2005年大学社会人ドラフト会議中日ドラゴンズ指名選手

12球団ドラフト指名選手一覧
2005年ドラフト動向

希望枠指名 吉見 一起 投 手 21歳 トヨタ自動車(金光大阪) 182センチ83キロ 右投右打
 金光大阪では3年春のセンバツに出場し、明徳義塾に7失点と打ち込まれたものの143キロをマークし注目された。この時
ドラでチームメートとなる森岡に2安打2打点と打ち込まれた。トヨタ自動車では昨年はエースとして、都市対抗2試合で12回
を2失点に抑える好投をするなどして、活躍したが、昨秋にヒジを痛め、12月に手術。手術の影響で、今季は状態が上がらず
ヤマハの補強選手として出場した都市対抗でも1アウトも取れずに降板した。その後徐々に回復し、9月に行われた日本選手
権代表決定戦では、今季最長の6イニングを投げ、チームに日本選手権切符をもたらした。柔らかい腕の振りから繰り出す、
MAX147キロのストレートは初速と終速の差が少なくキレがあり、スライダー、フォーク、シュートなど変化球をコントロール良
く投げ、うまく緩急をつけるピッチングが武器。まだ高卒3年目ということで若く、伸びしろに期待。
3巡指名 藤井 淳志 外野手 24歳 NTT西日本(豊橋東-筑波大) 182センチ76キロ 右投両打
 豊橋東では県大会ベスト16。筑波大3年時にスイッチヒッターに転向し、4年春に打率.340の好成績を残したが、大学時
代は無名に近い存在だった。NTT西日本で急成長し、都市対抗でホームランを放ち、9月のW杯の代表に選ばれるまでにも
成長。50メートル5秒8、プロでもトップクラスの遠投125メートルの身体能力の高さが最大の武器。スイッチヒッターでパンチ
力もあるので、プロでは打撃の確実性を伸ばしていきたい。
4巡指名 新井 良太 内野手 22歳 駒澤大(広陵) 187センチ89キロ 右投右打
 ご存知広島・新井の弟。広陵では1年秋からベンチ入り。3年春のセンバツに出場し初戦で敗れるも1安打を放ち、投手とし
てもリリーフで3回無失点に抑えた。駒大では1年時から4番を任せれ、途中6番に下がるなど打撃フォームに試行錯誤を重
ねたが中心選手として活躍し、大学(東都1部)通算14ホーマー。パワーは兄に劣るものの、見た目よりも器用なバッティング
を見せる。足はそれほどではないものの走塁への意識が高い。守備が課題だが、ガッツあふれるプレーは見ていて気持ちい
い選手。
【大学4年時の成績】
 春リーグ戦  打率.323 2本 6打点
 秋リーグ戦  打率.222 4本 9打点
5巡指名 柳田 殖生 内野手 23歳 NOMOベースボールクラブ(福知山商−デュプロ) 178センチ77キロ 右投右打
 福知山商時代は3年夏に甲子園出場し、4番ショートで2試合4安打2打点の活躍。デュプロではサードを守り、藤本(阪神)
と三遊間を組んだが2年で退社。1年間の浪人を経て、NOMOクラブに入団し、3番ショートとして活躍。今夏の都市対抗では
補強選手の関係もあり1番を打ち1安打を打った。内外野守れる強肩を生かした守備力が最大の武器。打撃を伸ばしてプロ
でも活躍したい。

6巡指名 斉藤 信介 投 手 23歳 NTT西日本(高松一−龍谷大) 183センチ83キロ 右投右打
 大学時代はサイドスローの速球派右腕として活躍し、大学選手権、明治神宮大会でも活躍した。社会人では、スリークォー
ターに変え、昨年の日本選手権で好投。今シーズンは投球フォームに試行錯誤し、春先から今ひとつ。都市対抗でも打ちこ
まれた。チームメートの岸田(オリックス3巡目指名)の故障で召集された9月のW杯で復活。4試合(22イニング)に登板して
大会最多勝に並ぶ3勝0敗 防御率0.77の活躍を見せた。MAX149キロのストレートとスライダーを低めに集める本格派。
7巡指名 佐藤 亮太 投 手 22歳 国学院大(長野日大) 186センチ80キロ 左投左打
 高校時代からドラフト候補に挙げられていた大型左腕。大学では1学年上の梅津(広島)、伊藤(JR東海)の影に隠れて、
出番が少なかったが4年時になって台頭。春のリーグ戦では東都2部トップの防御率をマーク。秋もエースとして、好投球を
見せた。140キロを超えるストレートとスライダー、カーブが武器だが、好不調の波が大きく、制球面では課題が多い。成長
途上の投手だけにプロでの成長を期待。
【大学4年時の成績】

 春リーグ戦  5勝1敗 65回    13自責点 防1.80(リーグ1位)
 秋リーグ戦  3勝2敗 452/3回 12自責点 防2.38(リーグ2位)



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