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あきらめないでNew!

コーヒーショップ

歩いていこうよ

なんとかなるさ

再会

友情って?

HIROMIさんへのバースデイ・メッセージ

再会

ロンリークリスマス

COHABITATION

E-Mail to You

秋の夜にテレビが壊れた


あきらめないで

いじめを受けている君は,君をいじめている子よりも,心の痛みがわかる分だけ,強くなれるし,優しくなれる.

この世界が,いじめっ子ばかリになったら…
会社の社長も政治家も学校の先生もお医者さんも
みんないじめっ子になってしまう.
君の様な優しい心を持った大人が,絶対に必要なんだ.
だから,命を大切にしようよ,生きていこうよ.
君が必要なときが必ず来るから.
君を必要としている人が必ずいるから.

君が大人になったら,子供たちに,いじめを受けた経験を伝えて
優しい心を持つことを教えてほしい.
勉強ができることが大切なんじゃない
他人(ひと)の心の痛みがわかる人が必要なんだ.
争いのない,平和な世界をつくっていけるのは,君なんだよ.
私たちがおじいさん,おばあさんになった時
君たちが暖かな日本を,世界を創ってくれることを期待しているからね.

あきらめないで.
君から見れば,今の大人たちは頼りにならないかもしれないけど
暖かな心を持った大人がきっといる.
君の様に,子供の頃にいじめを受けた大人もいる.
大人になっても,会社でいじめを受けている人もいる.
だから君の気持ちを分かってくれる人が必ずいるよ.
あきらめないで
これからの世界に,君の優しい心が絶対に必要なんだ.

2006/10/12
(No.012)

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いじめによる自殺や自殺予告が社会問題になっている.
いじめられている子供に対する緊急アピール.
ポエムというよりエッセイ.あえて詩の形にするよりも,思ったままをかき綴った方が,思いが届くと考え,ブログに載せた記事を,ほぼそのまま転載しました.


“コーヒーショップ”

学生時代の日曜日
自転車漕いで通った,行きつけのコーヒーショップ.
朝陽が差し込む窓際の席に座って
新聞めくりながら,モーニングセット.
学生の僕には,すごく贅沢な時間だった.
あれから20年,もうその店は無いけど
あのラグジュアリーな時は,僕の記憶にいつまでも残っている.

通いつめた,いつものコーヒーショップ
いつしかアルバイトの女性に片想い.
朝陽のあたる窓際の席から,カウンターが僕の指定席になり
贅沢な時間が,幸せな時間に変わっていった.
あれから20年,君は3人のお母さんになったけど
あの頃の君が,僕の心にいつまでも輝いている.

あの時,お金は無かったけれど
眩しい朝の陽射し,ゆっくり流れる時間.
美味しいコーヒー.君に逢える悦びと心の痛み.
全てが贅沢で幸せだった.
あれから20年.毎日の様に起こる悲しい事件.
決して贅沢で無いはずの平和が,こんなに遠いなんて.
争いの無い世界が,一日も早く来ることを祈っている.

2003/12/14
(No.011)

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友人に「学生の時はお金は無かったけれど,喫茶店で朝食を取りながら新聞を読むのが贅沢だった」とメールを送ったのがきっかけで創ったポエム…というよりはエッセイ.
片想いで終わった女性への想いも,実際の出来事です.
私の友人たちは,どこの喫茶店だかすぐわかるはずです.
書いている内に,全ての思い出は,平和であったことが基礎にあることに気付いて
,テロや戦争に対する思いにまで発展してしまいました.
平和って決して贅沢なことでは無いはずだと思うけれど,今の世の中を見ると,すごく難しいことだと感じさせられます.


歩いていこうよ

人生っていう道は,歩きにくいね.
へこんでしまうとき,嫌になってしまうとき
お酒で紛らしても,束の間の享楽.
なぜなら,きのうは明日につながっているから.
もう少し,優しさを感じられたら,うまく歩いて行けるのに.

人生っていう道は,戻り道できない.
だから,いつも後悔ばかりしているけれど,
結構,悪くない人生かも知れない.
なぜなら,出会った友や想い出があるから.
だけど,あの時,…だったら,もっと違う道歩いていたはず.

人生っていう道は,歩きにくいね.
へこんでしまったとき,嫌になってしまったとき
ちょっと立ち止ってみようよ.
わたしを待っている人がいる.人に負けないものがある.
だから,脇道,寄り道,回り道しながら,のんびり歩いていこうよ

2003/3/2
(No.010)

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約1年ぶりの新作.記念すべき(?)10作目.
部下の気持ちを全く思わない上司に愛想が尽きて,会社を辞めようかなんて思っていうる時に創った詩です.
「歩いていこうよ」というタイトルは,お風呂の中で浮かんできました.


