こそ ぬ か 漬


冬にぬか漬といえば、ちょっと時期はずれと思われるかもしれません。でも冬こそ漬物をおいしく漬けられ、おいしくいただける季節です。そしてなにより、ぬか漬は日本の漬物の『スタンダード』。

冬野菜をぬか漬けしよう

だいこんをぬか漬
大根を長さ15cm、太さ3cmくらいに切ったものを小さじ1杯くらいの塩で塩摺りします。これをぬか床に漬け込めば、カブなども歯ごたえ良く、短い時間で漬かります。

・下漬する場合
ポリ袋に海水よりちょっと辛いくらい(4%)の塩水を大根が浸るくらいに入れ、空気を抜いて輪ゴムで封をし、一晩置いても下漬けできます。
 ↓
下漬けがすんだら水気をよく切り、ぬか床に漬け込む。一晩で食べられます。

キャベツをぬか漬
キャベツは葉が硬く、そのままではぬか漬けしにくいものです。あらかじめ下漬けをします。
キャベツの葉(芯を除く)をポリ袋に入れ、3%程度の塩水を浸るほど入れ、空気を抜いて輪ゴムで封をし、一晩下漬け。
 ↓
水気をよく切って一晩ぬか漬けします。

にんじんをぬか漬
にんじんは太いものなら1/4、細めなら1/2の太さに切り、塩摺りをしてからぬか床に漬けこみます。
一晩でおいしく漬かります。

セロリ
筋をとり、適当な長さに切り、塩摺りをしてからぬか漬けします。

白菜をぬか漬
白菜は適当な大きさに切り(芯は取る)、3%の重さの塩を用意。ポリ袋に白菜と塩を入れ、良く振り、なじませる。1時間ほどで水が上がってくるので、ポリ袋の空気を抜き、輪ゴムで封をし、一晩置く。下漬できた白菜は水を切り(絞ると歯ごたえが悪くなります)、ガーゼで包んでぬか床に漬け込みます。一晩くらいでおいしく漬かります。

水菜、京菜、みぶな
白菜とおなじように漬けます。

ブロッコリー
適当な大きさに切り、塩摺りしてからぬか床に漬け込みます。

ぬか漬の基本のき
ぬか漬は一夜漬けが基本です。使い込んだぬか床は『ぬかみそ』と呼ばれるほどに、それ自体うまみの詰まった発酵食品です。

ぬか床に野菜を一晩漬けるだけで、うまみのある漬物になるばかりか、発酵食品に生まれ変わります。
一晩で手軽にできる発酵食品なんてすばらしいと思いませんか。

ぬか床が水っぽくなったら:
切干大根、干ししいたけなどをガーゼに包み、一晩ぬか漬けします。取り出してガーゼから出してそのまま食べられます。ぬか床の水分も取れ、干し大根やしいたけの出しも出てぬか床もさらにおいしくなります。干しするめなどもおすすめ。