見てわかるソフトボール 山本政親監修、西東社、1200円 |
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お勧め度:★★★ 本書は町田市立中央図書館にて貸し出ししています。 |
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監修者は、高校、大学、社会人とあらゆるレベルのチームで監督を務め、なんと8000試合を経験したというソフトボールの知恵袋のような存在です。だから、入門書と言っても、机上の空論のような話はいっさいなく、1ページ1ページの内容が具体的で、なるほどと思わせます。 中でもすばらしいのは、各ポジション別に数ページをとって、フィールディングや守備の動きについてわかりやすく述べているところです。(下に、ページの見本画像をのせておきました) 著者の持論は、「投捕手間と1・3塁を結ぶ線内の狭いゾーンの攻防がソフトボールのカギ」で、攻撃でも守備でも、このゾーンを自在に使いこなせるチームがソフトボールにおいて強さを持ったチームだと言います。その言葉を中心にして、守備、攻撃の戦術を述べていきます。 ある程度の競技チームなら、だいたいのことは練習の中で身に付いていると思いますが、レクリエーションチームや、これから厳しいところで戦っていこうというチームには、たくさん、気づかされることがあると思います。個人の実力アップとともに、チームとしてのレベルアップをはかりたいと思うチームの方は、1冊買って、自分のチームでできていること、いないことなどを確認しながら、読むと役に立つでしょう。 |