こきりこ節


富山県の代表的な民謡には、「越中おわら」「古代神」「麦屋節」「といちんさ節」「せりこみ蝶六」などたくさんありますが、パタリロが一番大好きなのは五箇山民謡の「こきりこ節」です。「はれのサンサもデデレコデン」という囃子は富山県外の皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか?
毎年9月になると城端町では麦屋祭、そして五箇山の白山宮ではこきりこ祭が行われ、綾蘭笠をかぶり、狩衣を着て、ささらという楽器を持って踊るいでたちは現存する日本最古の田楽として観光客を楽しませてくれます。またささらという楽器は地元の売店にお土産として売っています。編目を上にして、「カチャカチャ」と鳴らすのは結構、技が必要です。


(こきりこ唄)♪
一、筑子(こきりこ)の竹は七寸五分じゃ   長いは袖のカナカイじゃ
(窓のサンサもデデレコデン   はれのサンサもデデレコデン)
一、踊りたか踊れ泣く子をいくせ   ササラは窓のもとにある
一、向かいのお山を担ことすれば   荷縄が切れてかづかれぬ
一、向かいのお山に啼くひよどりは   啼いては下がり啼いては上がり
朝草刈りの目をばさます   朝草刈りの目をさます
一、月見て歌う放下のコキリコ   竹の夜声の澄みわたる
(続きあり)


  

   麦屋祭で披露されたこきりこ踊り。綾蘭笠、狩衣、ささらのスタイルで踊っている。


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