めぐみのにっき
2月第1週−1日(月曜日)から7日(日曜日)
「歌」と内容は必ずしも関連していません(笑)
2月3日
払えるや 己が呼びし 胸の鬼
せめて面を 福でおおわん
急用が出来て、実家に帰ってきた。
ちょうど節分だ。
なにも考えずに、毎年豆まきをしていた私が
突然出来なくなった年がある。
「泣いた赤鬼」
この童話を読んですぐに節分がやってきた。
前の年までは、若い衆さんが仮装している鬼に
思い切り「鬼は外」って豆を投げつけていたんだけれど
お家で「人間と仲良くしたいなぁ」なんて
つぶやいている赤鬼さんの印象が強くて
「悪い事する」みたいな気持ちになってしまった。
あれから何年も経って
鬼の意味も少しは判ったような気がする。
今年の豆まきで
1匹くらい、悪い鬼は、払えたのだろうか?
2月4日
暗き窓に 写りし我の横顔や
わずかに笑みて 笑む我を見る
寒いったらありゃしない。
お家に帰って来て、猫用のちっちゃな暖房器具だけでは
お部屋が冷え切っている。
なにより、余り寒いと猫が暖房に貼り付いて
玄関に迎えに出てこない。
犬なら一応、仕事だと思ってでも
「お帰り!」ってやってくれるんだけどなぁ
お世話になっている「イソジン」の
コマーシャルの「カバさん」が泣けるのは
やっぱ、炬燵に入っていても
こちらを振り向いて
「お帰り」
って優しく言ってくれるからだよなぁ・・・
鞄を置いて、パジャマにちゃんちゃんこを
羽織ると、やっと猫は起きあがって
足にするすりしてくる。
「ご飯だろ?」
でも頼られてっるって事だけでも
まんざらではない。
嬉しそうに揺れているしっぽを見ているのも
まんざらではない。
2月5日
『しあわせ』と ふたとせぶりの 友よりの
涙滲みし 便りの届く
お年玉年賀はがきの当選番号を
今頃になって見てみたら
やっぱ、当たっちゃいない。
年賀状も途絶えていた
結婚している友達から便りが届いた。
近況がつづってあるのだけれど
なんか、違うんだよなぁ・・
誰かを好きになった時って
こちらを見てくれるだけで嬉しい。
見つめてくれれば、もう最高!(笑)
いっしょにどこかへ行けて
同じ時間を過ごせて
その事だけであんなに楽しいのになぁ・・・
結婚してるんだから
一緒の時間はいっぱいある。
でも、あれも欲しいこれも欲しいって思ってしまう。
旦那様が他の女の子に目が行ってしまって
エッチしちゃう。
でも、一緒の時間はいっぱいあるんでしょう?
ちらちら他の娘を見ていても
ちゃんと見つめてくれているんでしょう?
見てくれただけ、で嬉しかったんじゃないの?
なんて言っちゃうと、次の日から、友達無くしちゃう。
きっと私は、電話して
お友達の長いお話を聞く
そしていつか私もだれかにお話を聞いてもらうって事も
判っている。
2月6日
いとしさの こころの端に うずくまる
寂しきゆえかと 問いし心や
ううううう眠い。
今日はおやすみなさい
今、いとしく思っている
あなたへ。
2月7日
父よりも 世を知る人が 小娘の
胸で泣きたる 「未だ男ぞ」と
何故か、かなり年輩のフリーさんは私につける事になっているらしい。
今までで、一番お年を召した方は84才だった。
私はほんとに愛しくなってしまう。
色々な経験をされ
良い社会人であり、良い家庭人であったと思われる方が
年輪を重ねて、退職され、あるいは奥様に先立たれ
ご自分を置く場所が無くなってしまう。
『男』としての御自分を確かめる機会も減ってしまって
でも枯れて行く自分にも違和感がある。
そういう方がいらっしゃるのは
たいていお店が一般紙に取り上げられた時や
大きな広告をお店が載せたときだ。
「だめだと思うんだけど、若い女の子に触れたくなってなぁ」
そんな会話で時間は始まる。
お話をして、お風呂で肩をお揉みして
断られない限り、念入りにマットでお相手する。
すこしづつ、「男」が甦ってこられる。
その時の、少年のようなはにかみが好ましい。
「大丈夫かなぁ」
と少し不安そうに、私に入ってくる。
そして、私の中で「男であるあかし」を確かめ
まだ「男」であることを確認された時に見せて頂ける
笑顔と涙はほんとに愛しい
今日、お相手した方は
一度倒れて、お口が不自由だった
でも帰る前には、一所懸命私に話しかけてくれる。
「ありがとう。またくるよ」って・・
私が嬉しいのは
また来てくれるとおっしゃるからではない。
次に、来るときも「男」でいられる
自信を持って頂けたことがなにより嬉しい
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