（りょうせんざん）
霊仙山
（１０８４ｍ）
滋賀県湖北に位置する霊仙山は伊吹山の東側に対峙しています。伊吹山が際立つ山容を見せるのに対し、霊仙山は高原台地の山です。山頂周辺は石灰岩質の平らな丘で、ここから眺めた琵琶湖の展望は抜群です。
平成７年６月、梅雨入り前の晴天時に入山しました。東海道本線柏原駅から徒歩で名神高速の下を通過し、登山口へ。林道をしばらく歩いて行くと、樹齢数百年の老杉が立つ一合目に着きました。ここでしばらく休憩してさらに上昇。この道は柏原道と呼ばれて最も整備された道のようです。三合目を過ぎると背後に伊吹山が見えて展望が開けてきました。左側には養老山地も見えます。五合目付近は湿地帯で展望はきかず、夏には涼気を感じる好休憩場所。さらに六合目に出ると霊仙山の丸い山頂が見えてきて、継子穴を過ぎ、クマザサをかき分けて進めば米原避難小屋が見えてきました。九合目からは藤原岳や御池岳が望めるようになり、米原避難小屋に到着。ここの小屋は丸太で出来ています。小屋の目の前が北霊仙山のピークで、ここから徒歩１５分程で霊仙山の三角点に到着です。ここからの展望は鈴鹿山地の山々、琵琶湖とその向こうに見える比良山地、そして対峙する伊吹山と大スケールの超展望でした。
帰路は醒ヶ井方面へ下りるコースで、見晴台、汗拭峠、榑ヶ畑と過ぎ、醒ヶ井養鱒場のバス停に到着。ここからはバスで東海道本線醒ヶ井駅に向かいました。