広島1位 河内 貴哉投手 国学院久我山高 |
☆身長・体重 187センチ80キロ ☆利き腕 左投左打 ☆出身中学 荻窪中学
☆高校時代の戦績☆
<高1秋>東京都大会ベスト4(都大会3試合すべて完投・30イニング11失点)
<高2夏>左肩痛(鍵盤と関節)のため登板なし(チームは西東京ベスト4進出)
<高2秋>ケガから立ち直り登板したものの120キロの速球で打ちこまれる
<高3春>東京都大会ベスト4(城東戦で1年ぶりの完投勝利!)
<高3夏>西東京大会決勝
3回戦・桐朋戦では82/3回を無失点ピッチング。5回戦・富士森戦でも5回を無失点ピッチング。準決勝・桜美林戦でも7回を2安打7奪三振5四死球と3試合連続無失点ピッチングを見せた。
しかし決勝の日大三戦では6回に27イニング目で初失点となる1点を取られた後、8回に5点、延長12回には2点を取られ、6−8で敗れて甲子園を逃した。この試合13安打を打たれたものの13奪三振を奪い、MAX144キロをマーク。ストレートの球速は12回でも142キロをマークした!
6番を打つバッティングでも桐朋、桜美林、日大三戦でそれぞれホームランを放ち、大会3ホーマーと気を吐いた。
MAX146キロのストレートの速さとスライダーのキレの良さが武器。課題は制球力。制球力をつけられるかがプロで活躍できるかどうかのカギになりそう。大きなケガを乗り越えて、ドラフト1位で3球団が競合したほどの素材だけに将来の広島のエース候補として注目です。
読売1位 高橋 尚成投手 東芝 |
☆身長・体重 177センチ72キロ ☆利き腕 左投左打 ☆出身 修徳高−駒沢大
☆高校時代の戦績☆
<高3夏>甲子園ベスト8
東東京大会ではエースとして関東一、帝京といった強豪校を次々と倒して学校の27年ぶりの甲子園出場の原動力となる。甲子園では1回戦・岡山南戦では好投手・山根(元広島)と投げ合い、岡山南打線を7安打12奪三振、無四球で完封した。続く2回戦・甲府工戦でも好投手・山村(阪神−?)と投げ合い2安打8奪三振2四死球で完封。3回戦・東海大四戦では甲子園初失点を喫したものの9回を7安打9奪三振2四死球3失点に抑え、チームはベスト8入り。準々決勝では優勝した育英に1−8で敗れたもののチームの快進撃に貢献した。
<大学時代>
駒大では下級生の頃からエースとして活躍。高校時代に130キロだった速球にも力がつき、安定感抜群でドラフト候補としてプロの注目を浴びた。通算成績は17勝11敗防御率2.58。しかし4年次にはルーキーの武田投手の快進撃の影になるような形になりプロ入りを回避した。
<社会人時代>
入社1年目で早くも頭角をあらわし、東芝の豊富な投手陣の中にありながらも都市対抗初戦で先発を任され、河合楽器を7回6安打5三振無四球2失点に抑え初戦突破に貢献。その後全日本合宿に参加し、バンコクアジア大会では全日本に選出された。アジア大会では3試合121/3回を投げ、13安打9三振4四死球8自責点の結果だったが、プロを並べた韓国打線を相手にリリーフで登板した試合は好投した。
社会人2年目の今年も都市対抗で好投。初戦の王子製紙苫小牧戦では抑えとして2回を2安打4奪三振無失点。先発した2回戦・NTT九州戦では51/3回8安打6奪三振2四死球4失点と打ちこまれたものの、準決勝・三菱自動車水島戦では9回6安打11奪三振3四死球2失点で完投勝利。須田投手とともチームの都市対抗制覇に貢献し、優秀選手に選ばれた。
スピードこそ130キロ台後半なものの、コーナーへ投げ分ける制球力の良さとスクリューボールを使った投球術は山本昌投手(中日)を思い起こさせる。貴重な左腕として1年目からの活躍が注目されます。
大阪近鉄5位 岩隈 久志投手 堀越高 |
☆身長・体重 188センチ71キロ ☆利き腕 右投右打 ☆出身中学 東大和第四中学
☆高校時代の戦績☆
<高1夏>西東京大会優勝(岩隈自身はまだベンチ入りメンバーではなかった)
<高1秋>右肩痛のため別メニューの練習となる
<高2春>練習試合で代打で起用されヒットを打ち、これをきっかけにサードにコンバート。
<高2夏>西東京大会5回戦敗退
<高2秋>投手再転向→久留米戦で7回無失点の復活
チームは都大会1回戦で桜美林に敗れる。
<高2秋>部員同士の暴力事件で10月〜12月まで野球部が活動停止
<高3春>東京大会準々決勝進出
<高3夏>西東京大会準々決勝
エースとして初戦の3回戦・日大鶴ケ丘との強豪対決を4−3で勝ち勢いに乗る。チームは中大付、東海大菅生、明星を倒し、春のリベンジにかけた日大三との準決勝。岩隈は前半は強力打線を抑えこんでいたが、スタミナ切れをおこした中盤以降は打ちこまれる。日大三4番の小花選手に一発を打たれ敗退。7回コールドになるまでに7安打4奪三振7四死球8失点という結果だった。
一見するとそれほど実績のない投手に感じるが、ただいま急成長中の投手で未完成な部分が逆にプロでは楽しみに感じる。188センチの長身から投げ下ろす速球は細身で体ができていないのにもかかわらずストレートのMAXは146キロ。常時でも140キロ近いスピードを記録する。エース候補とまで言える素質を持つ投手なだけに、どのように開花させていくかプロ入り後が楽しみ。
日本ハム7位 遠藤 良平投手 東京大 |
☆身長・体重 173センチ70キロ ☆利き腕 左投左打 ☆出身 筑波大付高
☆高校時代の戦績☆
<高3夏>東東京大会3回戦
神宮第2で修徳・遠藤(広島)と投げ合い2−7で敗れる
☆大学時代の戦績☆
<1年春>対立教1回戦ではやくも初登板。3回を1失点に抑える
<1年秋>対立教2回戦で5イニングを投げ、初勝利をマーク
<2年春>早くもエース格となりこのシーズンでも1勝を挙げる
<2年秋>492/3回を投げ防御率2.72を記録し、防御率リーグ8位となる
<3年春>58回を投げ防御率を2.79を記録し、防御率リーグ7位となる
<3年秋>初の2勝を同一カード(早大戦)で記録
<4年春>明大・木塚投手(横浜ドラフト2位)に投げ勝つ
東大の明大戦24年ぶり勝利の原動力となる
<4年秋>惜しくも勝ち星はなかったが、通算8勝は東大歴代5位
東大出身4人目のプロ野球選手として騒がれているが、速球は130キロ台前半だが、制球力の良さを生かしてプロでも1軍で見たい投手。大学時代は中盤まではなかなかの安定感を見せていたのでプロでは左の中継ぎ、ワンポイントとして頑張ってほしいです。プロもどこも左不足なだけにチャンスはあるはず。野球をやりたい気持ちを思いっきりぶつけてほしいです。