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最近巷では「株」に関する本や「マネー」という文字の入った雑誌などが
書店の棚にたくさん並ぶようになりました。
電車の中で椅子に座って「マネーの本」を呼んでいる20代の女性なんかも時々見かけることもしばしば・・・
株が私達の生活に会わせて敷居を低くしてきたのは間違いないでしょう。
というか、株を販売する会社(主に証券会社)は販売手数料が貴重な収入源ですから、売買してもらわないと儲かりません。
1.株って何?
そもそも「株」って一体なんなのでしょうか。例えば、ある企業がとても素晴らしい商品を開発したとしましょう。
企業は開発するだけではなく、その商品を量産し宣伝し販売して初めてお客さんに喜んでもらえると共に
利益を得ることができます。しかし、商品を製品化し宣伝、販売するまでには莫大な費用がかかります。
「いいアイデアはあるのにお金がない」なんてことはよくあるもの。そこでお金を作らなくてはなりません。
お金を作るための方法としては
@銀行へ商品を説明して今後の会社の事業計画を示し、お金を貸してくれるよう依頼する。
A創業者が私財をつぎ込んでやる。
B事業に賛同・興味を示してくれ、お金を出してくれるスポンサーを見つける。
簡単な方法としては以上のような方法が考えられます。このB番目の方法を採用したのが株式です。
スポンサーに対して「いくらお金を出してもらったか」を証拠に残すものとして発行するのが「株券」です。
企業は事業がうまく行き、利益が出た場合、出資してくれたスポンサーに対して利益の一部を還元します。
これが「株式配当」と言うものです。本来株式はこの「配当」(インカムゲインとも言います)を受けるのが目的です。
ただ、株の場合は他人への売買が可能なものなので、いい企業の株であれば安定的に高い配当がもらえますから
少々高いお金を出しても買いたくなるのが人情!と言うことで株券自体の値段が
同じ企業でもその時々の業績によって上がったり下がったりします。
バブル期には、この「企業株の値段」の値上がり(キャピタルゲインといいます)
のみを追求することだけが主流となってしまったため本来の企業を育成し配当収入を得ると言う考えの方は少ないようです。
2.投資信託と株の関係は?
株のことはわかっているけど、素人だしお金もないし、第一毎日株価を頻繁にチェックして儲けようなんて面倒くさい!
大体の方はやらない理由としてこういったことをおっしゃいます。
確かにお金と時間があれば世の中のトレンドもわかるし頭の体操として「株」は楽しいものになるでしょう。
株に対するネガティブな項目を少しずつクリアーにしたのが「投資信託」です。
素人だからわからない → プロの投資家があなたに替わって銘柄選定
お金がない → 1万円程度から購入できる商品多数
チェックが面倒 → 3ヶ月毎(物によっては毎月)運用報告書(投資信託の成績表)
が郵送されてきます。
また、投資信託のシステムを一言で語るならば「株の生協」とでも言いましょうか。
皆さんからお金を集め、それで株を購入すると言うシステムです。
個人でやるリもたくさんの資金が集まりますから、たくさんの会社の株を買うことができます。
国内の人気銘柄の株を10社程度買おうと思ったら1千万円以上かかりますが
投資信託にすると1万円でその10社の株式を買ったのと同じ事になります。
ここまで聞いて「なーんだ結局株じゃん」と思っているあなた、ちょっと考えてみてください。
個人でやるとせいぜい2社から3社程度の株しか買えません。そのうち1社でも下がったりすれば
損失の割合は大きいですし、万が一倒産なんかしちゃったらただの紙くず。
投資信託は商品によっても異なりますが数十社〜数百社の株を買いますので
仮に1社がだめになっても損失の割合を小さく抑えることができます。
また、投資信託は株だけとは限りません。
商品によっては国債を対象とするもの、不動産を対象とするもの、いろいろミックスになっているものがありまして
組み入れの中味によっていろいろと強み・弱みがあります。
3.投資信託の種類と特徴は?
