(ぽんぽんやま)
ポンポン山
(679m)


京都西山連峰の最高峰です。神峰山寺、本山寺などの名刹もあります。名の由来は山頂で足踏みをすれば「ポンポン」と音が鳴ることからつけられたそうです。一説によると山崎の合戦の時の戦死者の死体を棺に入れて山頂に埋葬したので、それが年月を経て腐り、地中に空洞が出来たのではないかという説、または地下の岩盤に空洞があるからという説もあります。理由は定かではありませんが、狸が出る山でないことは確かですなぁ。


平成7年7月、梅雨明け前の晴天時に登りました。今回は会社の同僚達とです。JR高槻駅からバスに乗り、原立石で下車。そこから徒歩で30分程歩くと神峰山寺(かぶさんじ)に着きました。ここには日本最初の毘沙門天様がいらっしゃるんだそうなぁ。また紅葉の寺としても有名です。ここからの道は舗装道路でサイクリングには最適の場。神峰山寺から1時間程で本山寺に到着。山中の古寺ですが境内は明るく、ここで昼食をとることになりました。昼食後からの道がいよいよ本格的な山道で急登です。尾根に出ると展望がなくなり、整然とした植林帯の中を歩いて行くと山頂に到着です。山頂は小広場で、そこからは東に比叡山、大文字山、北に愛宕山が見えました。ここでみなで記念撮影。

帰路は向日市方面で、杉谷集落へ向かって下りて行きました。ここにはわら葺の民家があります。そのままさらに下りて行くと、善峰寺に到着。ここは西国第二十番札所で遊竜の松と呼ばれる20mを越す長い枝の松が地上沿いにゆうゆうと延びていました。まさに竜が松に化身したといった感じ。

善峰寺で休憩した後はバスの便がなく、そのまま阪急西向日駅に向かって歩きました。ここから駅までは4キロだったかな?2時かけて歩いたような気がします。途中、竹林の中を通ったりして、筍の里の風情を感じました。それから2年後、結婚してこの筍の里、向日市に住むようになるとはその時はまだ知る由もありませんでした。


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