最終更新日6月10日
(最新日記です)
クリスマスカード2003
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端午の節句/鯉のぼり・柏餅について



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4月28日
交わしたる 想いはゆきて ゆびきりの 
かの日の空の 雲はなかりせ


ツツジの庭に鯉幟が眩しい。

ボックス席には
いつもの朝とは違う笑顔が溢れていて
網棚にも
リュックや水筒が並んでいる。

きっとお出かけの約束のゆびきりをしたんだね。
ちょっと、おとぉさんは眠そうだったりするけど。

カーブを曲がる電車に
明るい陽射しが差し込んで
目を細くして見上げる空に
ぽつんと雲が浮かんでいる。

ごめんね。

守れなかったゆびきり達に
小さく手を合わせてみた。



5月3日
薄絹を まといたれども にほひたつ
若葉濡らせし 春の柔雨


窓からの風景は絹の雨にけむっている。

少し肌寒くて
七分袖のカットソーに
白いコットンブロードのシャツを羽織る。

久しぶりに乗るブルーのラインの入った電車には
房総の海へ向う若い恋人達も多くて
そこだけには、もう
夏の色がある。

駅を降りて歩く道の生け垣には
小さな紫陽花の花芽がついていて
違う季節の雨を心待ちにしている。

お休みのお店が多くて
やっと見つけて買ったお花は
なんだかとっても明るい春の色で
御線香の煙の向こうで
苦笑いしている顔が見えたような気がした。

庫裏にご挨拶をして
何気ない当たり前の言葉に
ちょっぴり傷つく。

いいひともいなくて
去年よりひとつ年を重ねた私は
ちっちゃな石をポンと蹴ってから
駅に向った。


端午の節句/鯉のぼり・柏餅について
まとめてみました



5月5日
こぼれたる 涙の粒や 笑顔やら
想ひは包みて 受話器おろして

ちょうどお店は閉るところで
節句の飾りが外されている。

なんとか間に合って
レジを済ませてから
並んでお礼をしているお店の人達に
思わず会釈をして
ドアを出る。

紙で作られた
鯉のぼりや菖蒲の花は無造作に剥ぎ取れてしまって
ぽんぽん
ゴミ袋へ放り込まれているのを
眺めていた。

「欲しいの?」

振り向いたおにぃさんに声を掛けられて
ちょっと戸惑う。

こくりとうなずくと
少し丁寧に外してくれた
赤と青の私の手のひらくらいの鯉のぼりと
菖蒲の花をポイっと投げてくれた。

お家に帰って
新聞紙で兜も折って
コンビニで買った売れ残りの柏餅も飾ってみる。

お茶を入れて
ぼーっと眺めていたら
無性に誰かの声が聞きたくなった。

きっと
聞いてくれる友達はいる。

今の私の本当の暮らしを話しても。

電話番号をいくつか押して
いっしょに笑った笑顔を思い出す。

受話器を降ろしたままの電話は
誰にも繋がるはずはなくて
男に生まれなかった私が
ちょっぴりうらめしかった。



5月6日
惹かれたる 映す姿と その色は
変りなきやも 変るもなき花

電車を降りて海に向うバスに乗る。

あの昼下がりのこの店で
小花を散らしたワンピースを着た私は
窓際に座って
冷製そら豆スープを飲んでいた。

コースの料理は美味しかったのだけけれど
お隣のテーブルに運ばれて来た
蟹の足が豪快に突き出した
シーフードカレーに目が行って
なんだか
上の空で食事を終り
訝しがる奢ってくれたあの頃大切だった人に
申し訳なかった記憶が残っていた。

ちょっと事情があって
お正月以来の連休を取った私は
思い立って蟹の足のカレーに会いに行くことした。

忙しいランチタイムがちょっと過ぎて
一人っきりだったんだけど
偶然あの日の席に案内される。

お料理が運ばれて来たとき
両手にスプーンとフォークを握っていた私に
おねぇさんは目を大きくして
ちょっと吹き出し
目礼して
肩を小さく揺らしながら厨房へ戻ってゆく。

