名前
カルラ
作品
「新桃太郎伝説」
タイプ卑怯な腰巾着
悪人度10
かっこよさ度
強さ
存在感10
作品貢献度
「ケーッケッケッ!ああ!人間のにおいはくさくてたまらん!」




 鬼族世界の幹部。前作のラスボスだったえんま様とは同僚の関係にある。 自分の力が足りずにコンプレックスを抱き、 配下の手柄を自分のものにして鬼の世界で出世していく。
 桃太郎の行く先々で邪魔をするが、自らは戦わず、 配下を差し向ける。そして、配下が敗れると容赦なく 殺害してしまう。しかし、鬼族の長である伐折羅王には あくまで桃太郎が殺したかのような報告を行う。 (桃太郎は「改心」させるだけで殺しはしない)
 カルラの悪行はさらにエスカレートしていき、 終盤になると、伐折羅王の長男であるダイダ王子が 桃太郎に敗れ改心したことに腹を立て、殺害してしまう。 さらに大地を支えていたかぐや姫も殺害し、 世界は鬼が島と、一部の高台の島を除いて全て水没してしまう。
 鬼が島に乗り込んだ桃太郎一行は伐折羅王に勝利し、 改心させる。伐折羅王はやっとカルラに騙されていたことに気がつく。 このときカルラは伐折羅王を配下に殺害させ、自分が王たらんとするが、 すでにカルラを信頼する部下はいなくなっていた。 そこでカルラは自ら手を下そうとするが、 伐折羅王の次男であるアジャセ王子に阻まれ、失敗。 しかし、傷を負って倒れたアジャセ王子の生き血を飲んで 究極の体を手に入れるが、桃太郎たちの友情の力に敗れ去り 石化してしまう。


 「桃太郎シリーズ」のなかで世間的に知名度が高いのは 「桃太郎電鉄」であるが、この作品「新桃太郎伝説」にも根強いファンがいる。 その最たる理由が「カルラ」の存在ではないかと思う。
 カルラは「腰巾着なのにラスボス」というRPGでは よくあるパターンであるが、このカルラほど悪を貫き 悪に生きた悪役は珍しいのではなかろうか。 いや、「悪に生きた」と言っては他の悪役たちに失礼だろう。 彼は、悪の中でも「卑怯」という部類に入る。 上司にへつらい、部下には威張り散らす、中間管理職には 絶対にいてほしくないタイプだ。
 カルラの行動には同情の余地など全く存在しない。 自分の出世のために平気で仲間や部下を裏切り、挙句の果てには殺害してしまう。 村を一つ潰すことなど何とも思わない。 プレーすれば分かると思うが本気で倒したくなる野郎なのである。 殺意さえ沸いてくる。そして実際に倒すとなんとも言えぬ爽快感がある。 それはカルラによって桃太郎たちの行動に正当性が与えられ、 「勧善懲悪」という構造が究極の形で完成したからではないかと思う
 カルラのあまりの残虐性には批判の向きもある。 桃太郎シリーズはそれまでギャグ路線をとっていたのだから ある意味当然だろう。しかし、やはりカルラがいなければ、 新桃太郎伝説というゲームは極めて味気ないものとなった事だろう。
 徹底的な憎まれ役で決して好かれることはないが、 ゲーム内で必要不可欠な存在、それがカルラなのである。


「ケーッケッケッ!ああ!人間のにおいはくさくてたまらん!」
「ケーッケッケッ!」はカルラの口癖。イヤミが倍増。

「おまえ達があしゅらまで味方にするとは思わなかった! どんな手を使ったのだ?金か?女か?土地か? なぜ笑っておる? な、何?何だと?バ、バ、バカな!おまえ達は何の見返りもなしに動いているというのか? ふざけるな!そんなやつがいるか!」
カルラには金や女や財産しか味方につける方法を持ち合わせていないのです。

「オレ様の・・・野望は・・・終わ・・・る・・・の・・・か?」
今まで殺してきた者たちの怨念を受け、石化するカルラ。断末魔の叫びです。
投稿していただきました作品です。

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