(しろうまだけ)
白馬岳
(2932m)


槍・穂高と並ぶ北アルプスの名峰。白馬大雪渓は有名で、お花畑も豊富です。白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳の白馬三山は眺望を楽しむ上でももってこいのコースで、要所には山小屋が揃っているので比較的容易に歩ける山でもあります。白馬岳は元「代馬岳」と名づけられていたらしく、「白馬岳」と変わっても発音は「しろうまだけ」のままです。でも地元の村は「はくばむら」で八方池も「はくばはっぽう」と呼びます。間違っても「はくばだけ」と呼びませんようにご注意下さい。


平成5年7月末、単独で入山しました。梅雨明けのシーズンで登山口付近は大勢の人だかり。今回は単独ということで猿倉→白馬尻→葱平→村営頂上宿舎→白馬岳の登頂コースを1泊2日の予定で歩きました。白馬尻までの1時間はゆるやかな登山道で、白馬尻から中腹の葱平までの2キロは大雪渓です。靴底に四本爪の簡易アイゼンをつけ、マイペースで上昇。途中、空気ボンベを吸い込んで休んでいる女性を見かけたりしましたので、ここも富士山並みに空気が薄いのかもしれません。また会社の行事で参加しているらしい行列を作った女性達が悲痛な顔で雪渓を歩いている姿も見かけました。どうも自らの意志で来たのではなさそう。葱平から先は一般登山道でしたので、アイゼンを外して再び上昇。ここから先はお花畑ではたくさんの高山植物が咲き乱れていました。2時間程で村営頂上宿舎に到着。右折して白馬山荘へと進みましたが、ここはかなりの強風でした。山荘で荷物を下ろし、15分程で白馬岳頂上に到着。残念ながら天候は曇りで視界ゼロ。仕方なく引き返して、今夜の宿、白馬山荘に宿泊しました。驚いたことにここの山小屋は空中レストランといった感じで、豊富な食事のメニューがあふれていました。

翌朝、元来た道を下山。途中、雪渓上で迷いましたが、何とか無事に白馬尻に出て、猿倉の登山口に着きました。


雄大な白馬大雪渓


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