、漬物石のように重しをする。


皮をはいだへちま 11月12日

包丁で皮をはぐ。
白いへちまの実があらわになりました。
かなりあらい繊維質です。
水で洗ったあと、ベランダで干す。






11月16日 へちま通信 和歌山のT.Hさんから

へちまに就いて調べていたところ、このHPに出会えました。

はじめまして。和歌山に住む二児の父親です。
子供がへちまをもらってきましたが、へちまだわしの作り方が
わからず、調べているところです。もしご存知でしたら、
お教え願えないでしょうか。よろしくお願いします。
たわしの作り方

T.Hさんへ  メールいただきありがとうございます。

ホームページで近日中に写真入りで掲載しますが、
最初の手順をお知らせします。

1.へちまの実をバケツの水につける。
  実が浮いてくるので、おもしをしてください。

  そうやって1週間ほどおきますと皮が腐り、はがれやすくなります。
2.へちまの皮をはぎ取る。
3.天日で干す。洗濯物とおなじように吊るして下さい。 →

それからの手順は、まだこれから私もやりますので、
ホームページをまた覗いてください。


11月17日 へちま通信 和歌山のT.Hさんからの返信

早速のご返事ありがとうございました。
そう言われれば昔何処かで聞いたことあるようなないような。
とにかく一度やってみます。
種は取っておいて、来年蒔いてみようかと思います。
そういえば、昨年の夏も瓢箪を植えましたが、
取ってからどうしていいかわからず、
そのまま捨ててしまったような
気がします。

来年は瓢箪にもチャレンジしてもらえませんか?

HP楽しみにしています。
急に冷え込んできました。風邪などひかぬように。
私は今夜しし座流星群でも見てみようかと思ってます。
それではどうもありがとうございました

へちまたわし11月21日 へちまタワシ

1週間ほど天日に干したあと、
種を取り出して、へちまタワシの出来あがり。
へちまを固い物に何度もぶつけると、
たくさんの種が中からとびだします。





11月23日 へちま通信 埼玉県のM先生より

はじめまして、
私は、埼玉県の○○市で5年生の担任をしているMといいます。
12月に、校内の研修で、理科の研究授業をやることになっています。
私の学校では、昨年から情報教育の研究に取り組んでいます。
今度の授業では、子どもたちにいろいろな資料を活用させて、
自分の課題を解決させるという、本校では新しい授業に挑戦します。
その中に、コンピュータを使って調べさせること(情報教育をやっているのでメインにしたい。)
を取り入れることを考えました。
しかし、市内の学校では、まだ、インターネットが接続されていません。
そのため、今回はCD−Rを使って、インターネットを使っているような、
学習が進められる形を考えました。 そのためには、中の資料が必要です。
是非、ホームページを上に書きましたような形で使用することを許可してください。
校内の研究なので、作ったものは外へは出しません。
また、ご返事次第では、授業後処分いたします。
どうかご理解の上、使用を許可していただければとお願いいたします。
ご返事待っています。

M先生、おたよりありがとうございました。ぼくの書いたようなものでよければ、ぜひ使ってください。

へちまの断面


11月24日 若いへちまの実の断面

まだ熟しきってないへちまをとって、包丁で実を縦に切断してみました。
繊維はまだ柔らかく食用になり、白い果肉の中に種ができています。
種は平たく種皮ができかけています。



12月2日

御堂筋の並木道には、黄色く色づいた銀杏の葉がたくさん落ちています。
冬の訪れを感じ、もの哀しい季節の到来を実感します。
一年草であるへちまの葉もだんだん茶褐色になってきます。
そろそろこの<へちま日記>も終わりに近づいてきました。

12月16日 へちま棚のへちまくん

へちま棚12月16日
小さなへちまくんがまだ成っています。
しかしこれから本格的に寒い冬が到来するので、
かれが大きくなるには大変きびしい条件です。
がんばれ、と僕は祈るしかありません。







12月22日 晴れ 満月

昨日は冬至でした。寒い日々が続いていますが、
無病息災を願って、柚子のお風呂に入りました。
世間やぼくの周りでは風邪が流行っています。
わがへちまくんは、まだしぶとく成長しています。
さすがに、殆どの葉っぱは黒く枯れてしまいましたが、
まだへちまの実が一つ大きくなろうとしているのです。


まだ生きているへちまくん

巷はすっかり2000年とか、少年殺害とか、セクハラ大阪府知事で馬鹿騒ぎしてますが
へちまくんには何の関係もあろうはずもなく残された時間を淡々と生きぬくばかりです。


長らくご愛読ありがとうございました。「へちま日記1999」は終わります。
来年は瓢箪(ひょうたん)作りにまた挑戦するかも知れません。よろしく。




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