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2002年8月1日〜3日、夏休みをとって南アルプス、甲斐駒ケ岳&仙丈岳へ行ってきました。内田久美子記録係りと田島利佳写真係り。太字の時間はうっちー記録メモ。かしも写真撮ったのでそのうちもらいます。

8月2日甲斐駒ケ岳頂上(2,960m)にて。うっちー、かし、りか

甲斐駒ケ岳頂上、うっちー、かっしー、りか 8/1(木)いざ南アルプスへ、今日から2泊3日で甲斐駒&仙丈の麓、北沢峠の長衛小屋にてキャンプ。ここは3000m級の山にとてもアプローチしやすく、日帰りで帰って来れる場所で人気がある。山へ登るときは最小限の荷物を持てばいい。その他はテントの中へおいておくことができるからだ。
7:40 飯能:リカ号
8:15 青梅駅:内田さんピックアップ
    青梅街道で奥多摩-塩山-芦安村-広河原
12:40 広河原着(1520m)
14:10 北沢峠まではバスで
14:35 北沢峠着(2030m)
    長衛小屋キャンプ場へ10分ほど歩く。(1980m)
20:00 就寝

最近登山を始めたという会社の同僚、内田久美子嬢と夏休みをとり、いよいよ南アルプスへ。彼女は山に惹かれる!ということでOL登山委員会に入り(ヤマケイバックアップ)、最近本格的な山行を始めた。彼女の父上も山やで小さいころよりかなり影響を受けているようだ。彼女とはお正月に川苔山へ一緒に登った。テント泊はなんとまだ2度目、そしてかなりざっくばらんで適当にこなしている私に2日間も付き合うのにいろいろ心配で不安だったご様子。「甲斐駒が岳に登る朝、田島さんが寝坊をする夢をみてしまいました…」とのたまっていた。

かしは会社の夏休みと私たちの夏休みとが偶然重なり、彼もまた最近山の魅力にとりつかれているようで、富士登山駅伝前、夏休みにも関わらず休日出勤している合間を縫って1日だけ参加。夜中に車を飛ばし朝北沢峠へやってきて甲斐駒ケ岳へ登り翌日の朝には出発、その日のうちに富士山の7合目?に移動となかなかのタイトスケジュールぶり。

私は今回と同じ行程は、2年前に同じオリエンテーリングクラブ、みちの会の児玉君、中町君と10月に初めて行った。仙丈岳へ登るのが先だったけど。雪が降ってもおかしくない寒い中(実際夜霜が下りた)、夏山シーズン最後の連休に、終わりかけの紅葉を楽しみながら仙丈岳へ登った。翌日の甲斐駒ケ 岳は台風接近のため断念。今回はその甲斐駒が岳へ登れるかと思うとワクワク。

そんな3人が集まって今回の山行が始まったのだった。

8月1日(木):
青梅より車にて広河原へ。
12:40頃着。なんとかセンターで持参のおにぎりを食べた後、周辺を散策。

広河原センター内 広河原、つり橋 平日にも関わらず広河原にある大駐車場はほとんど満車。さすが夏山恐るべし。翌朝来るかしは大丈夫かしらとちょっと心配。 まじかにある北岳はときたま顔をのぞかせるが、すぐに雲で隠れる。写真のつり橋の向こうに見えるはずなのだけれど。これを登るのは 大変そうだが、日本で2番目の山(3、192.4mは一度は登らなくてはならない(2位の会のメンツをかけて?)。でも北岳って登る山というより見る山かも。その姿はかっこいいし絵になる。8/2,3は高野由紀さんと宮川祐子さんが、のぼりにやってくるらしい。ニアミスだ。 。
バスのチケットをセンター内で買い、お昼を食べ、入山届を提出する(用紙を用意しなかったため内田さん持参の小さなメモ帳に書く)。このセンターでは各山へのアプローチ、小屋の情報などが得られる。お土産もアイスクリームも売っている。衛星公衆電話が設置されていた。当然ながら携帯電話の電波は入らない。北沢峠へのバス出発まで時間があるのでそこら辺散策した。それにしても日差しが強い。が日影に入ると涼しい。湿度も低い。ヨーロッパの夏を思わせる。すでに避暑モード。

