(なかぶさおんせん)
中房温泉


長野県穂高町の燕岳登山口にある温泉です。露天風呂7つ、内風呂7つの豊富な温泉には目を回してしまいます。パタリロ家は燕岳登山を兼ね2003年9月末に入湯しました。9月末とはいえ、北アルプスの麓の村は秋の終わり同様の寒さです。国道147号線から327号線に入り、クネクネの山道を上りきったその終点に中房温泉があります。ここは標高1400mの高度で、この時期になるとフリース、ジャンパー類がないと寒くて過ごせません。駐車場に車を置いて外に出るといたる所から湯気が湧き出ていました。


中房温泉の露天風呂は菩薩の湯、月見の湯、温泉プール、わたの湯、むし風呂、滝の湯、白滝の湯の7つ、内風呂は本館・別館内にあり、大湯、不老泉、御座の湯、岩風呂、大浴場、家族湯、薬師湯の7つ、で合計14個の温泉デパートです。

パタリロ家はまず露天風呂の菩薩の湯に入湯。ここは燕岳登山の入口にあり、丸い円形の野天風呂のそばには菩薩像が祀られていました。KameG君は早速フルチンでポチャン!と入りましたが、パタはふるえる寒さに水着で入るのを躊躇、ビデオ撮影にまわりました。菩薩の湯の次に向かったのが月見の湯。月見の湯に行く途中に温泉プールが広がっていましたが、この日は誰も入っておらず。やはりこの寒さでは泳ぐ気がしないようです。月見の湯にたどり着くと、やはりKameG君だけがフルチンでポチャン!ここは大人4〜5人程度だけが入れる広さで、月を仰ぎ見て入れるのが特典だとか?ここを後にして向かったのがむし風呂。ここはサウナのような部屋でお湯はありません。そのそばにあったわたの湯は一瞬、トイレを思わせるような狭くて暗いお風呂でとても入る気がしませんでした。むし風呂で流した汗をここで洗うのだそうなぁ。野天風呂の最後として入ったのは貸切風呂の滝の湯。ここは旅館のフロントから鍵を借りて来ると、一人当たり20分程度で入湯できる個室風呂です。KameG君が早速、フロントから鍵を借りて来て、二人共すっぽんぽんでポチャン!と入りました。大人2人程度が入れる小さなお風呂の上から細い滝の湯がずどどぉー!KameG君が一心不乱で滝行?に励んでいました。(^o^)

露天風呂を終了した後に向かったのは別館にある内湯の岩風呂。ここは大きな内湯の真ん中にケルンのような岩が突っ立っており、その周辺に入浴客がたわむれている状態でした。ここは洗い場が少し狭かったですね。夕食後に向かったのは不老泉。ここは本館の内湯の中では一番大きなお風呂で、名の如く不老の湯、浴槽の造りもホテル並みでした。その後は一般家庭並みの御座の湯、大湯とはしごして、最後は別館にある大浴場に入湯。ここは内湯の中では一番大きなお風呂で浴槽の真ん中に大きな岩がドシン!と置いてある造りでした。

翌朝はまだ未入湯となっていた薬師湯に入湯。家族湯は汚なすぎて入れませんでした。

これだけの温泉があると半日ではとてもはしごができません。2〜3日の日数をかけて入るのが良いようです。
中房温泉旅館は本館がボロ館で主に登山客が宿泊。別館、招仙閣が新館で入浴客が宿泊します。料理も雲泥の差で、本館には山小屋程度の食事、新館には個室に特上の料理が並べられるようです。

パタリロ家は翌日に燕岳登山を控えていたので、ゆっくりと温泉旅館を満喫できないのが残念でした。また機会があれば行ってみたいですね、KameG君!あっ、もう遅いか。。。


   

(左から菩薩の湯、わたの湯、滝の湯、不老泉)


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