(ちょうがたけ)
蝶ヶ岳
(2664m)


北アルプスの燕岳、大天井岳、常念岳の南にに延びているところにある槍・穂高の展望台です。ここから見た槍・穂高連峰の山容は絶景で、登山道は比較的歩きやすく女性向きの優しいコースと言えそうです。


平成3年9月下旬、秋の彼岸連休を利用して、今回は聴障者ハイキングサークル(RB)の人達と行くことになりました。聴者1人に聴障者6人の隊で大阪駅から出発。JR大糸線豊科駅からタクシーを利用して50分程で三股に到着。ここから5時間程歩くと蝶ヶ岳山頂です。

なだらかな登山道を何回か休憩をとりながら分岐点を右に曲がると蝶ヶ岳ヒュッテに到着。そこに荷物を降ろし、さらにヒュッテを北上して20分程歩くと頂上に着くきました。風は最高に強かったですが天気はまずまず。この日はヒュッテに泊まりました。

朝は晴天で穂高連峰の眺望が絶景。リーダーのA君は大感激していました。

帰路は頂上から少し下ったところから2時間程かけて横尾に到着。この下山路には秋のキノコがたくさん生息しており、我を忘れて拾い集めるものが続出、「茎に筋がないものは毒で、あるものは食べられる」という云われはホンマかいな?後で図鑑で調べるといって、そのまま持って帰るものがいました。横尾からは梓川沿いに徳沢、明神、上高地へと進みましたが、途中、道の合間から見える梓川の流れには感動しました。今でもチャゲ&あすかの「万里の河」を聞くと何故か梓川を思い出します。

終点・上高地に着くと温泉に行く二人と別れて残りの5人で大阪へ帰ることになりました。途中、JR松本駅でリーダーの持っていた皆の切符が特急券だけしかないことが発覚。上高地であの二人と別れた時、乗車券も全て渡してしまったようです。

そのまま特急券のみでJRに乗車。新大阪駅では係員を何とかごまかして改札口を素通り。実にハラハラする帰省となってしまいました。


蝶ヶ岳頂上付近から眺めた槍・穂高連峰


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