議会だより
平成11年12月定例会一般質問(155号)

市営住宅の老朽化対策に民間アパート等の活用を

1.市営住宅の在り方について

@市営住宅の基本的な考え方について

 昨今の景気低迷により先行き不透明な時代において、リストラや賃金カットなどによる所得の減収から、安価な住宅として市営住宅への入居を希望する市民が増加している。このような状況を踏まえ、市営住宅の基本的な考え方はどのようか。


 市営住宅は、生活に困窮する低所得者に対し、低廉な家賃で住宅を供給して生活の安定と福祉の増進を図ることを目的としている。現在330戸ある市営住宅のうち、平屋建て住宅180戸については、今後の福祉政策等と連携を図りながら、順次中高層住宅への建て替えを計画しており、最終的には五百戸程度まで増やしていきたい。

A民間住宅の借り上げについて

 現在の市民ニーズに対し、市営住宅が不足している状況にあるが、民間住宅の空き家対策として、民間アパート等の空き家を借り上げる考えはないか。


 市営住宅として管理・運営するには、借り上げ期間や一戸当たりの面積など住宅設備におけるさまざまな条件面において、建設省令で定める公営住宅整備基準に適合しなければならない。他市においては、借り上げ住宅を実施している事例もあるので、今後の研究課題としていきたい。


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