|
|
Contents
*出版本の紹介 マルキカズオの趣味の世界 ダイエットの時間ですよ!
|
「Je voudrais demander un RIB s' il vous plaît.(ジュヴドゥレドゥマンデアンリブシルヴプレ)・講座証明書を要求したいのですが」と言ったら、直ぐに分ったと見えて、「Oui d' accord.(ウイダコール)・かしこまりました」と言って、直ぐにRIBを発行してくれた。 私はそれを持って学校へ行き、ヴェロニックに渡した。 「難しい事なんかないでしょう!」と彼女は言った。 私は銀行へ行く前は気が滅入って、私で通じるのかどうか、心配でしょうがなかったが、やってみるとなんてことは無く簡単だった。思えば私が初めてアノネに到着の際、銀行の口座とカードを作る時も大変往生したが結局、“案ずるより生むが安し”であった。 私はアノネに滞在6ヶ月にもなるので、郵便局、銀行の類の手続きは苦も無く出来る様になっていた。これらの窓口の人達とも顔見知りになっていたので、心配は薄れていたが、それでも初めての経験の場合は二の足を踏むものだ。 ヴェロニックはRIBを受け取った後で、「今週中にKazuoの銀行口座へ9,000FFR(約\180,000)を振り込まれるから、9月22日には引き出せるし、旅行会社へも支払いが出来るでしょう!」と言った。 旅行会社への支払いとは・・・学校側が余りに返済金に対して対応がルーズなので、私が彼女を脅かした事だ。 「このまま返済金の振り込みが遅れると、私は金が無いから日本に帰れない」と脅したのだ。 彼女の言う事は当てにならないから、現金を手にするまでは信用できない。これまで何度もスッポカされてきたからね! 今まで5・6度嘘を付かれて来たからネ! それでも本人は全然悪びれた様子は無いのだ!ヴェロニックはしっかりやっているが、要求通りに対応しない市役所が悪いと思っているのだろう。 「自分は正規の手続きを踏んで、市役所へ提出したのだから、その後の事は自分の責任ではない」と考えているのだろうか。 こんな事は日本では通用する訳がない。多分フランスではこの手の対応は日常当たり前の事なのだろう。 フランスでは、一度出した金はなかなか戻ってこない、取り返すのが至難の業だ。これがフランスの現状だ。そのくせ金の請求は、例えば授業料の請求なんかはドンドンしてくる。要求する事もドンドン言って来る。 これがフランス人のやり方なのだ。だから、フランスで暮らす場合は、私が最初のホームステイ先でジネットに食事の改善要求を出した時の様に、必要な事はこちらからもバンバン要求した方がいいのだ。こちらの正当性を通すべきなのだ。 日本人から見れば、全く矛盾だらけ、自分勝手に見えるが、個人主義の徹底された彼らにとっては、こんな事は何でもない事、当たり前の事なのだろう。我々日本人も、自分を表現すること、自立する事など見習う所は多くあるが、彼らと付き合うには、この事を十分心得ておかなければならないだろう。 午後、カフェパリジャンへ行ってYukaと話していると、有慶君も来て『フランス語について、ヨーロッパ人と日本人では根本的に、我々にハンディキャップがある』というテーマでDiscussion(ディスキュシィヨン)・議論した。 3人がそれぞれの意見を出し合ったが、日本人同士のせいか結構共通の考え方に終始したように思えた。 6時30分家に戻り、スパゲッティとハンガリーより買ってきたハム、パン、トマトで夕食を済ませた。シャワーを浴びたあと明日からの旅行計画を立てた。明日の予定はヴァランス→リル→ブリュッセル→ボルドー→アルカッション→ペリグーの行程で9月18日から1週間の長旅だ。多分これがフランス滞在中の最後の旅になるだろう。
|