蟹の足はちゃんと突き出していて
なんだかとっても嬉しい。

カレーはとっても美味しかったんだけど
蟹の足はどうにも上手く
食べる事が出来なくて
周りを見回しても
みんなそのまま残しているみたいだ。

御馳走様って手を合わせて席を立つ。
なにかの記念日だそうで
造花の大きな向日葵を一輪いただく。

階下のベーカリーでラスクを買い
缶ビールを一本仕入れた私は
海岸まで
ゆらゆら揺れる向日葵をかついでぶらぶら歩く

砂浜に腰を降ろして
リュックから蟹の足を取り出して
思いっきり噛み付いてみる。

カレー味の蟹は
ビールには合ったような気もするけど
もう
思い出す風景では無くなるような気もする。

あの日は
今のお仕事を始める前の最後のデートで
預かってつくろいをするはずだった
私の編んだセーターは
結局帰す事はなかったっけ。

全部忘れるはずだったあの日は
姿を変えて
またこの部屋に戻って来てしまった。

造花なので
枯れてもくれはしないだろうし。



5月7日
醒めたるは 夢や思いや 幻や
うつつの今は 明日の夢やも



持ち手のついたその箱は
開くとお家になっていた。

フリルのついたキルトのカバーで覆われた
小さなベッドや
ちゃんとオーブンが付いたレンジがあって
食卓に並べるお皿には
柄はついてはいなかったけれど
窓にはレースのカフェカーテンまで掛かっていた

そのお家で
私は
いくつものお話の中で遊んだ。

お話は
とっても楽しい明日だったり
ちょっと苛められて可哀相な少女だったり
遊びに来たお友達が主役だったり
そして
お料理を作る普通の今日だったりもした。

ずっと大切にしていたその箱は
少女でなくなったあの年に
家族にお友達に
そして
私だったはずのお人形も付けて
フリーマーケットで売ってしまった。

まだ壊れずあるのなら
今日はどんなお話を紡いだろうか。



5月26日
節くれの 指のすごせし 彼の日々は
残せしそれと 掴めしそれと



ベランダへ出ようとした猫は
足を引っ込めて
ぺろぺろ肉球を舐めている。

如雨露でお水をあげる植木鉢からは
もう夏の香りが立って
スイっと横切るツバメの向こうには
次の季節の陽射しがあった。


間に合った電車の席に座って汗を拭う。

次の駅で席は埋まって
次の駅では
吊革も埋まる。

文庫本から目を外すと
片手に杖をついた麻の上下を着たご主人が居て
支えるように
上品な奥様がいる。

席を譲ると
私に軽く会釈をしてから
ご主人は顎をしゃくって奥様を掛けさせ
杖も預けて両手でしっかり吊革を握る。

次の駅で減速する電車に
少しよろけて私が支える。

席を代った奥様が横に立つ私に
小さな声で耳打ちをする。

「昔から頑固者で・・」

頑固者のご主人は
内ポケットから眼鏡を出して
本に視線を落とす。

くすっと笑う私と目が合ったご主人は
ちょっとはにかんで
もう一度
目礼をしてくださった。



6月2日
振返る きみの瞳に 映りしは
触れるも無きて 打ち振るその手



手毬になった紫陽花の色が変る。

ちょっと駅に早く着いた私は
ぶらぶらお店まで歩く。

本通りから二つ角を曲がった路地で
よたよた歩いている
後ろ姿のすずめに出逢う。

あらら・・
怪我でもしちゃったの・・

思わず「大丈夫?」って
声をかけてしまって
振り向いたすずめは
驚いて
口に咥えていた大きなパンの耳を
落としてしまった。

ごめん。
おせっかいだったね。

もういちど
パンを咥えなおして
すずめは飛んでいった。

「じゅんじゅんじゅん!」っていう
すずめの怒った声を初めて聞けたので
いいって事にすることにした。




6月10日
よみがえる 光りの粒や 一瞬の
想いをよぎる 時はゆけども



私のレザーのリュックには
カエルの人形が結んである。

ずいぶん前にお気に入りで買って
パソコンの隅っこにずっとのっかっていた。

お店の見切りコーナーにいたそのカエルには
ぺたぺた幾重にも値段が貼ってあって
ちょっと情けなそうな顔をしていた。

手に取ったカエルの胸には
ちっちゃなハンカチが縫ってあって
「きょうも元気?」
って書いてあった。

「お前こそ元気なのかよ?]
ってつっこみを入れながら
その日から
カエルは私がキーボードを打つのを
ずっと見ていてくれた。

梅雨が近づいて
いままで結んでおいた
ぴよちゃんに少し休んでもらって
カエルはお出掛けの時に一緒にいる。

少し色の褪せていた
胸のハンカチは取り替えて
文字は私が書いた。

振返るとリュックの横で揺れている
カエルと目が合う。

だいじょうぶ
元気だよ




いんでっくす
なんと(^^;;一年ぶりに更新しました。
お暇な時にでもお目に触れれば幸いです。



12月29日風俗で見る20世紀更新再開っす(^^)/

好きな場所画像当分表示中(うちの猫っすけど)


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