ブロは 私にとっては愛馬のようになってきた 

2003.7-8月記

 いつでも出かけるときは スタンバイしている 玄関横でホームセンターの特売で買ってきた物置の中に 折り畳まれてすっぽり入っている この物置 高さも幅も奥行きも まさにブロンプトン用に作った感じ 前面のシャッター状のものを 上げ下げして開閉する

1.四輪から二輪へ

車が古くなり ミッションからのオイル漏れ ショックアブソーバー スタビライザーのへたりなど指摘される オイル漏れとは どんな状態かと聞くと いつエンストを起こしてもおかしくないと言われ そんなことは分かっている 交差点を回ったところでエンストした 経験済み エンジンがかからないことも 何度もある そんなときは しばらくスーパーに買い物に行ったりして 時間つぶしをしたら かかった 山の中などで 全くエンジンが かからなくなったら とは 不安になる

これからは 車で外出と言う長い固定観念を破棄 先ずはブロで 休日を過ごすことを考える 

雨降りには 錆の素になるので 絶対といいほど乗らない 20029月に買って以来 雨中を乗らない 嵐山八幡木津自転車道を 木津から走っているとき 運悪く雨模様となった empex社のmap21のディスプレーは すぐ側に京阪電車の淀駅を表示している

競馬場があるようだが まだ最終レースに間があるのか そう多い人ごみではない

すぐに京阪に乗り ついでと 買った谷町9丁目のローロに寄って 点検をしてもらった

この正月は 休みが一週間ほどとなったものの 天候は冴えず BROMPTONを引き出す気が起きない 前から雑誌の裏表紙の大きな広告で注目していた GIANTMTBを買った 

GREAT JOURNEY と銘打って リアキャリアとフロントにバックが最初から付属している この四個か五個のバックならキャンプ道具も入れて long journeyに出かけられる ただ ハンドルは振られそうな感じ しかし買ったのは このバック付ではない クイックレリーズ付ROCK5000 この一月から三月までは 錆を避け BROMPTONは物置に格納したまま ジャイアントでポタリング 季節の変わりを待つ

まもなく春の訪れに誘われて 物置のキーを外した

ハンドルには 当然 map21を搭載 プロアトラスや昭文社の電子地図をダウンロードして コンパクトフラッシュカードにコピーし map21の画面に表示させる コンパクトフラッシュカードも安くなり 128MBで五千円弱

いつも道をロストするということはないが 交差点名や近隣に神社仏閣などの位置を確認して走る 確認作業が走りに一興を与えてくれる プロアトラス社の2.5万分の1の地図なら 自転車で走る距離50キロくらいなら 23枚に分けて 一枚のコンパクトフラッシュカードに入る

今は128MBのコンパクトフラッシュカードも使っているので 時には行きそうな可能性のある地域の地図まで 前もって入れておく

方向としては map21でも 分かる 腕時計はcasioのプロトレックを付けているので これでも分かる 一々protrekのボタンを押すことになる しかし瞬間的な方向性の確認はやはり磁石か 丁度かわいらしいのを売っていた 非常に繊細で 磁気の関係か時々 一秒間に何回転もする 正確性は自動車につけるものより格段上

自宅から駅まで 約5キロほどある 平坦な道なら全くのサイクリングロード しっかり歩道のついた道が続いている しかしこの辺りは 元は 山また山 山を崩して台地にして住宅地を造成している 自宅から2キロほどは下り ブレーキシューの減りが気になるほど 下ると片側に2車線のメイン道路 この道は なだらかな下りで ブレーキも時々引くくらいで 楽しめる 1キロほどで 登りになる ここから1キロほど続くのか 登っても登っても頂上には着かない と行っても この辺りも全て住宅地 map21を買う前 タクシーのカーナビで測定すると この頂上で230メートルあった 自宅で180メートル

最初は 必死でこの坂道を登りきらんと ペダルを漕いだ 前回は あそこで足を着いた 今日はここまで登ったと 頂上まで 何とかヨタヨタしながら登りきった しかし そこまでで 体力を使いきり そのあと出かけた武庫川サイクリング道は ほどほどにして帰らざるをえなかった

爾来 少しでも急であったり 登り坂と見えるところは 降りて押すことにしている 目的地に着くまでの消耗は避けよう

登り坂は どれくらいが急で とても手におえないのか 丁度自転車のハンドルに着ける傾斜計を見つけた アメリカ製 説明書には この器械を使って坂道を登ったからといって 楽に登れると言うことはない しかし登るときの退屈しのぎにはなる という効能書きが付されていた

真っ先に買ったもの やはりサイクルコンピュータ その日の走行距離 区間距離 最高速度 平均速度 経過時間 そして通算の走行距離がカウントされるので 自転車で地球を何周したかの目安にもなる 地球を目指すのは 遠くても 大阪からどこまで走った勘定か 2003.5.30現在ブロの通算距離は1300キロ 東京までなら往復した

2.折り畳みスピード は 30秒とはかからない 誰かが10秒と書いていた 両手で 同時に二箇所に対して働いていたら それぐらいか @後輪をリアキャリアと共に下に格納 Aの部分をフレームに引っ掛ける Bハンドルを倒す

