30年も続く戦隊シリーズのラスボスはどれも強大である。
惑星そのものだった大星団ゴズマの星王バズーに、シドンの花がなければ負けていた
銀河超獣バルガイヤーに、人間の悪の心そのものである妖怪大魔王。他にもまだいるのだが、
いずれも邪悪で巨大な悪の権化達である。
絶対神ン・マもその1人であり、絶対神になる前から黒幕的存在として君臨していた。
マジレンジャーの小津兄弟の父親である小津勇ことブレイジェルによって、15年前に封印されるが、
その際にブレイジェルに呪縛転生の呪文を掛けて、自らの配下の魔導騎士ウルザードに仕立て上げ、
凱力大将ブランケンや魔導神官メーミィらを使って自らの復活をもくろんだ。
その力は冥獣帝時代でも強大のようで、メーミィの前身である天空聖者ライジェルがマジトピアを
裏切るきっかけを作ったほどであると思われる。
呪縛転生の解けたブレイジェルによって再度封印されるものの、それと同時に目覚めた冥府神達に
よって再び復活、絶対神として完全なる転生を遂げた。絶対神としてのン・マの力は強大であり、
冥府神スフィンクスを恐怖で従わせ、その満たされない飢餓は悠久の時さえも飲み込む。まさに、
戦隊シリーズのラスボスの王道を行く存在といえる。
だが、悪役の性ゆえか最期はマジレンジャー達やン・マを裏切り、インフェルシアを作り直すと
決意し、離反したスフィンクスや妖幻密使バンキュリアらによって絶対神は勧善懲悪ものの
戦隊シリーズの悪役の宿命どおりに滅ぼされることになる。
最後まで戦隊シリーズの悪役の王道を貫いた印象深い悪役であったと言える。
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