平成16年6月4日 日帰りビーナスラインツーリング!

6月3日。
久しぶりに事務所で次にやる仕事の記録を作っていた。
お昼頃に息抜きにと「こがいさんのブラブラ通信」のサイトを
覗いて見た。
すると掲示板にこがいさんがツーリング途中との書き込みがある。いいなーと思って記録を作りつづけていると、課長に電話があったよーだ。なにやら中止になったとか話をしている。
しばらくすると「てっちゃん、明日の仕事、中止になったから
休んでいいよ。」と課長から告げられる…は?
突然休めってか(^^;)。まぁいいけど… と、言うわけで梅雨が
本格的に始まる前にツーリングに行くことにした。
が、いかんせん平日なので誰も付き合っちゃぁくれない。
(当たり前です)
というわけで、かねてより無料化されたビーナスラインが非常に
気になっていたので行くことを決意したのだ。
距離が距離なだけに日帰りで、平日だ。通勤ラッシュに巻き込まれないように早朝に出発することにする。
4時に起きようと目覚まし(のかわりのオーディオデッキ)をセット
したのだが何故か4時半に起きる。日帰りだし走れればいいので、たいした荷物も持たずにガレージに向かい、相棒をひっぱりだした。
まだ重いマブタを擦りながらR19を北上する。
注:ヘルメットを被っているのでマブタは擦れません
結局ガレージを出たのが5時半なのだが、さすがにこの時間は
交通量が少ない。暖気もせずに走り出したのでエンジンをいたわるように50Km/Hほどで、ゆっくりと走る。途中、古いSHOEIのフルフェイスに「SUZUKI」と書かれた、これまた古いジャケットを着込んだ原付二種のカブ(バーディーか、タウンメイトかも?)
らしきバイクに乗ったオジサンと何度か信号待ちでならんだ。
オジサンはかなりの高齢に見える。50代後半かな?
後ろの荷台には半透明のビニールをかぶせられたダンボール箱がくくり付けられている。
何が入っているのだろう?と思いながらも、さして気にもとめず
交通量がさらに減ったところで一気に引き離す。
さらばオジサン。
内津峠までくると朝日も結構高くなってきた。にしても、やはり
早朝は寒い。スリーシーズンジャケットの下にトレーナーを1枚
着ているのだがそれでも寒い。
グローブなんかもメッシュを使っているのでかなり寒い。
てゆーか、たまに痛くなる(^^;)。
ペースを落とせば幾分寒さもしのげるのだろうけど、せっかく
流れが良いので休憩ポイントまで、このまま行くことにした。
第一の休憩ポイント「元越」である。中津川ICをこえて少し走ると
左側にバーンと見えてくるアレである。
トイレを済まし、ファミマに飛び込み暖かいコーヒーとオニギリ2個を購入する。で、これが朝飯である。
冷え切った体には暖かいコーヒーが染み渡り、とても美味しく感じてしまう (^^)。オニギリをあっという間に食べ、寒さしのぎにカッパを羽織る。グローブもメッシュではツラクなってきたので3シーズン用のグローブに替える。よっしゃぁ、これで準備万端だぜ。
大して休憩も取らなかったが、腹も満たしたことなので、さっそく走り出す。
順調にR19をひた走り、時折寒さに震えていると大桑の
伊奈川橋のところで渋滞が… あれー?まだ7時半前だぞー?
なんで渋滞するんだー?と思っていたらなんと!橋の上で
トラックが事故っていた。左の写真では見えにくいが、反対車線の橋の上に止まっているのは警察車両とレッカー作業するためのクレーン車だった。この為、交互通行になっていたのだ。
すれ違いざま横目でチラリと事故車をみたがトラックがトラックに
カマを掘ったらしく突っ込んだほうのトラックの運転席がヒシャゲていた。が、運転席を潰すほどではなく、運転手は多分生きているであろう。ご愁傷様…
自分も二の舞にならないように心がけ、ビーナスラインに向け
爆走する(爆走するのかよ)
R19をどんどん北上し途中、おしっこがしたくなったので道の駅「日義木曽駒高原」で失禁し、(をい) 奈良井を越え、塩尻市に入ったことろでR19からR20へ。R20に入ってからしばらくして暑くなってきたので道の駅「小坂田公園」に入り、カッパを脱ぎ、グローブをメッシュに戻した。再度おしっこを済ませ、走り出す。

