ソフトボール入門
ソフトボールの本を読もう

	宇津木妙子ソフトボール入門 宇津木妙子著、大泉書店、１０５０円
	お勧め度：★★　　　本書は町田市立中央図書館にて貸し出し可能です。
	全日本女子代表監督の宇津木妙子さんが監督をつとめる日立高崎の選手が総動員で出てくる本。 　写真がふんだんで、写真でごまかしたような編集になっているのが残念（同じ連続写真を２度ずつ使うなんて、どうかしてるよ）。その写真に、宇津木さんの短いコメントが添え物のようにつけられている。シドニー五輪の銀にあやかった、典型的な企画物の出版だ。 　宇津木さんのじかのメッセージや話がもっとたくさん聞けたらなあと思う。しかし、現役選手のフォーム（投球・打撃・守備・練習）を見ながらの宇津木さんの解説は視点が鋭く、厳しいところで戦っている人たちの意識の高さを感じることができる。そういう意味で、入門書としては、あまり役に立ちそうにないが、競技ソフトをやっている人には、そこここに気づかされることがあるのではないだろうか。 　日立高崎の４投手（上野由岐子、藤井由宮子、伊藤久美子、前田樹里）のピッチングフォームや宇津木麗華選手の打撃フォームを連続写真で見ることができるのがうれしい。