
「年金」という言葉はよく耳にしますが、「年金保険」というのはあまり聞いたことがないぞ!と言う方はたくさんいらっしゃるのでは。。。
ごもっともです。昔から商品は存在していたのですがメジャーになったのはここ2年ぐらい。
銀行が保険販売を行うようになって、急速に伸びてきた商品です。
税制面でのメリットがあったり、お金に自分の意思を反映させることが出来るのが特徴!
将来の年金に不安のある方、高齢で資産家の方、金利に不満のある方などに受けがよいようです。
1.どんな仕組みの商品?
読んで字の如しで「年金」の機能と「保険」の機能を兼ね備えた商品です。
年金の機能
まとまったお金を一定期間(10年以上が主)まで運用し、運用した成果をその日以降年金として分割(一括)で受け取る。
保険の機能
運用期間中に契約者に万が一のことがあった場合には、あらかじめ指定しておいたお金の受取人へお金を返却する。
というものです。
2.年金の機能(運用)の部分について教えて!
お預かりしたお金は保険会社の特別勘定と言うところに入れられ運用にまわされます。
何で運用をするかといいますと、ほとんどの場合が投資信託になります(投資信託については投資信託の項をご覧ください)。
そのほかでは、国債がほとんどのようです。最近では、某外資系の保険会社なんかが、ドル建ての確定年金なんかを
盛んに宣伝していますがあれは米国の国債で運用しているようです。
そこである一定期間(約10年程度が主流)増やして満期日に一般勘定(いわば普通預金のようなもの)へと移行させ
そのお金を少しずつ取り崩して年金として支払っていくのです。もちろん一般勘定に入れている間も多少の金利(すずめの涙)
は付きますのでご心配なく。
もう一つ、前記の運用は投資信託であり日々価格は変動します。つまり、元本の保証がある商品でも
満期日までは元本相当額の受け取りになるのか、それ以上であればいくらなのかわかりません(そこが魅力でもあるのですが)。
極端な例を言いますと、満期日の前日まで景気もよく、受け取り金額は元本の倍であっても、満期日に世界恐慌でも起きて
しまったら、一夜にして受け取り金額は元金のみになってしまう可能性もあります。まあ、元本割れしていないから良いけど…。
実は、上記の年金は『変額年金』という商品です。
それに呼応して『定額年金』という商品もあります。これは、預入金額と運用の期間が決まれば受け取り金額は最初から決まっている
というものです。これだったらいくらもらえるのか分かるので安心ですが、運用の利回りは多少低くなります。
銀行の定期預金よりもチョットいい金利ですので、預金の一部をこちらへ変更するのもいい考えです。
どちらが好きかはあなたの心に聞いてみてくださいね。
3.保険の機能について教えて!
10年という長期間お金を預けてしまうわけですが、10年間人生何があるか分かりません!もしかしたら『あの世』から
お呼びがかかったりするかもしれませんよね。
年金保険の保険は、巷の生命保険のように怪我や入院の保証はまったくついていません。
これを聞いてがっかりするあなた、手持ちのお金は自分のために使いきって死にましょう。
保険の機能は契約者の死亡時にのみ効力を発揮します。
年金保険は申し込み時にあらかじめ死亡時のお金の受取人を指定していただくことになっています。
余談ですが受取人はいつでも変更できる仕組みになっているのがほとんどです。
こんな機能付いていたって仕方がない…なんて言わないでください。実は恐ろしい機能なのです。
(1)金融資産の相続手続きが不要
契約時にお金の受取人を指定できますので『遺言』と同じ働きをします。また、死亡時には指定した受取人が
印鑑を持って手続きをすれば約1週間程度でその方の口座にお金が振り込まれます。
銀行の預金であれば、法廷相続人全員の署名と遺産分割協議書の提出をしていただいた上で
書類の内容を戸籍等で確認の上でしか預金を分けたり使ったりできないので
相続人のものに変更するまでには早くても1ヶ月間程度の時間がかかります。
(2)相続時に非課税財産とすることができる
遺産の相続時にみんなが気になるのが『相続税』。年金保険は契約者死亡時に遺族へお金をお返しする際に
お金の名目を『死亡保険金』としてお返しします。税金に明るい人はご存知でしょうが、生命保険は
法定相続人の数×500万円
までは非課税財産に組み込むことができます。
妻一人、子供2人の場合1500万円までの生命保険は非課税です。(税制が変更になれば変わるのでご注意を!)
資産家で生命保険に加入できないご年配の方なんかで、子供に資産を残してあげたい方にはうってつけの商品では。
ただし、法定相続人以外が保険金を受け取った場合には相続税の2割加算となりますのでご注意を。
そこまでしてもお金を残してあげたい方がいれば別ですがね・・・。
3.どこで相談すればいいの
保険会社もしくは銀行の窓口で「年金保険」と言って頂ければ、どこの窓口でもにこやかに案内してくれるでしょう。
どこの銀行でも、お客様に購入して欲しい商品ですから・・・
金融期間によって取り扱いの商品や提携している保険会社が違うし、同じ保険会社でも金融機関によって
提供している商品が違うので、保険商品の中味についてはよくご覧になってから購入のご検討をしてくださいね。