◆基本◆
大きく分けると3つのものが基本となります。(個人的な技術面は別とする。)
@ フォーメーション A
ローテーション B コミュニケーション
個々の技術はとにかく、チームプレイが要求されます。ある意味、奥が深いかも知れません。意識しなければならない要素が複雑に絡んできます。複雑であるがゆえ「楽しく」もあります。
@フォーメーション
- トップ アンド バック (縦並び)
- サイド バイ サイド (横並び)
- ダイアゴナル(前衛後衛が決まっていて1と2の中間的なもの) 対角線の意味
ミックスのダブルスではダイアゴナルが定番ですが、できるだけ1と2のローテーションを練習しましょう。よく初心者から「二等辺三角形の原則を守ると1のフォーメーションが取れない。」と質問がありますが、「ホームポジションは1、上げてしまったら2」と説明しています。
プレイ中はやはり「二等辺三角形の原則」が主になります。とにかく「自分たちのコートの中で守備の死角(穴)を作らないポジションを取りましょう。」と説明しています。また、前述のフットワークは不可欠になります。
Aローテーション
基本的にはお互いのバックサイドをカバーする方向にローテーションします。例えば右利きのペアであれば、「反時計回り」、左利きのペアは「時計回り」、それ以外は「原則反時計回り」が良いでしょう。ペアの位置を常に意識し、守備の死角(穴)を最小限にするよう状況あったポジション取りをすると回りながら前後が入れ替わる。これをローテーションといっています。ペアとのコミュニケーションが重要になってきます。
Bコミュニケーション
プレイ前はもちろんのことプレイ中でも遅延行為とみなされない程度のコミュニケーションは行うべきです。流れを変えたい場合や戦術の修正をおこなう場合、一呼吸つく時間でお互いに言葉をかけ合うことは非常に効果的です。また、事前の申し合わせ(打ち合わせ)は特に重要になります。いつも組んでいるペアなら良いですが、即席ペアだと特に重要になります。
◆守備の範囲◆
初心者は、「今のはどっちが取るの?」なんて会話しているのをよく聞きます。原因は以下のものが考えられます。
- 守備範囲がはっきりわからない。
- 守備範囲が狭い。
- ペアの動きが見えていない。
- 足が止まっている。
- バックが打てない。
- 事前の取り決めができていない。
事前によく話し合うか、試合中でも取れるか取れないか聞いてお互いの守備範囲のおおよその区分けを再確認し、修正していきます。
◆その他◆
1人が狙われている場合は、狙われている本人が相手にショットを打った後、意識的に前に出てポジションを交代することです。また、後衛はとにかく体力を消耗します。この場合も同様に相手コート奥へ打ち込んで前にラッシュする方法でローテーションします。
コミュニケーションを良くし、前衛主導の試合運びと守備の穴を作らないポジション取り、正確なショット、相手に上げさせる試合運び(作戦)や配球など少しづつパターン練習で覚えていきます。相手に上げさせる球を打てるようになるとレベルも上がり、相手の動きを見る余裕ができ、その分楽しさも増して行きます。
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