名前
Dr.マシリト
作品
「Dr.スランプ」
タイプボケ悪党
悪人度
かっこよさ度
強さ
存在感
作品貢献度10
「お前なんかだいっ嫌いだ!ボツだ!!!」




 地球征服を目論む悪の科学者。キャラメルマンというロボットを製作し、則巻千兵衛
とアラレちゃんの一味と対決する。毎度毎度あと一息で勝利というところまでいくもの
の、キャラメルマンの欠陥が判明したりマシリト自身がドジを踏んだりして結局は敗北
する。敗北の都度痛い目に会い、体をサイボーグ化してなんとか生き延びる。

 ついには、自らがキャラメルマン9号となってアラレちゃんとの最後の決戦に臨む。
アラレちゃんを撃破するものの、怒りに燃えたオボッチャマン君に木っ端微塵にされて
しまった。わずかに残った部品だけが彼の痕跡を物語っている。


 知らぬ者はほとんどいないであろう。鳥山明が当時の担当であった鳥嶋氏をモデルに
作り上げた、「Dr.スランプ」唯一(?)にして最大の悪玉である。「Dr.スランプ」
はギャグ漫画であるが、それゆえに作者はネタ切れに悩んだらしく、そんな時にいつも
頼ったのが「戦闘もの」のお話。「戦闘もの」にするからにはアラレちゃんに対抗する
悪玉が必要となり、このDr.マシリトが生まれたわけだ。

 「戦闘もの」のお話とはいえギャグの要素を欠かすことは出来なかったため、このマ
シリトはかなりのボケキャラとならねばならなかった。彼が造り上げるキャラメルマン
シリーズは作を重ねるごとに強力化し、7号、9号などはアラレちゃんを完全に粉砕す
るほどの破壊力を誇っていたが、必ずといっていいほどマシリト自身のドジやミスによ
って敗北してしまうのがいい例である。とはいっても、このボケキャラぶりが、悪玉で
あるマシリトを憎たらしくもほほえましいキャラクターにしていると言えよう。

 ほぼ唯一の悪玉であったマシリトが死んでしまった時、寂寥感を禁じえなかった人も
多かったのではなかろうか。「マシリトの死が『Dr.スランプ』最終回の前兆だった」
とも言われている。それほどに存在感がある悪役だったのだ。

 蛇足ではあるが、筆者の個人的観測では、このマシリトの科学力はあなどれないもの
があると思う。(まるまるコピーして作ったとは言え)アラレちゃんと全くの互角の性
能を持つ4号(オボッチャマン君)を造り、パワーならアラレちゃんを圧倒する7号、
9号を造ったのだから。少なくとも、スーパーサイヤ人の孫悟空に匹敵する力はあると
想像される。この次元に、わずかな試作品で到達したマシリト。ドクターゲロに優ると
も劣るまい。


「お前なんかだいっ嫌いだ!ボツだ!!!」
キャラメルマン4号(オボッチャマン君)に対して。

「オレはナウ〜イみずすまし〜♪かわいいあのこもみずすまし〜♪(以下略)」
ガッチャンが持ってきたカラオケをついつい歌ってしまうマシリト。ああその隙に・・

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