なんとかなるさ

周囲(まわり)では,年下の友がひとりふたりと結婚して行く.
「結婚しない」と決めてはみたけれど
なんとなく大人になれないでいるような気がする.

あしたはコンサート,来週はサッカー見に行くと話すと
あなたは一人で,自由でいいね…と笑う
なんとなく大人に見られてないような気がする.

子供の心を持って大人になったのならいいけれど
子どものまま歳だけ重ねているようで…

いつか働けなくなったら… ,と漠然と不安がよぎる
自由で気ままなひとり暮しを楽しんでいるけれど,
なんとなくキリギリスを演じているような気がする

物語みたいなアリの助けを期待してはいけないけれど,
なんとかなるよ,心配しなくても

無理しないで自分らしく自分を生きよう.
他人(ひと)に迷惑かけず,天空(そら)へ飛んでいこう

2001/11/30
(No.009)

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わりと今の自分の気持ちを素直に出したつもりです.
でもそれほど落ち込んだりしていませんので,念のため…


“再会”

5年ぶりに会う友
なつかしい顔が並ぶ.
「変わらないね」と言うけれど
流れる月日,あなたを変えていた.

説教っぽくなったんじゃない
ちっぽけな出来事に
一喜一憂しちゃいけないと言う
まだ子供の私に話すように.

時間が経つにつれて,昔の顔に戻っていく
豪快な笑い声,昔のままだった.

髪に白いものが混じった
お腹も少し出てきた
もう若くはないわねと言い返すけれど
わたしも同じだけ歳を重ねてる.

昔に戻って夜更けまで飲み交わす
楽しいひと時,夢のように過ぎていく.

5年後の再会,楽しみにしています
少年の心忘れずに,元気でいてください.

2001/11/12
(No.008)

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学生時代の友人たちと5年に1度,泊まりがけで宴会(旅行ではない!)をしています.
その宴会が先日あり,その時の気持ちを綴ったものです.
学生時代と異なり,お互い生活環境や仕事が違うこともあり,考え方なども少しづつずれて行っているような気もしました.


“友情って?”

今度の土曜日,逢って食事でもしない?
パスタとワインの美味しいお店見つけたから.
ごめん,彼との約束があるの….

学生時代はいつも一緒だったのに
彼ができると,変わってしまうのね
女どうしの友情って何なの?

雨上がりの水曜日,合掌造りの絵葉書
今,彼と飛騨高山に来ています.
古い町並みが,とても素敵です.

学生時代に一緒に歩いた上三之町
腕を組んで行く友の姿が目に浮かぶ
女どうしの友情って何なの?

Week End金曜日,久しぶりの待ち合わせ
込み合った喫茶店にいつもの顔を探す.
隣に知らない男(ひと),幸せそうな友の姿.

昔のようにいろいろ話したかったのに…
少しづつ遠ざかって行く気がする.
いままでの友情って,何だったの?
女どうしの友情って何なの?

2000/2/14
(No.007)

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会社の同僚から「嫁さんの体調が悪いので,週末のスキーに行けなくなった.」とのE-mailが届きました.独り身の私には言えない言葉なので,これをモチーフにして書いてみました.



“HIROMIさんへのバースデイ・メッセージ”

自分の気持ちを素直に言葉にすればいいのに
思いを込めたメッセージ書こうとするほど
何も書けない,バースデイ・メッセージ
迷っている間に過ぎてしまった
HIROMIさんのバースデイ

E-mailで送るバースデイメッセージだから
凝った言葉を並べようとするけど
ひと言も書けない,バースデイ・メッセージ
悩んでいる間に過ぎてしまった
HIROMIさんのバースデイ

このまま何も書けなくなってしまいそうだから
バースデイ過ぎてしまったけれど
飾らずに自分の気持ちを伝えよう
Happy Birthday!
いつまでも,元気に
これからも,すてきな歌声聞かせてほしい
Happy! Happy Birthday, HIROMI!

2000/1/27
(No.006)

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太田裕美さんのオフィシャルサイト「水彩画の日々」での裕美さんへのバースデイメッセージの募集に対して私が贈った詩です.