テントを張るうっちー 14:10発バスにて、北沢峠へ(14:35着)。テント設営、寝床準備などなど。
16:00くらいから食事準備、献立はオイルサーディンご飯&コーンスープ&ビールなり。
19:00頃、テントの中へ。
20:00就寝。と思いきや、救急車の明かりが。田島さんサイレンの明かり撮影。その後就寝。

北沢峠への最終バスは、中,高校生山岳部の男の子たちが多く3台もマイクロバスが出動した。どう考えても彼らはテント泊っぽい。「バスを降りて彼らより早くキャンプ場に着いて場所取りする、その間うっちーは小屋へテント泊代を払ってくるのよ、」と作戦立てる。 キャンプ場は思ったよりもそんなに混んでいなくてよかった。1人1泊500円。明日かしがやってくるので2つテントを張れる場所を探す。無事テントを張り、荷物整理もしてゆったりした時間をすごした。目の前を流れる小川の水はとても冷たく、バスで一緒だった男の子たちがわーわー水遊びをしている。かわいい。周りを見渡して、女の子だけでキャンプやっているグループいないなぁ、そういえば一人でテントを立てているときもやたら注目されていたし。とふとみるとちょっと先に同じような女性2人のグループがいた。しかし、さっそくソロでキャンプをしている男性と話をしている。むむ。

ここのテントサイトはやたら設備がいい。そして景色もよい。小仙丈岳が目の前にあり、振り返ると甲斐駒の摩利支天が顔を出している。2年前にはなかった水洗トイレがいつの間にか建てられていた。洗面場はに鏡と手洗い用のかなり薄められた液体石鹸まである。水場も蛇口からきちんと水が出る。ごみもカン、ビン、燃えるごみ,生ごみと分別されたゴミ箱が設置されている。う〜ん、普通のキャンプ場とあんまり変わりない。よって他のキャンパーもあまり気兼ねなく水をジャバジャバ使い,洗剤で食器を洗い,歯磨き粉を使って歯磨きをし、当たり前のようにゴミを捨てていた。私たちのテントの目の前にいる高校生の山岳部グループは横になっている一人の男の子を囲んでなにやら話をしたり処置をしていた。てっきり応急処置の訓練かと思っていたがどうやらケガをして動けないらしい。日が暮れて寒くなっても動かすことができずどうするのだろうと思っていた。真っ暗になった20時ごろ、ここは下界か?と寝ぼけていると、救急車の音が聞こえてきた。南アルプス林道まではサイレンををならしつづけ、キャンプ場に入っている道では音をならさず赤い光を放ちながら静かにやってきた。案の定その男の子の救助だった。すぐそばにいながらいったい何が起こっていのかは、あまりに彼らがあわてず冷静に行動していたためよくわからなかった。不謹慎だがその救急車は長野県側からかそれとも山梨県側からやってきたのか、どっちかしら、、、と考えてしまった。夜はあまり眠れなかった。話し声が遅くまで周りでしていた。山岳部の顧問の先生だろうか、「おまえら、うるさいぞー。早く寝ろー」というのがなんだかほほえましかった。

キャンプ場出発 8月2日(金):甲斐駒ケ岳へ。
6:15 キャンプ地出発
6:45 仙水小屋
7:15着のバスでやってくるかしと途中の駒津峰で合流する時間をだいたい逆算し出発。うっちーはわくわくで、「明日も仙丈岳登る気満々です!!」と言う。まだ甲斐駒にも登っていない。。「じゃー使用前ということで元気な写真をとっておきましょう。」と一枚。ちょうど同じ時間に、救急車で運ばれた男の子のグループも甲斐駒へ。30分も歩くと仙水小屋。お腹の調子が悪く、トイレによった。ここのトイレも立派。水場もある。仙水小屋をしばらくすぎるとオープンになり、岩がごろごろのところを進んでいく。がんばって進むと仙水峠(2264m)。ここから摩利支天、甲斐駒が岳が一望できて素晴らしい。鳳凰三山のオリベスクも見える。遠く奥秩父、丹沢方面も見える。ちょっとモヤがかかったような天気。
左:仙水峠までの岩場 右:仙水峠にて。後ろは摩利支天&甲斐駒ケ岳
仙水峠までの岩場 仙水峠にて
8:30 駒津峰
8:55 かっしぃーさん合流!

