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新春オーディオ談議  2008

自作の魅惑
文・古川卓也
2008年、謹賀新年のご挨拶と共に一枚の自作アンプの画像がメールで届いた。下関市在住のオーディオ仲間の一人からだった。知り合ってから18年くらいになるだろうか。地元山口には、長年のそんなオーディオ仲間の精鋭たちが7人ほどいる。7人の侍たちだ。私にはみんなが趣味のプロに見える。年末には宇部市在住の別の侍から、2万円程度の2連ステレオ用のアッティネータを探して欲しいと頼まれた。年末にはもう一人の萩市在住の侍から電話があった。昨年11月に私がテレビのノイズで相談させてもらった侍だ。萩の侍も宇部の侍も自作真空管アンプの達人である。復刻でない往時のウエスタン300Bで自作している者もいる。宇部にはさらにもう一人の達人がいる。忍者のようでもあるし、「コダックフォトコンテスト」で賞を獲る者もいる。カメラと真空管アンプとPCと徹底的に凝りに凝った侍である。下関市在住のもう一人の侍からは、「昨年12月に夫婦でカンボジアに行って来ました。アンコール・ワットに感銘!」という年賀状ハガキが元旦に届いていた。エミール・ガレが好きな奥様でもある。山陽小野田市にも一人の侍がいる。風変わりにして独自の世界を確立、真空管アンプも作れば大きい手作りホーン型スピーカーも製作する侍だ。宇部市にはもう一人の侍がいる。歯科医にしてレーサーを夢見る侍だ。一昨年にはオーディオ・ルームとパソコン・ルーム付の新築二階建て新居祝いにみんなが駆け付けた。私のまわりはみんな素晴らしい技術者であるが、私だけは平凡で何の特技もないから、こうして地味な電子部品販売のネットショップで明け暮れしている。まあ、特技というわけではないが、強いて言うなら、仏像の好きな無名小説家にして三文文士といったところか。当Webをご覧頂ければ、能力も知れたもの。文章の才能がないので、「清貧」を重んじている、とでも言えば、自称・無名文士にはなろうか。これといって野心もないので、出世もしない。諦観(たいかん)なる禅の境地だ。文筆は恥知らずではあるが、傍若無人ということではない。恥など恐れもしない。恥をかいてこそ商売もできるというもの。みんなが健康で楽しく生きてこそ、わが人生というものだ!

さて、というわけで、2008年の幕開けに、わが7人の侍たちに「新春オーディオ談議」をして頂こうという企画をしたわけである。個性の強いオーディオ仲間たちの言葉をどれだけ紹介できるか判らないが、これから随時、楽しく公開できれば誠に新春にふさわしく幸いだと思っている。

(2008/01/11)

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