“再 会”

最後に君に逢ったのは7年前
あの時,君は「他に好きな人がいる」って言った.
時が過ぎて,僕の知らない人と結婚して
君は二人の子の母になった.

今度のクラス会,君も出るそうだね.
逢えるのは嬉しいけど,なんだか照れくさい.
あれから一度も逢っていない君に
なんて話しかけたらいいのだろうか

初めは離れた場所で,君の姿を探していた.
お互い歳をとったけど,昔と変わらない
笑い声を見つけて,そっと声をかけた
驚いた君の顔が,笑顔に変わっていった.

7年前の出来事,忘れてしまいたい
ことだと思っていたけど,時が流れ
父母(ちちはは)になって,話したとき
お互い,いい想い出になっているんだと気づいた.

1999/11/27
(No.005)

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クラス会や同窓会で,むかし片思いだった女性に逢うのは,懐かしい反面,照れくさいような気がします.そんなことを思って書きました.


“ロンリークリスマス”

クリスマスの日は,残業しちゃいけない.
ひとりぼっちってこと,わかってしまうから.

時計気にして,とっておきの服で,
デートに行く振りするの.
ほんとは,待ち合わせの人たち横目に,
おうちへ帰るの.
クリスマスの夜は,ケーキ買って帰るの
ひとりぼっちってこと,わからないように.

おうちに着いたら,留守電セットして,
デートの振りするの.
ほんとは,ひとり淋しく
ケーキ食べるの.
クリスマスの夜は,電話に出ちゃいけない.
ひとりぼっちってこと,わかってしまうから.

1999/10/23
(No.004)

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本当は淋しいのだけど,明るく,からっとした感じが出せたらいいな,と思いながら書きました.


“COHABITATION”

私たち,もう何年一緒に暮らしたかしら
卒論の頃からだから,もう3年になるのね
いつになったら私たち,幸せになれるの?

いまでも「結婚」の言葉を口にすると
あなたは,視線そらせてしまう.
愛が壊れそうで,口に出せない.

届いた,友だちからの結婚式の招待状
幸せそうな友の顔が,目に浮かぶ,
もうそろそろ,私たちも,どうかしら?

いまでも「結婚」の言葉を口にすると
あなたは,黙ってしまう.
愛が壊れそうで,言い出せない.

あれから半年経ったけれど.
いまでも「結婚しよう」のひと言,待っている
あなたは,私を幸せにできると
確信するまで,言ってくれないの?

1999/10/21
(No.003)


“E-Mail to You”

あなたに,電話するのは,照れくさいから,
E-Mail to You.
ちょっぴり恐いから,あなたへの想い,綿帽子に包んで,
E-Mail to You.
残念だったね,きょうの試合
でも,ひたすらボール追いかける
あなたの姿,とっても素敵ね
Mail書き終えてから,
心がときめいて,なかなか寝つけない,E-Mail to You.

通学電車の3両目
いつもと同じあなたの姿.
読んでくれたかしら,E-Mail to You.
言葉の中にちりばめた,あなたへの想い
伝わったかしら.E-Mail to You.
きょうは,いつも以上にあなたを意識してしまう.
よそよそしく振る舞ってしまう.
あなたの気持ちがわからないから
あなたを見つめられない.E-Mail to You.

ありがとう,また,応援に来てくれるね
こんどは,喜び分かち合おう.
「では,また」のひと言がとっても嬉しい,
E-Mail from You
E-Mail to Me

1999/10/20
(No.002)


“秋の夜にテレビが壊れた”

テレビが壊れた
いつもならあっという間に,過ぎてく,帰宅後の数時間が,
こんなに長いなんて,初めて気づいた.
まだ眠るまで,1時間半.
読みかけの本でも,読もうか.
それとも,詩でも書いてみようか.
時間がゆっくり過ぎていく.秋の夜.

テレビが壊れた
しばらく,テレビを買わずに,暮らしてみよう.
ひとりの夜が
こんなに寂しいなんて,初めて気づいた.
ベッドに入るまで,あと,30分
誰かに,電話しようか.
それとも,メール書こうか.
ちょっぴり人恋しい,秋の夜.

眠りにつくまで,あと,5分
昔は,羊を数えてたけど,いまは,
あっという間に,眠りの世界.
つかれているのね,おやすみなさい.

1999/10/18
(No.001)
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詩を書くきっかけになった事件を書いたものです.
テレビが壊れて,しばらくは淋しかったのですが,それを超えたら、最高にクリエイティブな時間になりました.このホームページも,テレビが壊れてから制作しました.


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