駒津峰(2752m)より仙丈岳(3033m)を望む
仙水峠から駒津峰までは急登。神戸からやってきた40人の中高年パーティーに遭遇。あまりその気ではなかったが、ペースが違うので抜くことになった。ここで内田さんは頑張りに頑張った。「身軽だねえ、若いねえ、そんな半そで半ズボンで〜。リュックもしょわずウェストバックとは。。。」(私は肩があまりにも痛いので、ウェストバックにした。暑いから半そで短パン、そしてクロカンシューズととても一般登山者には見えない格好)。駒津峰(2752m)でしばし休憩。目の前に仙丈岳が見える。明日もあそこまで登るのか。。。10分ほど休み、9時までにかしが来なかったら先へ行こうといってたら、やや、かし現れた。計算どおりの時間で登場、さすが。

駒ケ岳へのザレ場 ここからは3人で頂上へ向かった。甲斐駒ケ岳への直登ルートを避け巻き道へ。六方石を過ぎると白砂の道。これが遠くから見ると雪がかぶっているように見えるのだ。滑りやすいので気をつける。 駒ケ岳へwidth="150"
甲斐駒が岳頂上にてうち&りか
頂上にてくつろぐかし
10:10 甲斐駒ケ岳頂上着。
3人とも初めての甲斐駒ケ岳。やったー。すぐそこに北岳。やっぱり北岳は見た方が素敵な山。鳳凰三山に仙丈岳。南方面は塩見岳、赤石岳など見える。富士山や北アルプスなどは見えなかった。ここでコーヒーを作って飲んだ。おいしかったー。
10:45 頂上発。
11:40 駒津峰
13:30 北沢峠着。
40人のパーティが頂上へついてがやがやしているころ、出発。ちょっと雲が出てきた。帰りのルートは、駒津峰から双子山(2649m)を通って尾根づたいに北沢峠へ下りてくる。
ここちよいハイマツの中を下っていく。後ろには甲斐駒。内田さんは下りにまだなれていないため、何回か滑ってしまった。一生懸命集中して下っていたので後ろでかしがこんなポーズをしていたことは気づかなかったらしい。甲斐駒が岳をバックにかし写真。男前。双子山へは若干登り。 双子山へ かし、甲斐駒をバックに
キャンプ場に戻ってきたとたん、大粒の雨が降ってきた。もう一度フライをしっかりと固定して、顔洗ったり着替えたりドタバタしているうち本降り。 テント内にてくつろぐうっちーこのまま明日の朝まで降っていたら浸水だよ、夕食つくるのも面倒、そりゃいやだなあ、、なんて考える。
うっちーと背中をふきっこしたりおしゃべりしたり、16時までちょっと昼寝。おやじ心が騒いでお昼寝しているうっちーを激写。当然怒られる。雨は降ったり止んだり。ただの夕立ならいいけれど。途中大きな雷が2,3回なった。すごく近い。さっさと帰ってくることができてよかったなぁ、、なんて思うが、この雷で近所の塩見岳にて落雷にあい、1人が死亡したとのことを翌日仙丈ケ岳を登った帰り、大平山荘で聞いた。かなりショック。山はやっぱりこわい。



