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ソフトボール入門
用具をそろえよう


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 チームを作るにあたってヘルメットぐらいそろえておこうとスポーツショップに行ったところ、1つ5000円するのに驚きました。もっと驚いたのは、その横にある注意書きです。「ヘルメットは5個以上買いましょう」。お金が足りない……。でも考えてみると、次々出塁して満塁になったら4個は必要です。ホームインしたランナーのをすぐ次打者に渡すのはたいへんなので、次打者も手元にあったほうがいい、だから5個なのか? 走者のメットを打者に渡すことにして、なんとか2個ぐらいでだめなのか?(2個は頭の大きい人用、小さい人用)
 で、帰ってルールを確かめました。

 ソフトボールのルールでは、打者、走者、次打者、捕手にヘルメットの着用が義務づけられています。だから満塁になると5個必要となるのです。よって連盟主催の大会に参加するチームはヘルメットを5個以上持っていなければなりません。
 さらにルールは厳しく、着用が義務づけられているだけでなく、故意にメットをはずすとアウトになってしまいます。要注意ですね。

 ソフトボールでヘルメットがそんなに重要かと思うかもしれませんが、私が大学2年のときのこと。新入生とキャッチボールをしていて、何も言わずにカーブを投げたのです。グラブをかすめて後ろへ大きく後逸、と思ったら、新入生がうずくまっている。実はボールが頭をかすめており、彼は額から血を流していたのです……。これは皮ボールでのことですが、ゴムであっても100キロのボールの威力はすさまじい。みんながみんな私のようにコントロールのいい投手ではないのだ! 

 話は変わって、大学時代、私は先輩からヘルメットを買ってくるように言われました。「どのサイズのを買いますか」「おまえの頭であわせてこい」「それでいいんですか」「おまえの頭が入ったら、だれでも入る」……。数日後。「先輩、すみません、私の頭にあうヘルメットがなかったので、一番大きいXO(エックスオー)のサイズのを買ってきました」。そのヘルメットが入らなかったのは私だけだった……。

 ということで、ソフトボールチームを作ったら、いずれは5個以上、ヘルメットを買わなければならないのです。



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