時を知らせるモノたち
懐中時計1
古びた懐中時計です。残念ながらボディが錆びています。しかし、内部はピカピカで今でも動きます。手巻き機械式時計のわりに、カチカチ音は静かです。重さは現在の時計とは比ぶるべくもありません。文字盤の蓄光塗料は機能しません。同梱されている注文書(和紙製!)には「エベヌ 10石入り」と書いてあります。昭和九年九月の日付も読み取れます。お気に入りの逸品です。
婦人時計
女性ものの時計です。セイコー製です。腕の動きでゼンマイを巻く自動巻きです。文字盤はいたってシンプル。大きさをマウスと比べると、とてもチッコイのがわかるでしょう。箱無しですが、もちろん完動品です。
日付表示の色が、平日、土日すべて赤です。とてもキュートな作りです。
腕時計
ごく普通のクォーツ式腕時計です。セイコー製です。プラスチック製の立派な箱に入っています。各部に細かいキズがあり、長年の使用に耐えてきた感がにじみ出ています。時代的には、昭和45〜50年代と推定します。
タイムスタンプ
いわゆるタイムカードを押す機械ですが、ゼンマイで動きます。向かって右手のハンドルを下げると、上部のスタンプがガチンと下がり、時間を記録します。外部内部とも、重厚な作りで、全体にかなりの重量があります。アマノ社製ですが、昭和43年のオーバーホール記録が貼り付けてありますから、戦後の高度成長期前期の製品です。