周期療法について
周期療法は、今から40年以上前に、中国の中医師によって考え出されました。
その内容は、排卵を中心に、体の中の「陰」と「陽」が大きく変化すると考えるところから、初まります。
排卵の前は、陰の時期、排卵後は陽の時期です。
卵胞ホルモンは、「陰」と、黄体ホルモンは、
「陽」の機能に含まれると考えます。
人工的な「ホルモン周期療法」と違い、体に負担をかけることなく、ホルモンバランスを整えることが
できるのが周期療法の特徴です。
不妊症の原因を大別すると、以下のようになります。
@卵管や子宮に障害がある、器質性不妊。
A精子に対する抗体などが問題となる、免疫性不妊。
B病院などで検査しても、これといった原因が見つからなかったような、機能性不妊。
周期療法は、このうちの機能性不妊に特に効果があるとされています。
機能性不妊の場合に、陰と陽のバランスが乱れているために、基礎体温も、高温期が短く不安定だったり、
高温期への移行がスムーズではなかったりと、ホルモン分泌が乱れているようなグラフになります。
@月経期 最も大切なことは、月経血を完全に外に排泄させることです。
不要となった内膜や血が体内に残ったままですと、血の滞りである「お血」の原因になってしまいます。
月経期には、気血のめぐりを良くする「理気活血」という方法で、月経血を外に押し出す力を助けます。
こうして子宮内膜をきれいな状態にすることが、次の卵胞発育期の治療にもつながります。
A月経後から排卵期(低温期) 卵胞が発育していく時期です。血や体液などの基礎となる「陰」が
増える時期ですので、卵胞を成長させるために、陰を増やして血を養う「滋陰養血」を中心に行います。
B排卵期 気血が非常に活発に動く時期です。順調な排卵を促すためには、気血のめぐりをよくする
「理気活血」という方法を取ります。
排卵期には、白く透明で、粘りの強い、生卵の白身のような帯下が、
3〜5日続くことが何より大切と考えられています。
C黄体期(高温期) 排卵が起こり、抜け殻となった卵胞が黄体に変化し、体温が上昇する黄体期は、
基本的には体を温めて黄体機能を高める「補陽」の薬が使います。同時に適度に陰血を補うことも大切です。
心や肝の「火」が旺盛になり過ぎて、胸の張りや痛み、イライラ、めまい、頭痛といった熱症状が現れやすい
時期ですので、そのような症状がある場合には、気のめぐりを良くして、体の上部に滞りがちな熱をさます
「疏肝理気」の薬を使います。
以上のように、4つに分類しそれぞれに適切な漢方薬を使用します。
漢方薬による周期療法をお試しになりたい方は、どうぞお気軽にお問い合わせ又は、ご来店下さい。
薬心堂漢方薬局 電話 044(788)7785