地方の大会やジュニアの育成においてプレイヤーは審判もやらなくてはいけない場合があります。その場合の要領について記載しておきます。
◆大会審判員 大会などの審判員は、審判長、副審判長、主審、サービスジャッジ、線審で構成されます。試合の審判 は主審1名、サービスジャッジ1名、線審4名が通例ですが、状況によりサービスジャッジを省略したり、線 審数を減らしたり省略したりすることが出来ます。 例 主審のみ、主審と線審2名、国際大会の決勝などは主審1名、サービスジャッジ1名、線審10名など
■審判長、副審判長の役目 審判長や副審判長は、公認第1種審判員が勤めることになっています。審判長は審判に関する一切の責 任を負っています。試合中の判定は、主審の判定が優先されますが、プレイヤーから競技規則の解釈に ついて疑問があればそのことについて判定をくだします。また、必要がある場合は「会場ルール」「大会ル ール」を定めることができ、参加者全員に伝えます。副審判長は審判長補佐であり、権限も審判長と同じ です。
■主審の役目 主審は試合の全ての点において最終決定権を持っていますが他のジャッジ(サービスジャッジ、線審)を置 いた場合はそのジャッジの判定を確認して試合をスムーズに進行させなければなりません。また、線審 の担当以外のラインについて判断する責任があります。 【試合の進行要領(流れ)】 @審判長から審判用紙(得点用紙)を受取る。(オーダー用紙を受取ることもある。) A得点表示板を点検する。 Bポスト、ネットを点検する。 C会場ルール、大会ルールを確認する。 Dサービスジャッジ、線審を確認する。 Eシャトルを確認する。(@のときに受取ることもある。) Fウェア、用具を点検する。 G選手をコート中央に集め、選手を確認する。 ダブルスの場合は、第1サーバー、第1レシーバーを確認する。 Hトスを行わせサービスかエンドを選択させる。 Iゲーム開始。 J試合終了。 K勝者のサインをもらい、必要事項を記入して審判長に届ける。(使ったシャトルなどもいっしょに)
■サービスジャッジの役目 サーバーのサービス時のフォルト(反則)を判定します。サービスに関しては最終決定権をもっています。 「フォルト」とコールします。 @アバブ
ザ ウエスト  Aアバブ
ザ ハンド  B羽打ちサービス  Cフット
フォルト  Dボーク、ディレイイング
サービス
■線審の役目 担当ラインに関する「イン」「アウト」の判定をします。 @「イン」の場合 片手で手の甲を上にして斜め下方に出します。
A「アウト」の場合 両手を広げて水平に開きます。
B見えなかった場合 手のひらで顔を覆うようにし、交差(×)させます。 
■線審の配置と担当ライン 主審、サービスジャッジ、線審2名の場合(一般的)、4名と10名の例


良く見かける線審2名で対角線上の場合ですが
担当ラインがはっきりしないためあまり良い位置とはいえません。
主審の目の前のサイドラインを線審に任せるよりは主審が正確かと思います。対角線2名線審の実際の担当ラインを下記に示しておきます。
多数の線審を置く場合は主審から判定しずらい順に配置していくのが望ましい。
|