直井音楽教室
といっても生徒は募集してないよ〜。通信教育でもない。ただの読み物です。
これから楽器を始めたい、上手くなりたい、子供に習わせたいなど、楽器の練習に関するアドバイスを、社長の経験をもとにまとめました。聴くだけでなく、何か一つでも演奏できるということは、音楽の楽しみを倍増どころか、ひと桁アップさせるでしょう。おっとちゃんもおっかちゃんも、一念発起で始めようではありませんか!
(1)楽器を新たに始めるには
ズバリ、先立つものは楽器です。家にピアノが無いのに、ピアノが上手に弾けるようになることは、酷なことを言うようですが、あまり期待できません。またMy楽器を持つことによる、楽器への愛着も、上達への重要な要素になります。できる限り、初心者のうちから、自分専用に常時使える楽器を持つのが理想だと思います。
さて、初心者の場合、どの程度のランクの楽器を用意すればいいのかという問題が、よく生じます。とびきり上等なのは、愛着は大きいでしょうが、「猫に小判」になる可能性が大で、さらにはせっかくの名器に悪いクセをつけてしまうという危険があります。かといって、余りにオンボロで名人が弾いても音が出ないようなのでは、練習が無駄になってしまいます。まずは、その楽器の先生や専門家に、予算等ざっくばらんにお話しして、意見を聞けて、欲を言えば選んで貰うのがベストでしょう。
後述しますが、レッスンは絶対必要なものではなく、自己流で上手になっている人はたくさんいます。しかし、楽器の組立て、手入れ、姿勢、持ち方等の、最も基本的なことは専門家か、ある程度うまい人の指導を受けておくべきです。楽器を壊してしまっては、元も子もありませんから。
(2)上手くなるコツ
「どうしたら楽器が上手くなるの?」という問いには、「練習すればよい」という明快な答があるわけですが、同じ先生に同じ回数レッスンを受けても、上手くなり方が、人によってずいぶん違います。私は、自慢するようで申し訳無いのですが、今まで手を染めたすべての楽器で、人並み以上の速さで進歩を遂げて来ました。「私には才能があった」で片づけたら、話は終ってしまいます。私は、才能以外に「心がけ」が重要と感じています。ちょっと抽象的な話になってしまいますが、お許し下さい。
上達が遅い人たちには、だいたい共通点があります。指示待ち人間で、自分の課題を自分で見つけるのが苦手な人ですね。レッスン等で「何か質問は」と言われても、「いえ、特にありません」となりがちな人です。「この曲を練習してきました。聴いて下さい」という具合に、課題曲は自分で用意するくらいだと、ガンガン進歩します。だから私は、ピアノのバイエルのように、順番に課題をクリアしなければ先に進めないのが大嫌いで、ついにはピアノ教室を脱走してしまったほどです。また、素直で謙虚過ぎる気持ちで「習おう」という姿勢も、実は余りよくありません。「盗んでやろう」という方がよろしい。上手い人のCDをたくさん聴いたり、実演をナマで見たりしてるだけで、けっこう上手くなれるものなのです。
(3)子供に楽器を習わせるには
「早く始めないと手遅れになる」「ピアノは4才からではもう遅い」なんて宣伝に踊らされてはいけません。まあこのへんについては多くの説があり、私も専門家では無いので細かくは触れませんが、中学高校の吹奏楽部で15年間教えた経験から、ハッキリ断言できることがあります。それは、両親のどちらか一方でも音楽が好きで、家の中で音楽を聴く環境があると、その子供は何才から楽器を始めても、必ず上手くなるということです。また、親が実際に楽器を演奏する場合、子供は放っておいてもいつかは楽器を手にするようになります。親が音楽好きなら、子供は自然に音楽好きになるのです。情操教育とかの名目で、無理矢理やらせるのは厳禁! 子供が習いたいと言い出したら、教室に通わせてあげるのもよいでしょう。そして、子供のプレイを絶対にけなしたり、「〇〇ちゃんの方が上手い」なんて他人と較べてはいけません。キャーン!と不協和音を叩いた時でも、「ううん、今の響きはスリリングでいい」と言ってあげましょう。ウマいヘタより個性を大切にしてあげ、音楽を個性発揮の場と感じさせたいものです。音楽が嫌いにさえならなければ、技術は後からついてきますから、すぐにショパンくらい弾いてくれます。
ううん、独断と偏見に満ちた、危険な「音楽教育論」を展開いたしました。是非、他の方のご意見も、参考にしてくださいね。