名前
フリーザ
作品
「ドラゴンボール」
タイプ大悪党
悪人度10
かっこよさ度
強さ
存在感
作品貢献度
「ゆ、許さん・・・・・・・絶対に許さんぞ虫けらども!じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!」




 「宇宙の帝王」。宇宙のあちこちから集めた突然変異種の優秀な戦士を従え、父コル
ド大王らとともに支配者として君臨した。その支配方式は、己の絶対的な実力を背景に
した恐怖政治であろうというのは容易に想像できる。

 惑星ベジータに攻め込み、ベジータの父を倒してサイヤ人を従えたが、このサイヤ人
の中から己の地位を脅かすほどの力を持った「伝説のスーパーサイヤ人」が現れるのを
恐れ、惑星ベジータを破壊しサイヤ人をほぼ全滅させる。(この時生き残ったのは、不
在だったベジータ、ナッパ、ラディッツ、そして地球に送り込まれていた孫悟空のみで
ある。)

 ベジータが地球に攻め込んだ時にドラゴンボールの存在を知ると、不老不死の願いを
かなえようとナメック星に攻め込む。圧倒的な実力差にモノを言わせ次々とドラゴンボ
ールを集めたが、ベジータや悟空一派の妨害に会い、願いをかなえることはできなかっ
た。怒り狂ったフリーザは、連中を「じわじわとなぶり殺しにしてくれよう」と、第二
段階、第三段階、そして最終形態と変身して戦い、ピッコロ、ベジータを倒す。

 しかし、クリリンを殺害したことが、孫悟空の怒りを買い、彼をスーパーサイヤ人と
して覚醒させてしまう。スーパーサイヤ人となった孫悟空と戦うが、歯が立たず敗れた。

 後、一命をとりとめたフリーザは、孫悟空一派に復讐をしようと己の姿をサイボーグ
と化して地球に攻め込む。地球絶体絶命の危機であったが、未来からやってきたトラン
クスに一蹴され、コナゴナにされたあげくあとかたもなく消し去られた。


 「ドラゴンボール」史上、最も記憶に残る悪役であろう。単純に実力を考えるなら、
後に登場したセルやブウの方が上ではあろうが、その存在感はフリーザが両者を圧倒的
に凌駕している。その理由として、作品の舞台がラディッツ来襲を機に「地球」から
「宇宙」へと広がり、ベジータ編を経て最後に登場したのがフリーザであり、作品史上
最長となった「宇宙シリーズ」最後の「大ボス」であったことがひとつ。

 そしてもう一つは、その独特の「雰囲気」である。普段は一見物腰やわらかで女性の
ような口調と丁寧な言葉遣いをし、そんな様子で「では、みなさん死んでいただきまし
ょう!ほほほほほ!」と悪事の限りを尽くす。この怪しげな雰囲気に、読者の誰しもが
恐怖したのではなかろうか。そして、怒りが頂点に達し、その化けの皮がはがれて今ま
で溜め込んでいた怒りを吐き出したときは(「許さん、許さんぞ虫けらどもっ!!」の
シーン)、それまでの「ひっぱり」がよく効いていたこともあり、迫力は満点であった。

 良心のカケラもみせずに殺戮を繰り返し、追いつめられれば一転、命乞いをするとい
う姿勢も、悪役としては非常に正しい行為である。

 ただ、これだけ完成された悪役の最後が、トランクスの引き立て役であったのは残念
である。筆者の個人的見解を述べさせてもらうなら、孫悟空に敗れて爆発するナメック
星と運命を供にして死ぬことこそ、「世紀の悪役」の最後にふさわしかったのではない
かと思われる。


「私の戦闘力は530000です。ですが、もちろんフルパワーであなたと闘う気はあ
りませんからご心配なく。」
当時一世を風靡した「戦闘力」。2万、3万が当たり前だった時代に53万という数字
は驚愕モノだった。

「ゆ、許さん・・絶対に許さんぞ虫けらども!じわじわとなぶり殺しにしてくれる!!」
ついに丁寧語を捨てて、本性を表したフリーザ。

「オ・・オレは宇宙一なんだ・・・!! だから・・・だから貴様はこのオレの手によ
って死ななければならない・・・!! オレに殺されるべきなんだーーーーっ!!!」
命を助けてもらっておきながら、こう言って背後から攻撃。悪役の鏡です。
フリーザの画像は、いっヴぇーさんに描いていただきました。

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