この三回のワークのみ

この間 ネジを緩めるのが二回ある

最初の@は 人前でやると 通りすがりの人も あれっ と立ち止まる その間に A Bをする

慌てたり観衆を意識すると時間がかかったりする

見ていた人から こんなの欲しかったんや と 折り畳みって いくらするのですか

こういう場合 どう答えるか

折り畳み自転車は スーパーなんかで 五千円から売っていますよ と言うべきか

ブロはいくらとかは 敢えて言わない

話すと長くなる 

駅の改札まで駆け上がって ホームを押して移動する

車内は ドア付近の開いても乗車する人の邪魔にならないフリースペースに横付けし 座席から少し手を出して 横転しないよう支える

リアキャリアに車輪がついているので 前後に動くが 何かストッパーをつけてもいいが、そのまま電車の揺れに任せて少しの振動が ブロに伝わり前後する

揺れると車輪で滑らかに動くので 前に座っている乗客が おやっ という顔をする

ドア付近に席があれば 輪行も楽しい 平日の満員電車は迷惑になる その時は最後尾の車両がいい 

畳んで押して歩くとき サドルが低いので 屈むことになる サドルを上げると 畳んだ後輪が上下に揺れて L金具から外れて 畳んだのがばらけてしまう

そのために リムとトップチューブを裾バンドで留めてしまう

裾バンドは 柔らかいので車体に傷をつけない

使わないときは シートチューブに巻きつけておく

MTBでは 行きは良い良い帰りは怖い となる スタートの方は 元気よくどんどん家を離れる そのうち帰りがよぎり出す 午後も3時にもなると 近くの駅はどこか どこで輪行するか 思案する MTBは 畳むのに うまくいくと15分 手間取ると25分ほどかかる おまけに 駅内の移動がずしりと思い 全て担ぎとなる

ブロは 担ぎはなしでもいける エレベータを探せば 改札まで ホームまで力も要せず運べる あとは 押すだけ 畳むのは 全く苦にならない サドルバック GPSなどの付属物をくっつけていると その分外すのにかかるが

何も着けていないとどれだけ楽走できるかと 思うが GPS サイクルコンピュータなどの楽しみには勝てない

長時間乗ると お尻が痛くなる ブロに最初からついているサドルは なかなかクッションがしっかりしていて 自分ではそんなに気にならない こんなものかなあ と思っている

ブロンプトンのMLで格好のサドルがあると聞く ネット販売の商品を見ると スペシャライズドボディ ジオメトリ サドル

お尻の当たる後ろ部分が 割れていて 前方は 凹みがあり 下半身を圧迫しないように出来ている 早速 求めてきた なかなか細身な分だけ 精悍に見える 

ブロンプトンのシートポストを上げて 付いていたサドルを外す 意外と簡単に外せる

すごい体重のわが身が ズレもせず 曲がりもせず よく固定していたもの と感心していた いわゆる やぐらの部分が サドルにぴったりハマルようになって ボルトで締めている さすがこれならずれない

買ってきたサドルを取り付けるには やぐらが合わない 元のは ブロのサドルにしか取り付けられないのか

案の定不安視していたことが起きた こんなにうまくいくはずが無い しかしMLで尋ねると 500円くらいで市販していると聞く ほっとする

昼休みに JR大阪駅の中のGAREというアウトドアゾーンにある サイクルショップに駆け込む 陳列を隈なく探すが見当たらず 店員に やぐらはありますか こうシートポストにサドルを取り付けるもの と尋ねるが なかなか表現が難しいのと やぐら という言葉も一般的でないのか 最初通じず 結局レジの後ろのダンボールの箱に入っていた 売り物ではないのか もう一人の店員に値段は 幾ら と尋ねた様子で 500円という提示

剥き出しのものと 黒く塗ってるのがあり 黒いのを選択

後刻見ると やぐらのシートポストを通す部分の上に ポッチのような突起がついていて シートポストの上限としている これでは 体重全体がここにかかることになり シートポストも部分的な接触になる

帰路 自宅最寄駅の店で再度やぐらを探す ここも見回して探すが やぐらは 見つけられず 尋ねると 店員が 道具類が散らばっている修理場所の引出しを開けて これのことっ とポッチの付いていないやぐらを取り出した 売り物ではないのかもしれない 値段は と聞くと すぐに返って来ず ひょっとして1000円とかするのかなあ と 間を置いて 200円の提示 すごい差がある 

帰宅してこのポッチの付いていないやぐらで サドルを固定 試走が待ち遠しい

普通の自転車に乗っているときは タイヤの空気圧は気にならない 金沢で MTBめいたものを買った 二万円もしなかったので 今の感覚で言うと MTBという代物ではなかったのかもしれない 空気は ぺしゃんこに近くなり 石ころの接触が強く感じられると 空気入れした 

ブロは 買ったときからタイヤは ぴんぴんに張っている こんな押しても凹まないタイヤでは こんな重量物が乗ると 破裂するのでは と気にした

それでも 空気圧は関心があったので 測定器を買ってきた

smart gauge で topeakという会社の製品 デジタルで測定値が表示される

測定単位は kg/p と PSI  と BAR

PSIは 100まで  BAR6.8までと タイヤにmax空気圧が書かれている

早速 測定 PSIは 前後とも 40くらい

これでは低すぎたのだ 空気を入れ パンパンに張って 両手で押しても ほんのわずかの凹みがなんとか得られる程度で カチカチのタイヤと言える状態 これでも PSIは 後輪47 前輪51で まだ限界の半分 空気入れを使いながら 破裂でもしそうな恐怖がある ひょっとして この測定器故障しているのでは と勘ぐりたくなる

ローロに電話する 皆さん 個人にもよるが 70から80くらいで走っていると

設置抵抗は少なくなるが 段差で がくっ となる ということか

まだ PSIであと20も入れないと 果たして破裂しないか

今は 90を越えるていどまで 入れた

あとどれくらい新車感覚で乗れるか 今冬(200.12.5)は また昨年買ったGIANTに乗る 

  

ブロンプトンの楽しみいろいろ
HOME