直線上に配置

ソフトボール入門
ルールを知ろう


アイコン 投手の周りの円は何か意味があるんですか?
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 大ありです。
 ソフトボールは投手の周りに丸く円が書いてあります。ピッチャーズサークルという2.44メートルの円ですが、これには重要な意味があります。投手がボールを持ってこの円に両足を入れた瞬間から、走者は速やかに帰塁しなければなりません。塁についていた走者は先の塁に進もうとしてはいけないし、塁間にいた走者は、先に進むか後に戻るかを決め、ひとつの方向に向かって走らないといけません。

(例1)野球のディレードスチールのようなことをソフトボールでやることはありますが、投球を受けた捕手が投手に返球し、投手がボールをとったあとに、ベースを離れると、それでアウトになります。だからキャッチャーは捕球したらすぐにボールを投手に返すことによって、ランナーの動きを止めることができます。
(例2)外野にヒットを打った打者走者が1塁をけって2塁に向かおうとしていました。そのとき、返球されたボールは投手に届き、投手がピッチャーズサークル内でボールを持ちました。1、2塁間にいたランナーと投手がにらめっこの状態になり、ランナーはいったん1塁方向に一歩踏み出して(フェイントをかけて)、2塁に向かって走り出しました。この時点で走者はアウトになります。

 ちなみに、投手は、あの円のキャッチャーよりの白線で自分の踏みだし幅を判断しています(たぶん)。踏みだしの大きい投手は、あの線の外に足が出る場合があります(しかし、足が出る場合はジャンプ投げをしていることが多く、これは反則投球すれすれです)。



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