☆ バーバーイリノ ☆ 和歌山市松江にある散髪屋です。

バリカンの語源

バリカンが輸入されたのは、明治16年(1882)です。

フランスのパリ日本公使館書記官であった長田銈太郎が帰国の際に、トンズーズという斬髪機械を持ち帰り、それが「バリカン」という名で呼ばれるようになった。

    

英語では「ヘア・カッター」、アメリカでは「ヘア・クリッパー」で、世界中でバリカンと呼ぶのは日本だけらしい。

    

では、なぜ「バリカン」と呼ばれるようになったのでしょう?

器具の箱に印刷されていた製造会社(バリカン・マール商会)の名が、機械そのものの名前と勘違いされて、広まってしまったらしい。

    

この舶来バリカンは、明治18年頃、理容ハサミの価格の4倍ほどする高いものでした。

そのため、手に入れても実際には使用せず、宝物のように箱に入れて飾り付けてある店もあった。

国産バリカンは、明治34年に「理髪ハサミ」の名称で特許出願されています。

手動(両手)

初代の師匠から譲ってもらった物

何人も一度に切らないといけない戦時中は大活躍したらしいです。

手動(片手)

2代目が理容師免許の試験の時に使いました。