慶 賀 新 年

本年行事予定

     一月 一日 午前八時   修正会(元旦のお参り)

     二月十五日 午後一時   定例法座

     三月二十日 午後一時   春季彼岸会法要

     四月十五日 午後一時   定例法座

     五月十五日 午後一時   花まつり法座

     七月十五日 午後一時   定例法座

     八月十六日 午後一時   孟蘭盆会法要

     九月八〜九日     宗祖聖人報恩講法要

     九月二十二日 午後一時  秋季彼岸会法要

     十一月十五日 午後一時  定例法座

     十二月十五日 午後一時  定例並びに大掃除

人間は次から次へ便利な道具を作りました。それは自分の体を楽にしたいこと、自然から身を守ること、そのために必死になり道具・機械を作りました。しかし以前より時間が出来たかと申しますと皮肉なことにますます忙しくなっています。通信機器の発達は人と会う時間を節約し、複雑な計算も電子計算機が一瞬のうちにしてくれます。今まで人間が一週間働いていた時間を一日でしてくれるなら人間はもっと時間が余り、余裕が出来てもいいはずですがけっしてそうはなりません。便利すぎる機械は人間の精神を貧しくしていっているように思えるのです。機械を使う人間ではなく、機械に使われ続ける人間に見えてなりません。機械にはそのような特徴があるのです。いまさら原始生活には戻れというわけではありません。ただ「人間らしく」がもっと考えられて良いと思います。大仰な宣伝文句に振り回され、もっともっと便利に、快適には大きな落とし穴が待っています。そのほころびがいよいよ見えて来つつあるのが自然から報復されつつある、今私たちが生きているこの時代だと思います。仏教はそんな私の姿を警告します。いい加減にしよう。

合掌