愛海は、元はそんなにおかしくない普通の女の子(女子高生)だった。
確かに政界にも通じている社長の一人娘のため、わがままなお嬢様では
あったものの、最初は孤独だった歩に唯一人「友達になりたい」と言ってきた
明るい子だった。
しかし、自分の恋人のカツミを歩が寝取ったと誤解しだしてから、
その歯車が狂っていく。
とはいえ、クラスメートをえり好みするところや、ちょっと気に
入らない子(羽鳥未来など。彼女は後に歩を助けて、親友になっていく)を
集団でいじめたりするところなどは、すでにそのころから悪役の気質十分
だったことを表していると思われる。
それが、歩に対する勘違いというだけで、彼女をあれほどまでの犯罪に
駆り立てたのは、本来持って生まれた悪魔の気質なのかも知れない。
彼女にとっては、歩は自分を裏切ったとんでもない女という考えが
こびりついており、どうしてもっと柔軟に考えられないのか?ということが、
「ちょっとお話だな」とも思う。とはいうものの、これまでの少女マンガには
ありえなかったような悪役であることは確かである。
余談だが、歩が何もしていないことが分かった時は、愛海はどうなるの
だろうか……?
|