A Melody

サグラダ・ファミリア（聖家族贖罪教会）の鐘楼のメロディ

サグラダ・ファミリアにはいくつもの尖塔が目立ちますが、完成時にはさらに数を増し、また中心部分に一際高い塔がそびえる予定です。すでに建設されている細い尖塔は鐘楼として使う計画でしたが、ガウディは生前にその鐘の音を聞くことはできませんでした。ガウディは鐘にも特別の工夫を施すつもりだったようですが、現在、鐘は取り付けられていません。しかし、正午になるとスピーカーから鐘の音が流れるようになっています。この鐘の音は、ガウディが意図したものであるかは知りませんが、カタルーニャ地方の民謡である”聖母の御子”の一部を奏でています。サグラダ・ファミリアの持つ雰囲気と非常にマッチしているような気がします。”聖母の御子”はナルシソ・イエペスが録音したＣＤで聴くことができます。