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恵 光 新 春

本年行事予定

     一月 一日 午前八時   修正会(元旦のお参り)

     二月十五日 午後一時   定例法座

     三月二十日 午後一時   春季彼岸会法要

     四月十五日 午後一時   定例法座

     五月十五日 午後一時   花まつり法座

     六月十五日 午後一時   定例法座

     七月十五日 午後一時   定例法座

     八月十六日 午後一時   孟蘭盆会法要

     九月八〜九日      宗祖聖人報恩講法要

     九月二十三日 午後一時  秋季彼岸会法要

     十一月十五日 午後一時  定例法座

     十二月十五日 午後一時  定例並びに大掃除

知識は、教育熱の高まりと共に、向上しているように見える。しかし智慧はどうであろうか。学校にも行けず、貧しさの中で生き抜いてきた老人の方が智慧豊かに生きているようだ。知識と知恵、人生と生活は違うのだ。子ども達に生活を学ばせるのに汲々として人生を置き去りにしてきたのではないか。パソコンを教えたり、株を教えたり、生活中心で人間の人生に本当に必要なものを忘れている。生活は、他の動物だってしているではないか。熊だって、魚だってどんな生き物も生活している。人間が人間として生きるのは人生を考えるからなのだ。それは、生きるとは何なのか、どのような意味があるのかを学ぶことなのだ。私が今この世に生を受けて、何のために生きているのかを学ぶべきではないか。いかに生活するのかを知っていても、生きるとはどういう事なのかを知らない人生は虚しいだろう。現代日本を、覆っているもの、全てが生活ばかりに支配されている。『生活を良くしてくれ』と言っても『人生を良くしてくれ』という人は少ない。生活までも宗教頼みにしている。そのようなことに答えるのは真の宗教ではない。人生を考えてみたい。