かし、新しくヘッドランプを買う 雨振る中夕食 16:00より食事準備。献立:ミートソース・アサリのスパゲッティ・オイルサーディ ンご飯&ビールなり。
雨は降ったり止んだり。だいぶ寒くなってきた。とても真夏とは思えない。薄手のフリースを持ってきてちょうどよかった。みなさん新品のレインウェアを取り出す。レインウェアは雨も寒さも風も防いでくれて万能。ビールを小川で冷やしそれぞれご飯作り。オイルサーディンご飯は、菅平の白樺荘の宮澤チーフに教えてもらった。オイル漬けのいわしをそのまま炒めてしょうゆをかけてご飯の上にのせる。今回はそれににんにくを刻んで一緒に炒める。ご飯と一緒にというのが美味しい。ご飯は初めて「佐藤のごはん」を使った。なかなかいける。パスタは内田さん担当。たっつぷり作りがっつり食べてお腹いっぱい。ビールも美味しかった。でも私は体調悪いのか勢いよく飲めず最後まで残っていた。めずらしい。
日が落ちて暗くなってくると、2人とも新しく買った、というヘッドランプをつける。私今回はエミリンのを借りた。うーん、これを買ってしまうといよいよ全部一式そろってしまい、いやはや最後の一線を越えちゃうぞ、、といまだ手が出ないのだがとても便利で2~3000円で買えるしどうしたものか。 20時には寝られない、疲れた体をマッサージと3人テントの中でマッサージ大会。なかなか面白かった、周りの人々はどう思ったかしら、と笑う。すっかり雨は上がり、夜空に星がたくさん、天の川も見えてとてもきれいだった。21時ごろ就寝。しかし私は今晩もあまり眠れず。翌朝4;00になぞ起きられるのか我ながら心配。

3合目にて朝食、りか 8月3日(土):仙丈岳へ。
4:35 かっしぃーさんとお別れ、そして出発。
山の朝は早い。3時には周りでごそごそやり始める。うっちーも朝早い、すばらしい。うだうだしているとそれなりの時間になったので準備をする。かしは4時20分に起きて見送ってくれた。彼は7時半のバスに乗って広河原に帰り、そのまま富士山7合目?に登り、翌日の富士登山駅伝へ参加と、とてつもなくタフだ。いい走りができるといいね。
4:45 北沢峠の仙丈岳登山口。
5:45 三合目にて軽い朝食。
朝は本当に苦手。歩き始めてもまだ頭はさえずおしゃべりもできない。さすがに何も食べないとばてるので、ここでお食事。あたたかい卵スープと、クロワッサンにチーズを挟んで頑張って食べる。朝ご飯も苦手。頑張る。やっと目がさめてきた。
森林限界になると目の前の頂上は小仙丈岳(2855m)森林限界を超えて。小仙丈岳へ
がんばって登っていると樹林の合間から北岳が見える!昨日よりさらに近い。嬉しいー。大滝の頭、5合目を過ぎ、森林限界になるころ集団の最後に追いついた。どこぞやのおじさんが「おっ、昨日のお嬢さんたちじゃないか」と言った。そう、今日も出会ってしまった40人パーティー。ひょっとしてまた40人抜いていくのか、、とげっそり。森林限界となりあたりが見渡せるようになった。「すごーい」と二人で叫ぶ。目の前に北岳、その奥には遠く富士山、八ケ岳も北アルプスも見える。槍ヶ岳のてっぺんもよく見える。360度のパノラマ。すごーい、それしか言葉にならない。

左:後ろに北アルプスが見える。右:森林限界へ。後ろには甲斐駒ケ岳、遠くに八ケ岳
バックは北アルプス 後ろに甲斐駒、遠くに八ケ岳














8月3日仙丈岳(3033m)頂上にて。

仙丈岳頂上にて。うち&りか 7:10 小仙丈岳
8:00? 仙丈岳着。
小仙丈岳から仙丈岳まで後少し。途中、北アルプスの山岳パトロールをしているという”タケイさん”という方に出会った。50代の方だろうか、足腰しっかりしていて素晴らしい(プロだから当然だ)。頂上まで一緒に行く。何しろ山のプロ、当然ながら山々、草花などよく知っていて、遠くに見える山々の名前、花の名前、こけももとかあらゆることを教えてもらった。普段は北白馬の方でパトロールをしているとのこと、高校、大学から山一筋、沢にかける橋を作り、冬は登山スキーのインストラクターもし、当然冬山へも登る。かっこいい。頂上でここら辺では美味しくて有名だ、という高遠のお饅頭をいただいた。あんこはちょっと苦手だけれどとても美味しかった。下山で彼と別れる。またどこかの山でお会いできたら嬉しい。それにしても頂上には25名ほどのツアー登山客がいて賑わっていた。景色もどこまでもよくみえて、遠く白山までもが見えて最高。

