Solaris8という商用UNIXの世界では、デファクト・スタンダードとなっているOSがある。その使用感はどんなものだろう。  
 
 

あのSolarisがご家庭に

Solarisというと、昔からコンピューター(コンピューター=PCではなかった時代から)に接している人にとっては、高嶺の花であった。ここ、厳密に書けば、SolarisはOSだから、ハードで言えばSparcということになる。ま、SolarisはそれらSUNが提供するシステムの象徴的な存在ということだ。動作するマシンは、PCAT互換機と昔ながらのEWSとある。これから、話すのはPC版の方である。
さて、Solarisがなぜ、SUNのシステムの象徴かと言うと、書店でSUNのシステムについて書かれたものを求める場合、殆どの場合は、Solarisという名称で探すのが早くて確実だからだ。
何が優れているかというと、ベースになっているのがUNIXだから、電源を入れて使用し続けるようなサーバー用途では抜群の安定性を見せる。
ハード的にはEWSはPCよりははるかに堅牢ではあるが、それでも5年に一度くらいは故障する。これは、私の顧客のケースで、一日平均10時間運用で、である。だが、OS自体がおかしくなってインストールし直したという経験は600サイトの顧客中片手で数えるほどもない。だから、たぶんPCの上で動くSolarisも同様に堅牢なOSだろうなと期待はされる。
まあ、今でも決して安いわけではないが、PC上で動くそのSolarisが世界中の言語をサポートしつつ、日本のSUNに電話したら、一万円ちょっとで配達されてくる時代になったのだから、すごいことだ。と、EWS版のSolarisを使ってきた人は誰しも驚いたことだろう。本当はこの辺りの価格については、めんどくさい説明が必要なのだが、はしょる。

インストールをする

んで、インストールだが。
ノートPCはサポートされていない。デスクトップPCを用意します。
さらに、PCに他のOSがインストールしてある環境下でするなら、はっきり言って、めんどくさい!特にSUNの用語法に慣れていないと、失敗しててHDD全体にフォーマットをかけたりしがちである。
なので、専用のHDDを用意して、それだけを接続し、そこにインストールすることをお勧めする。この場合、割と簡単に、といっても、UNIX自体の概念や、SUN特有の語法が分かる人にはだが、インストールできる。この時、韓国語サポートをインストールするのを忘れないようにね。インストールはなんだかんだやって、小生の場合は、2時間近くかかりました。 
EWSのインストールの方がずっとお手軽だ。いろんな書籍(ムックもある)で、これらのインストールについて長々と紹介してある理由もこれで分かる。LINUXのインストールでさえ、昨今はGUIを使用しているし、パーティションの切り方について考えなくてもインストールできるというのに。

韓国語で起動するには

ログインする時に、言語の文字コードを決めるだけだ。(なんと、UNICODEや韓国EUCもありますぜ。日本語も同様)。画面はここ。(201K)
 起動すれば、殆どの場所で(ヘルプも含めて)韓国語化された環境が提供される。日本語に帰りたかったら、一回ログアウトして、言語の文字コードを決め直すだけだ。
後は、Solaris(UNIX)の世界なので、Windowsとは違っていろいろめんどうな設定が待っていますが。
LINUXも今後は、このように簡単に言語や文字コードの設定を切り替えて起動できるような方向に進んでいるので、今後のトレンドを先取りしているような感じですな。
でもなー。LINUXもそうだけど、簡単に言語の切り替えができるし、安定しているとしても、ソフトの数がWindowsほどには豊富ではないし、お手軽にインストールできないのが、残念ですな。もっとも、顧客の日常業務に薦める場合は、逆に簡単にインストールできないということが、下手にいじって壊されないですむから、いいんですけど。
Palmが楽しいのは、ソフトの数が豊富だからだし、殆どがフリーかシェアだからねえ。
万人にお勧めするものではございませんが、OSの未来を見たい人にはいいかもね。