投資信託は混み入れするものの種類によって特徴が異なります、ここでは基本的な奴を案内します。
@公社債投資信託
主に日本国の国債・地方債等に投資する商品です。
あまり値動きは大きくなくどちらかと言うと定期預金に近いかもしれません。
しかし、中途解約時には元本割れする可能性があります。
景気低迷時には心強いですが、景気がよくなると価格自体が下がる場合も…
A国内株式型
主に日本国内の株式に投資する商品です。
組み入れる株の中味によって値動きの大きいものから中くらいのものまで様々。
日経平均株価に連動するものや東京証券取引所の株価指数に連動するものなんかがわかり易くていいかもしれません。
全体的に日本の景気の影響を受けやすいので
好景気の場合は投資信託の値段も高く不景気時には値下がりします。
B国内バランス型
@とをAを組み合わせたものです。
国債が入っているので景気低迷時には株価下落による投資信託の値下がりを抑えてくれますし
好景気時には株が組み入れられているので値上がりのメリットを受けることもできます。
ただし、値動きの幅は両方とも小さいので多少運用にストレスを感じることがあるかもしれません。
C外国債権型
日本を含め海外の国債に投資するものです。
海外の国債は金利の高いものもあり高配当が出るものもあります。
外国の商品であるため為替の影響を受けます。
円が強い時(円高)の時に始めて円が弱い時(円安)にやめると儲けが出る場合があります。
ただし、どこの国の国債の割合が多いか注意をしていないと思わぬ損をすることも…
D外国株式型
日本を含め外国の株式に投資するものです。
投資する国の景気と為替の影響を受けます。
こればっかりはなんとなーくしかわかりませんが
日本はもうだめだ、今からは海外の企業の時代だ!なんて考えている人にはオススメいたします。
E世界バランス型
日本を含む世界中の株と国債に投資する商品です。
世界中の株価の動向と為替の動向の影響を受けます。
究極の商品と言われています。なんでもありでどんな状況にでも対応可能です。
僕が個人的に薦めるならばミックス型を買うのではなく
@、A、C、Dを別々に買って自分の中で
世界バランス型を作ってしまうことでしょうか!
万が一お金が必要になったときに、儲けが出ている奴から解約すればいいし。。。
F不動産投資信託(リート)
今まで説明してきた投資信託は「株・国債」に投資するものですが
不動産投資信託はその名の通り「不動産」を投資対象とします。
仕組みは一緒でみんなで出し合ったお金をもとに不動産を購入
そこから得られる家賃を配当しちゃうと言うもの。
もちろん、不動産と違って開くまでも投資信託ですから
必要な時には全部または一部を解約し現金を受け取ることもできます。
マンションのオーナーもいいですが、維持費用は結構かかるもの
不動産を所有せずして家賃が入るって、素敵だと思いませんか?
私は個人的に不動産投資信託が一番好きです。
4.投資信託と上手に付き合うには
投資の基本は分散と長期保有です。短気と短期はダメですよ!!
投資信託を購入したら10年は寝かす覚悟を。ただし、途中で値上がりしたら売ればラッキー。
つぎ込む資金は金融資産の2割を上限に考えてください。
小額でたくさんの商品(値動きが違う商品にしてくださいね)を購入し運用報告書(成績表)が来たときに
それぞれの値段がどうなっているかを比べてみると面白いですよ。
後輩が15銘柄ぐらいの投資信託を1万円ずつ購入して比べていますが
合計ではこの不景気のなかプラスでした(分散の効果か?)。中味は色々です。
長期保有については統計がありまして
投資信託購入後1年以内に売却したケース、5年保有して売却したケース、10年保有して売却したケース
というのがあります。5年以上保有して売却した場合で損を出したケースはほとんどありません(ケースバイケースでしょうが)。
ですから当初にも申し上げた通り、小額で、小口分散、長期保有この3つを忘れないで!!
5.購入するにはどうしたらいいの?
現在は銀行の窓口、証券会社の窓口で購入することができます(そのうち郵便局でも)。
最近は資産運用とうるさいくらいに推進していますから、ロビーでウロウロしていたら必ず声がかかります。
「奥の窓口へどうぞ」と通されるので緊張せずに、気軽に話しを聞いてやってください。
別に話しを聞いたからって、投資信託をする必要はありません。
それで嫌な顔をする窓口だったら、やらなくて正解です。
損をしたって販売窓口では責任を取ってくれませんから、自分の意志で決めるのを心がけてください。
購入時には、販売手数料がかかりますので(購入代金から差し引くので通常負担感はない)購入時にいくらかかるか
確認することをオススメします、購入代金に対して1%〜3%が平均です。
6.銀行が潰れたらどうなるの?(ペイオフ対策)
投資信託については、証券会社や銀行は販売をするだけで、お客さんの株券や国債自体は保有していません。
実際の証券は信託銀行の金庫に保管されています。
この株券や国債などの証券は銀行の資産ではありませんので
万が一手続きした金融機関が破綻しても、関係ありませんのでご心配なく。
ただし、返還時はその時の株や国債の時価となりますので、元本割れしていることも考えられます(もちろん増えていることも)。