沢沿いに下りていくと目の前に甲斐こま 下山ルートは仙丈小屋-馬の背分岐-馬の背ヒュッテから沢沿いに下っていき、大平山荘を経て、北沢峠へ。急斜面も多いが、馬の背分岐までは尾根線を歩く。道の両側にはいろいろな花がたくさんさていてかわいらしい。馬の背ヒュッテから沢沿いのルートは大きな石の中を下っていくのでかなりくたびれた。が、目の前にそびえる甲斐駒ケ岳を見ながらで気分がいい。日影がないため暑い。ここを下るのはいいけれど登っていくのはつらいだろうね。北沢峠まで戻る途中、中高年20人パーティー4組とすれ違った。「もう登ってきたの?」と言われる。さすが土曜日だけあってすごい人だ。みなさん今日は馬の背ヒュッテへお泊りのようだ。
11:40 長衛小屋キャンプ地着。
テント撤収、パッキングして北沢峠へ。
13:15発バスにて広河原へ。
その後、南アルプス温泉ロッジへ、550円でかなりお得。
高速使わず、国道411にて青梅へ。田島さん、運転ご苦労様でしたー。

今回は天気もよくて何事もなく無事に終えることができて本当によかった。内田さんはガッツがある。26歳の一般女性のペースとしてはかなり早い方なのではないだろうか。夏の週末はめちゃくちゃ混む。下山してテントサイトへ戻ると昨日の倍以上のテントがすでにたてられていた。広河原へ戻ると駐車場は満車。恐ろしい。帰りに麓の温泉へよった。超偶然、北岳からの帰りの高野由紀さん、宮川祐子さんに会った。びっくりした。若いころ同じエリート、ライバルとしてオリエンテーリングをし、結婚して子供を生んで一段落して、今こうやってそのときの仲間と山へ登るってなんだかとても素敵。あのころはひょっとしたらお互いつらかったのかもしれないのだろうけど、こうやって今の時間を一緒に楽しめるなんてなんていい関係なんだろうと思った。

山を登っている人は中高年の方々が大半を占める。女性2人は珍しいのか会う人会う人よく声をかけられた。「若いねー」とよく言われたけれど、それはちょっと違う。おんなじ山を中高年の方々が登る方がよっぽど若い、運動量同じなんだもの。若い人が山へ登らないのはどうしてだろうとちょっと考える。でも私だって初めて”登山”をしたのはたった2年前だ。それまでは登山は登りは苦しい、重い荷物を持って登るなんて耐えられない、疲れる、汗はかく、とオリエンテーリングとどこか通じるところがありながら全く興味を示さなかった。山登りをしない人に"山はいいよ〜"といっても多分理解はされないだろう。自然の美しさ、怖さ、達成感など身近に感じることがなければきっと難しい。しかも日本の山は急登だ。でもいくらでもきっかけと得るものはあるはずだ、そう思う。

それから、やはり地図が読めることは大事だし、素晴らしい。正しいルートを進んでいるか、進むかの判断を地図を見ながら常にするようにし(危機管理として)、あとどれくらいのぼりが続くか、下りはどうか、沢を詰めるのか、尾根を下るのかなど地図が読めれば見当はつき、体や心にも準備ができるし励ますこともできる。また遠くに見える山々はなんて山かしらと思う時、地図を広げてコンパスを使ってきちんと整置をすれば、方向と距離を大体把握し、なんの山かもおおよそ見当がつく。これだけでずいぶん登山の楽しみ方も違ってくるんじゃないだろうか。オリエンテーリングに限らず地図を読むことが出来てどんなに役に立ち知識や世界が広がっていることだろう。読めてよかったなあとつくづく思う(その地図を作る人たちがもっとすごいけれど)。なので山へ行くときは必ず登山図は持っていってきちんと見るようにしている。

2週間後は北アルプス表銀座縦走。2回目の夏休みをまた内田さんと。いよいよ初めての縦走、稜線テント泊。きちんと準備して今度はトレッキングシューズをちゃんとはいて出かけよう。そうそう耳の裏に日焼け止めを塗るのを忘れないようにせねば。
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