私の趣味
お香を聞いて20年
 12月京都の株式会社 山田松香木店を訪問しました。
  (山田松香木店は創業江戸寛永年間の老舗)
   ホームページ:山田松香木店
伽羅の製品 香を聞く
伽羅の展示 伽羅の展示
伽羅の展示 香合展示
且R田松香木店の社長と20年来の
お付合い

代表取締役 山田英夫氏と一緒
京都市上京区室町通下立売
の本店前にて
:: 香木 ::
香木とは広義には、樹木より採れる香料全般のことなのですが、通常は白壇・沈香・伽羅を指します。

伽羅
 インドネシア半島産沈香と同系であり、その最上品といえます。ベトナム周辺で採取され、安南山脈南部に良品が多いが、産地が限定的で産出も少なく、古来、その価値は金に等しいとされてきました。香りは多様で複層的、この素材なくして香道は形を成さなかったかも知れません。

沈香
 東南アジア周辺に分布する、沈丁花科アキラリア属の樹木内に、樹脂が蓄積したものが沈香です。長い年月をかけて形成され、さらに熟成されて、良質の香材になります。樹の中にとどまり、数百年の歳月を積み重ねることによって、香りに多様性が生まれるわけで、歴史を知っている香りといえます。また、戦国時代には、戦の前のたかぶる精神を静めるのにも用いられました。原木は軽いのですが樹脂が沈着した部分は重く、水に沈むため、これが沈香の名の由来となっています。その香りは幽玄無比、伽羅とともに、日本の香り文化の基調を成してきました。

白檀
 原産地はインドネシア・チモール島周辺。アジア・太平洋の赤道近辺に広く分布します。これらは幹部の芯材を削り出し、十分乾燥させ、角割・刻みにして使用します。また、扇子・念珠などにも用いられますが、調合香の中心素材としての役割がより重要で、練香・線香・焼香・匂香に広く使われます。防虫効果も高いため正倉院御物に防虫剤として添えられていました。

戻る