2001年のNewsRoom
8月〜12月のニュース(2001)

懲戒免職で教員免許剥奪(12月26日)【中国】
 教員免許制度の改善策を検討していた中教審は25日,懲戒免職の場合,免許を必ず剥奪することや,教職10年目の全員を対象に,勤務成績に応じた研修を実施することなどを求める中間報告をまとめ,文部科学省に提出した。・・・

 教育界もいろいろな問題が生じ,それにともなって改革が叫ばれているようです。中教審の中間報告骨子として,
        ○懲戒免職の教員は免許剥奪
        ○教職10年の教員に勤務成績に応じた研修を実施
        ○小学校の専科担任拡大
        ○教員の他校種免許取得を促進
        ○特殊教育免許の総合化を早期に検討
        ○特別免許状の学歴要件や有効期限を撤廃
以上のようなことが書かれていました。自分には関係ないと思わず,一つ一つの項目を自分自身の中でじっくり検討しなければいけないと思っています。

学力検査 県・市独自に(11月24日)【朝日】
 来春からの学習指導要領で学習内容が3割減り「学力低下を招く」と批判がある中,各地の教育委員会が小中学生の学力テストを新たに始めたり,拡充したりする動きが広がっている。文部科学省はすでに,全国規模の学力テスト実施を決めているが,地方でも学力が低下しないかを独自に調べ,対策に役立てたい考えだ・・・

 広島県では98年度から小5と中2を対象に「基礎・基本定着状況調査」を行っています。(隔年)これを来年から,4000人抽出から全員に拡大するとのことです。新指導要領の導入で,学力低下への不安は大きくなっているように思います。わが家にも教育関係のセールス電話がかかってきます。「お母さん学校だけに任せていてはいけませんよ。今こそ,家庭で子どもさんの勉強について考えていかないと・・・」そんなセールストークを聞きながら,多くの方が学校に不安を持たれることでしょう。『学校は何を目指していくのか!』しっかりとしたビジョンを持って,訴えていく力を現場も持たなければいけないと思います。

国立大・学部教員養成系半数に(11月23日)【中国】
 国立の教員養成系大学・学部の在り方について検討していた文部科学省の懇談会は22日,各都道府県に少なくとも一つの教員養成系を設置してきた原則を転換,再編統合して現在の半数以下とする最終報告をまとめた・・・

 私も教員養成系の学部を卒業し,現在教員をしています。少子化という時代の流れに,難しい面も色々あるとは思いますが,地域の教育と密着した研究を進めることができるという点では,各県に必要なのかな・・・という気もします。

プチ乙女ルージュ(9月8日)【朝日】
 子どもの化粧品が人気を集めている。おもちゃ業界や化粧品メーカーが幼稚園児から中学生を対象に,口紅やつめに塗るネイルカラーなどを相次いで発売。一部の心配をよそに,化粧の低年齢化が一気に進みそうな気配だ。・・・

 小さい頃,母親の化粧品に興味を持つことはあったけど,今や子ども対象の化粧品が発売とは・・・。なんだか,これからどんな子どもたちが登場するのか想像できないです。(小学校にばっちりメイクの子どもが登校なんてこともあったりして)子どもって,なんにもやらなくても十分かわいいのに,早くから肌へ刺激を与えない方がいいんじゃないかと思います。
とりあえず,わが家は2人とも男の子なので,この話題には関係ないかな?

全員守備貫き大金星(8月19日)【中国】
 予想は,反対から読むと「うそよ」というだけあって,あたらないのが相場らしい。圧倒的不支持を得たtoto同様,圧倒的不利を予想していたが,終わってみたら,この結果である。思わず,「うそー」とうれしい悲鳴を上げたのは,私だけではないだろう。・・・(中略)・・・
 SMAPや巨人戦よりも,サンフレを選んでくれた7154人の大声援も,首位決戦を征する大きな力であったろう。・・・


 思わずこの記事を見て笑ってしまった。「おいおい,これ見てみいや!」と妻にも。
今年対戦相手の市原は調子よく,サンフレはJ2落ちの危機を迎えて,戦前の予想も圧倒的に市原有利。折しも広島市民球場には巨人が,そして備北丘陵公園にはSMAPがコンサートに来ていた。このSMAPの記事は1面にも出ていたほどで,当然多くの人はサンフレを選ばなかった。でも「勝ったぞ!見てみろや!!」といううれしさがこの記事に出ていてとても面白い。だって,7154人の大声援なんて客観的には書けませんよね。喜んで飛び跳ねながら書いたようなこんな記事を私は応援したいと思います。
 ちなみに次の日,私たちは巨人戦を見に行った。「かっと〜ばせ〜〜!お〜が〜た〜!!」などととメガホンをたたきながら。(か)

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