ちなみに右の写真にプールオープンとあるが、その時期は梅雨まっさかりでは?
ま、かといってオープン日を遅らせても意味無いか(^^;)。

R20を走り、岡谷IC付近でK254に移り、K16に出るつもりが
思いっきり道を間違えて一本手前のK254に入ってしまい、あやうく塩尻市に戻るとこだった。
etrex(GPS)の表示がおかしかったので気づいたのだ。
こーゆーときはGPSは便利である。
その後、R20に戻り、次のK254に移るつもりが、道を見失い
結局、迷走し、遠回りしながらもK16に乗る。ああ、疲れた(笑)
散々迷うのだが大まかな位置や方角がわかるので、やはり
etrex様様である。
諏訪湖を横目に見ながらK16を走り、K152を目指す。
K152に移り、標識に従い「ビーナスラインはこっちよん」という案内を頼りに走っていると、いつの間にやらK192になっていた(笑)。まぁ、ビーナスラインに行ければどうでもよいのだが。

ちなみに右の写真はK192沿いにあるコンビニで休憩中に標識を見つけたのを撮影したので方向的には逆である。
いや、ただ標識に「ビーナスライン」と書いてあるから撮っただけなんだけどね(笑)

ということは知らぬ間にビーナスラインに到着していたのか?(謎)

K192を淡々と走っていると「蓼科」という標識を良く見かけるようになる。どうやら蓼科に入ったらしい。避暑地っぽい道が続くかと思えば、ずーっと真っ直ぐな道になったりと表情をどんどん変化させてくれるので走っていても飽きない。
しかもこの青空である。
いささか、わざとらしい青空の色合いだが、デジカメのご愛嬌ということで(^^;)。
蓼科温泉というのもあったので温泉好きな私としては見逃せ
なかったが、時間的な都合で寄るのをあきらめた。
ツーリング先で入る温泉は最高なんだけどなぁ。
スズラン峠を越え、K40の「諏訪白樺湖小諸線」を走り、白樺湖を横目に車山方面を目指しビーナスラインを心地良く走る。
さすが平日、10時過ぎというのに交通量が圧倒的に少ないのだ。これは快適である。しかも暑すぎず、好天に恵まれているのだから文句のつけようが無い。
さすがに標高が高いせいで気圧が低い。つまり空気の密度が
下界より低い。よって燃焼効率が落ちている。インジェクション
なのでキャブよりは繊細に気圧センサー等を使い空燃費を調整してくれているが、それだけのこと。それなりにパワーダウンは
している。けど600ccも排気量があるので、それなりに走って
くれる。いやー400ccのクロスミッションでヒィヒィ言ってた頃が
懐かしく思える。
いつもながらマツダのCMのソングを歌いながらひた走る。
ZOOM!ZOOM!ZOOM!
ちなみに私が乗っている車はスバルである。(ひぃ)

