競技の方法については、トーナメント方式(勝ち抜き戦)、リーグ戦方式(総当り戦)の2通りがあります。参加数やコート数、時間を考慮してどちらかを選択するか、リーグ戦のあと順位別のトーナメントにするかリーグ戦にするかを決定します。 以下に大会の競技方法と例として10チーム(ペア、人)の場合の試合数を記述します。
@トーナメント方式
n-1 3位決定戦を含めると10試合 Aリーグ戦方式
{n*(n-1)}/2 45試合 Bリーグ戦方式後、順位毎のトーナメント方式 Cリーグ戦方式後、順位毎のリーグ戦方式
◆トーナメント戦について◆
リーグ戦に比べて試合数が少なく参加数の多い位場合に適します。3位決定戦を行うと試合数は参加数と同じ試合数になります。この場合、組合せの「運」に左右されますので過去の成績など実行団体の責任者らが考慮して組合せを決定しなければならず、真の順位が必ずしも出るとは限りません。
総試合数=参加数−1
参加数5チームの場合は、5-1=4試合
基本形は以下の2種類の組合せで、割り切れない場合は、奇数を外側に配置した形を取ります。
基本形 例 5組の場合
【作り方】
@参加数を2で割り分割する(整数)。 例 11組の場合
A試合番号は、下段左から若い順に番号を付けていく。
最下段の1、2、3は1回戦、4、5、6、7は2回戦、8、9は3回戦(準決勝)、10は4回戦(決勝)となる。
Bシードの配置方法 参加数に応じたシード数を決める。参加数に見合ったシード数下記に示します。
参加数
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最低シード数
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〜20
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4
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21〜50
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8
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51〜
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16
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シードの順番と配置要領 (大会運営規程を参考にしてください。) 各山のシード番号の合計値が「参加数を超える最小のべき数」に1加えた数になるようにします。 (べき数=2の乗数のことで2、4、8、16、32、64・・・)
参加数
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各山の合計値
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4以内
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2^2+1=5
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8以内
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2^3+1=9
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16以内
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2^4+1=17
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大会運営規程より
◆リーグ戦方式(総当り戦)について◆
総当り戦なのではっきりと順位が決定できます。しかし、試合数が大変多く時間がかかります。
試合数={参加数(参加数−1)}÷2
参加数が8チームの場合 8(8-1)/2=4*7=28試合、10チームの場合は10(10-1)/2=5*9=45試合
【作り方】 参加チームが8チームの場合の組合せは、以下のように28通りになる。 1つのチームを固定して他チームを循環させる。
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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7
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8
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1
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×
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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7
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2
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×
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×
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8
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9
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10
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11
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12
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13
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3
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×
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×
|
×
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14
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15
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16
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17
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18
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4
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×
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×
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×
|
×
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19
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20
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21
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22
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5
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×
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×
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×
|
×
|
×
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23
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24
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25
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6
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×
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×
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×
|
×
|
×
|
×
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26
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27
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7
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×
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×
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×
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×
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×
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×
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×
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28
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8
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×
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×
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×
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×
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×
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×
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×
|
×
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1
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@
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8
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17
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@
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4
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2
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2
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7
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18
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5
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3
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3
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3
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6
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19
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6
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2
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4
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4
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5
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20
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7
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8
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5
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@
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7
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21
|
@
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3
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6
|
8
|
6
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22
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4
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2
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7
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2
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5
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23
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5
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8
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8
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3
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4
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24
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6
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7
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9
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@
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6
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25
|
@
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2
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10
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7
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5
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26
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3
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8
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11
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8
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4
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27
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4
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7
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12
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2
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3
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28
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5
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6
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13
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@
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5
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14
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6
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4
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15
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7
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3
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16
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8
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2
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参 考 ダブルスペアの組合せも重複しないで組むことが出来ます。4名〜30名の組合せを
エクセル2000で作成しています。 必要な部分のみ、印刷範囲を指定し印刷してお使いください。ただし著作権は放棄していません。 (
pair.xls )
◆タイムテーブルの作成◆
試合数と対戦が決まるとコートの数に応じて試合を配分します。3ゲームマッチの場合で2ゲーム先取制にすると約50分の時間を、1ゲームの場合は25分の試合時間を配分し、タイムテーブルを作成します。
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