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コンクール表彰式

11月1日
  お陰様でフォルクローレ、ポリフォニー両部門でそれぞれ3位入賞を果たすことができ、表彰式を壇上で迎えることができました。表彰式には小さな子供達が民族衣装に身をくるみ、副賞の盾を持って登場。各部門の優勝団体の指揮者には「勝利の証」のベレー帽が授与されます。受賞の後、受賞団体はその部門で演奏した曲を披露することになっています。私どもは以下の曲を演奏させていただきました。
  因みに、我々の「3位入賞」は、地元紙、 El Diario Vasco の49ページ文化面のトップ記事として当団の写真とともに掲載されました。アジアからのコンクール参加は珍しいらしく、児童部門で3位に入賞したイスラエルの合唱団と比較して "De Asia, pero muy diferentes" - アジアから参加、しかし、(イスラエルの合唱団と日本の合唱団は)大変異なっている - とありました。

フォルクローレ部門

「合唱のためのコンポジションⅠ」より “Ⅳ” (間宮芳生)

ポリフォニー部門

「風の馬」より “第3ヴォカリーズ”(武満 徹 )

コンクール表彰式。壇上が出演団体で一杯になり、お互いに讃え合います。

コンクール表彰式。可愛らしい子供達が盾を運んでくれます。



出演団体によるコンクール記念昼食会

  表彰式終了後、出演団体が一堂に会しての記念昼食会が大会事務局の主催で盛大に催されました。私どもも最初は身内で楽しく、でも少し神妙に(?)お食事をしていたのですが、だんだんと気分がほぐれてくると他団体への遠征が始まります。慣れない英語での歓談や優勝団体メンバーへサインのおねだり…と大いに親睦を図ることができました。
  昼食会が行なわれたのは体育館なのですが、大変に残響が長く、食器の触れ合う音もよく響きます。ということもあって、時々どこかの合唱団が歌を歌ったり、或いは、どこかの指揮者が一段高いところに立って全員でコーラスを楽しんだり、と、流石は国際コンクールの記念昼食会!といった感じです。

体育館での記念昼食会。いろんなコーラスグループが持ち歌を披露します。

世界的に有名な指揮者や合唱団も一堂に会しての昼食会です。

  しかしこの日の圧巻は、どこからともなく聞こえてきた女声の「ふるさと」でした。しかも日本語で!!続いて「7つの子」等、併せて3曲。一瞬に静まり返る会場。歌い終えると万雷の拍手。「いったいどこの合唱団が?」我々以外に日本人はおろか、東洋人すら殆ど見かけることがなかっただけに、随分日本語が懐かしく感じました。
  歌っていたのはデーネシュ・サボー (Dénes Szabó) 氏率いる女声コーラスグループでした。今回のコンクールに私どもが参加していることを知っていて歌をプレゼントして下さったようです。早速、当団の指揮者と団長が挨拶に赴きました。これがきっかけとなって、翌年に
氏によるレッスンを受けることができました。

我々も1曲歌って退席しました。大変良く響くので気持ち良かったです

我々も "Axuri Beltza" を歌って退席しました。

  本当はゆっくりと食事を楽しみ、もっと他団体とも親睦を深めたい所なのですが、この後はラサルテでの演奏会が待っています。水代わりに置いてあったワインもそこそこに(美味しかったです!)退席することになりました。
  会場を後にするときには挨拶代わりに1曲歌って退席するのがここでのエチケット。私たちもご当地民謡である "Axuri Beltza" を歌って退席しました。


ラサルテ演奏会

ラサルテ演奏会のポスター。スペイン語にバスク語が併記されています。よく見ると、アンコール曲まで記載されていました。

  合同昼食会の後はラサルテでのコンサートです。このコンサートも
パンプローナでの演奏会同様、コンクール事務局が主催するもので、各コンクール出演団体に出場が義務付けられているものです。ラサルテ文化会館 (Casa de Cultura Manuel) で午後8時より開催されました。ポスターの背景画となっているのがその建物です。因みに、右のポスターには、このコンサートはラサルテ市文化・教育局 (Departamento de Cultra y Educatión, Ayuntamiento de Lasarte-Oria) 主催と記されています。

  演奏会終了後、出演の記念としてベレー帽が贈呈されました。(ベレー帽はここバスク地方が「御本家」。多くの道行く男性がかぶっているのを見かけました。頂いたベレー帽は、この地方では「勝利の印」とされているもので、同様のものがコンクールの表彰でも各部門の優勝団体の指揮者に授与されました。)
ラサルテ演奏会で頂いたベレー帽。ラサルテ市の紋章が描かれています。犬のように見えるのは狼です。
記念に頂いたベレー帽
  指揮者が、受け取ったベレー帽をかぶってアンコール曲を演奏しようとしたのですが、慣れないとなかなか上手くかぶれません。四苦八苦の末ベレー帽をかぶらずに演奏しようとすると客席からブーイング。下手ながらもベレー帽をかぶって演奏を始めると万雷の喝采を頂きました。

  演奏会後のレセプションには文化相(女性!)もお越し下さりました。また、今夜は「トロサ最後の夜」ということもあってコンクール中いろいろとお世話になった方々へのお礼も込めて盛大に行われました。

--- 演奏曲目 ---
Agnus Dei ( Samuel Barber )
Gaudent in Coelis ( Tomas Luis de Victoria )
O Magnum Mysterium ( Javier Busto )
Ave Maria ( Anton Bruckner )
De profundis ( József Karai )
- - - - -
Axuri Beltza ( Javier Busto
編曲)
Lo Hadi Ainguria ( Francisco Escudero
編曲)
混声合唱のための「うた」より “さくら” (武満 徹 編曲)
「五つの日本民謡」より “阿波踊り” (三善 晃)

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Ave Verum Corpus ( Javier Busto )

-- 指 揮 --
本城正博

ラサルテ演奏会・リハーサル風景

ラサルテ文化会館でのコンサート(11月1日)
El Concierto en la Casa de Cultra Manuel, en 1 de noviembre, 1999

前日翌日



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