『ええいっ、
腹の小さな男めっ・・・
きさまも男なら、
これはいわゆる重箱つつき本ではなく、ファンブックに近いのかなぁ(^^;。
見開き2ページで、名言を一つ紹介していて、左ページには漫画が1ページ、右ページにそのシュチュエーションと名言の解説、それから島本和彦本人による『炎のコメント』と採点(**度(章ごとで違う)・発奮度・熱血度)がついている。
よく考えてみれば、私、島本和彦ってあんまり読んだことがないような気がする(^^;。高校の時、気がつくと周りがみんな島本和彦だった時があった。なぜかみんなで『炎の転校生』を回し読みし、朝松健『私闘学園』(島本和彦が挿絵を書いている。まさにあのノリ('-';)を読み進んでいた(他にも回り中が木村直巳『ダークキャット』(ハロウィンコミックス)になったり、楳図かずお『14歳』になったり、白土三平になったりもしたが(^^;)。私も『炎の転校生』は回ってきたので読んだのだが、『私闘学園』はパスした。弟が買っていた『炎のニンジャマン』は結構好きだったな(*'▽'*)<表紙に惚れた(--;。打ち切りで終わっちゃったけど(;_;)。あ、あとなぜか『燃える! 女子プロレス』は読んだ(^^;。それから『燃えよペン』くらいかなぁ(--;。が・・・、ほとんどストーリーを憶えていない(i-i)。ということを、これを読みながら思い出した。
うちにも2冊くらい『炎の転校生』がある筈なんだけどなぁ('-')。つくばにいた頃、気分が沈んでいた時に古本屋で衝動買いしたのだ、確か。・・・でも、読むとよけい疲れる〜(^^;。普通にパワーがある時でも、一気読みすると窒息しそうになったんだもん。とにかくテンションが高い、高すぎる(^^;。ゆるむことがないんだもん。
この本はまあ、どうかなぁ('-')。まあ、この手の本にありがちの、本編をただ抜書きしただけ、というわけじゃなくて、結構工夫も見られて、悪くはないんだけど、でも本編にはかなわない(*'▽'*)。ミもフタもないけど。あの異様なテンションと、馬鹿馬鹿しさは、軋む音が聞こえそうな力強いGペンで書き込まれた画面の迫力があってこそ、妙な説得力が生まれるものなのだ。台詞をわざわざ抜書きして、説明されてもなぁ、ちょっと興ざめかもしれない。
『炎の転校生』の滝沢と伊吹のバレー勝負の例を持ち出すまでもなく(あー、本がないなぁ。売ってしまったのかな?)、島本和彦の漫画って元々無茶苦茶メタで、そのメタな部分をヨロコブもんでしょう(^^;。漫画の"漫画みたい"な部分を笑う漫画だから、うーん(^^;。
でも、初めてストーリーが理解できた。よかった(^^;。単行本が全部揃っている所で傍らに読むといいかも。
そういえば昨夜の『ランク王国』で初めてアニメ版『すごいよ! マサルさん』をちらっとだけ見たんだけど、あ、『マサルさん』って現代ナイズ(?)された島本和彦だったんだ、と思った次第。でもアニメ・・・面白いの?(^^;