比較的高速コーナーが多いので気持ちよくクルージングできる。
ま、たまに道がウネっていて、バンク中にマシンが跳ねてしまう
こともあるが、おおむね良好な道だ♪

以前、ビーナスラインに来たときは、まだ有料で、かなり高い通行料を支払った記憶がある。その為、今までツーリングの行き先にビーナスラインを選ばなくなっていたのだが、2002年に
無料になったと聞き、ずっと来たかったのだ。
なんせ、料金が高いことを除けば箱根ターンパイクや伊豆スカイライン、芦ノ湖スカイラインといった有名どころと比べても、遜色がないどころか、うわまわるんじゃないかと思うほど気持ちよい道なのだ。
ビーナスラインには景色を見るためであろうと思われる
パーキングがところどころに点在する。
そのうちのひとつに相棒を滑り込ませ、休憩する。
バックは先ほど近くを通った白樺湖である。
相変わらず親バカなのか、自分の相棒「ろくえふ」の写真ばかりである(笑)
この先の分岐路があり、どっちにいくのか地図を見て悩む。
なぜか、etrexがフリーズしてしまい、現在位置がわからなくなってしまったのだ。後に解ったのだが熱暴走していたようだ。
知らぬ間にバックライトが常時ONになっていたため、発熱して
暴走してしまったようだ。
ああ、良かった壊れたかと思ったよ。
ちなみに着ている紫色のジャケットの背中には、ぢつは
「ROAD TOURER」と書かれているのだ。
懐かしい遺産だ。
もう、このジャケットを着るのは私とかつみ君だけだ。
先ほどの悩んでいた分岐を右に折れ、霧ヶ峰に向かう。
順調にビーナスラインを快走し和田村を越え、三峰山の
三峰展望台に立ち寄る。
展望台から自分が走ってきた道のりを振り返ってみる。
うーん、ウネウネしてるねー楽しいねー
新緑でイッパイだし、こりゃ気持ちいいハズだわ♪
三峰展望台には小さいながらも売店がある。気になるものとしては「きのこ汁」に「きのこうどん」である。あ、「焼とうもろこし」も
捨てがたいな(笑)
ここでボケたーんと景色を見ていたら、FMラジオらしき騒音が
大音量で近づいてくる…
良く見ると古い型のゴールドウイングだ。
はっきり言って清清しい気分が台無しだ。
そうまでしてラジオが聞きたければヘルメット内にスピーカーを埋め込むか、車で来るべきじゃないかと思う。
バイク乗りなら自分の相棒のエキゾーストノートでも十分にBGMになるはずだ。
あんな大音量ではマシンの悲鳴すらも聞き逃すであろう。
気を取り直し、さらに北上するのだが、美ヶ原まで行ってしまうと
松本に抜けるのも大変になるので手前でK67に移り、以前、キャンプした「三城いこいの広場」方面へ行き、松本市に抜けようと考えた。
が、しっかり道を間違えて結局、美ヶ原に来てしまった(爆)。
ま、いっかと景色を堪能しているとダンボール箱を積んだSUZUKIのジャケットを来たカブが目の前を通り過ぎる…。
おお?! まさしくあのオッサンは家を出るときに出会ったオッサンではないか?!よもや名古屋で見かけたカブのオッサンを
長野県で見ることになるとは…てゆーか、原付二種でここまで来たオッサンに感心する。まーバイク乗りの原点だわな(^^;)。
排気量に関係なく行ける所まで行くっつーのが。
でも私と全く同じルートではないだろうなぁ。時間的に無理がある。多分、松本市からK67を使って美ヶ原に来たんだろうな。
美ヶ原で予想外の再会を果たし(相手は気づいているのかどうか…)、思い出もできたところで来た道を戻り、「よもぎこば林道」をめざす。このK67より若干、北を走っているルートは以前にも走ったことがあるので安心だ。久しぶりに通ったなぁと思い出しながらK67に合流し松本市に入る。松本市に入ってからは渋滞に巻き込まれながらも「やまびこ道路」に移り、標識に従いR19へと出る。R19に出てからも松本市、塩尻市と市街地は
混雑気味で相棒のロクエフはファンが回りまくりである。
そのおかげで私も熱風あびまくりで、めまいがしそうだ(ーー;)。
朝方、R20に移るために曲がった交差点まで来ると若干、車の流れが良くなり、山間部に入るころには快走路と化していた。
ビーナスラインに向かうときはトイレ休憩にしか寄らなかった
道の駅「日義木曽駒高原」にまた寄ってお昼にすることにした。
朝方や高原道路では寒いくらいだったのでトレーナーを着込んでいたが、昼過ぎともなれば暑くて仕方ない。
ここにきてようやくトレーナーを脱いだ。
今日は若干、きのこが気になっていたので「きのこそば」を食してみた。うーん、道の駅だしなぁ…味は可もなく不可もなくってところだ。小腹を満たすと相棒のバックパックに積んでいた緑茶を一口飲み、おもむろに走り出す。
後はもう、行きと同じルートで家に帰るだけ。
なんの不安材料もない。
あ、白バイとネズミ捕りだけは不安だな(笑)
あんまし暇なので、ちょうど電車がやってきたので走りながら
撮れるか試してみた。なんせこっちの速度と電車の向かってくる速度があるので撮れるのかな〜と思っていたが、
なんとかなるもんである。しっかり「しなの」が撮れた。
ちょっと気分がよい♪
あとは帰るだけと思いながらも、ひたすら暑い。
道の上にある温度表示を見ていると26℃…たしか同じ道を
朝は11〜14度くらいで表示してたぞ…なんて温度差だ。
ちなみに中津川では29℃と表示していた。
暑いー!
行きはオール下道で、帰りは中津川から高速に乗って名古屋まで一気に帰ろうと思っていたが、中津川に着くまで一度も渋滞にはまらなかった。
ここで気を良くし、名古屋まで下道で帰ることにした。実際、いつもなら渋滞していてスリ抜けを使わなければ前に全然進めなかった武並や、土岐、多治見もホトンド渋滞にははまらなかった。ものすごく快調である。
混雑する時間帯のハズだが、ビーナスラインに着くまでの時間とほぼ同じ時間で名古屋まで帰ってこれたのだ。びっくりだ。
ほんとに何年かぶりのビーンスラインだったが、平日でしかも晴天ということもあり凄く気持ちの良いツーリングができた。こんな感じでツーリングできるのであれば突然の平日休みも悪くないかもしれない。
あとは突然の平日休みに付き合ってくれそうな仲間をさがすだけかな?(いねーよ)
家に帰って片づけをしていたら電話がかかきて宅配便屋さんが今から届けると言っている。
なんじゃろと思っていたら先日、注文した小川のテント「STACY」であった。おお!届いたぞ!
今年はテントを新調したのだ。 と、いうわけで梅雨明けはキャンプツーリングだぁ!
さぁ、次はどこにいこうかな?

本日の走行距離:491Km

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