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![]() ラックス株式会社会長の早川斉氏(当時)と筆者の拡大写真 山口市 ジョイフルにて (1998/04/26) |
| ラックスマン オーディオの夢を大いに語る 早川会長とのありし日の憶い出 1998年 |
| 文・古川卓也 |
| 生演奏の原音を限りなく忠実に再現したい、そんなオーディオへの夢を抱き続けて国内外にアピールし続けたラックスマンの早川斉氏の熱のこもったお話しが、今も昨日のことのように思い出される。プラハでモーツァルトの楽曲をまるで生演奏しているかのように聞えて来るラックスマンのアンプ、国際的な音響機器コンクールで活躍して来た往時の隆盛は、現在でも変わらずに続いている。ラックスマン創業80年の伝統は多様な時代のなかにあって、どう変幻自在に対応し、進化し続けてゆくのか、夢がある限りはいつまでも引き継がれてゆくだろう。変わらないのは美しい音源を求めて、妥協しないということ。そして、現在、ホームシアターの映像と共存不可欠な時代にどう順応してゆくのか、ただ単に贅の限りを尽くすのではない。ピュア音源とは何か、限りなく楽器に近付こうとする精神こそが、質の贅そのものと言えるだろう。繊細なスピリッツを湛えようとする至極の酩酊に浸るサウンドへの回帰は、どこまで不変でいられるのか楽しみではある。 当時、早川会長と名刺を交わし、欧州でのいろんなエピソードをまじえながらオーディオへの夢を飽くことなく語られた日のことが、今も懐かしく思い出されるのは、今も自分がオーディオの世界で変わらずにハイエンド音楽を楽しむことが維持できているからでもある。時々聴いて、マーティン・ローガンのエージングも確認する。適度に機材を使用し続けて、はや17年になるが、ハイエンド機器以前のダイヤトーンやテクニクス使用の1970年代も含めると、自らのオーディオ歴は30年になる。オーディオなしでは生きられなくなってしまった。というより、クラシックに始まり、1930年代ジャズと合わせて、1970年代の音楽から2000年代の音楽まで幅広く音楽を聴き続けて来たことで、新たな音楽との出会いに感動したい貪欲さがますますエスカレートしてしまうのである。ある意味では音質の誘惑もあるだろう。人間には酸素が必要であるように、私には音楽という眼に見えない蠱惑なしに生きるのは、とても難しい。まさに、オーディオは夢、オーディオは宝、オーディオは命、となっていることに気が付いたのだった。 |
| (2007/03/19) |
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| (2010/06/01) |
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