2005年度オリエンテーリング日本選手権(All Japan O Championships)

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W21E Map 作成中

W21E 8.3km/380m 16 ctl 78'29 3rd place (top 71'xx) 

レース評価・今後の課題

作成中

Training

Jan training 18.7hrs

1/1 MTB 1.5hrs 8km L
1/2 Shichifukujin Orienteering Event(road only/city map) 86min 15km H + MTB 45min/45min 15km M
1/4 MTB 3UP touring 5hrs 44km M + 1hr 14km(road) M

I caught cold....

1/14 trekking to Warabi yama & Tatarano-Kashira from Sawarabi no yu 5hrs 12kmup 800m L

1/22 Tama-O Juniour Championships 99min. 8km/440m H

1/28 yourth training camp 44min 4km H
1/29 YTR relay training, comp 24min, 30min H


Feb training 23.3hrs
first week I caught cold again...

2/8 Morning training started only MTB, only Morning; 10min 500m L
2/9 M-MTB 20min, 2km L
2/10 M-MTB 25min,2.5km L
2/11 MTB 3up touring 3.5hrs 20km? M/H + 30min x 2(road) 14km M
2/12 Waseda Unv. Orienteering event WE 74min. 6km/400m? H

2/14 M-MTB 30min,3km L
2/17 M-MTB 30min,3km L
2/18 MTB 3.5hrs 20km L/M
2/19 MTB biginner school 3hrs L + touring 3hrs 15km M, 30min(road) 9km M
2/22 M-MTB 30min,3km L, night Jog 30 min, 5km M

2/25 MTB touring with Shin(road & forest) 5hrs 30km M/L
2/26 Orienteering;Saitama Club cup relay 38min, 4.5km H


March training 16hrs(till all japan)

I was sick between 1st week of Mar.

3/4 MTB(road/forest 12km) 1.5hrs L/M

3/7 M-MTB(forest) 30min 3km L
3/8 M-MTB(forest) 30min 3km L
3/10M- MTB(forest) 30min 3km L
3/12 MTB touring(road/forest) 5hrs 25km L/M/H

3/15 M-MTB(road) 40min 10km M/H
3/18 Orienteering training in Fuji 80 min 7.5km M/H
3/19 Orienteering race 65min 6.5km/210m H

3/21 MTB touring(forest) 2hrs 15km L/M
3/23 M-MTB(road) 40min 10km M

3/25 M-MTB touring 30min(road), 30min(forest), 80(road & forest) 25km M
3/26 All Japan Championships 78min. 9km/up380m H

L/M/H;intensity,low, modify, high


愛知世界選手権が終わるまでの1年はオリエンテーリングを最優先し、目標を設定してそれにむけてコミットをしたが、それ以降は生活や仕事を優先した。しばらく休養したいのもあった。そういった状況での日本選手権に向けてのトレーニングは、最低限に時間を割いたものになった。トレーニング時間は去年に比べたらも1/3から1/2程度である。
ただ目標を設定し少ない時間でもトレーニングをするのであれば、効率よくやろうとした。膝の故障をしていたのでほとんどがMTBでのトレーニングとなった。

2月に入り、体を少しでも活性化し現状維持をしようと、朝のトレーニングを始めた。30-40分程度だったが、早起きをして体を動かすことは、午前中にあるレースや身体のためによいサイクルとなり、朝食もきちんと取れるようになったので有効だったと思う。
また、週末は基礎持久力をつけるために1.5-5時間のMTBツーリングやハイキングに出かけた。これらは、リフレッシュしながら体を動かすことができたのでよかった。スピード持久力はつかないが、基礎筋力や基礎持久力を少なからず上げることができたようだ。メンタルの部分でも長時間体を動かすことでロングディスタンスに対しての抵抗をなくすことができた。

追い込んだトレーニングとなったのは結局、オリエンテーリングのレースのみ。数少ないレースから技術面の課題等を上げて、次に生かせるようにしていった。 レース1週間前、富士で行ったトレーニングキャンプとレースの参加で、オリエンテーリングで不整地を走るための筋力がないこと、またスピーディーに走れないこと、トレーニング不足等々から巡航スピードが3-5%落ちていること、反面、MTBのトレーニングにより大きな面の筋力がついてきて、登りが強くなってきたこと、長い距離も後半ペースが落ちず走れるようになったことなどがわかった。日本選手権ではフィジカル面でどのようなレースになるかイメージをつかむことができた。

トレーニングをする上でいつも考えていたことは、数少ないトレーニング時間の中でいかにそれらを有効なものにし、レースに役立てるか。
トレーニングは目的ではなくて手段であること。また、いくら恵まれた環境や時間があっても、目標をきっちりと設定して計画を立てて取り組まなければトレーニングはできないこと(怠け者の私はなんにもやらないだろう)。楽しみを見出すこと。
たった、3ヶ月にもいかない今回のトレーニング時間は、オリエンテーリング以外でも今後の生活の中で役立つ時が来るだろう。目標を掲げて少しでも準備をした上で日本選手権を走ったこと、その結果がそれなりにでもきちんついてきたこと。糧になると信じたい。

レースまでの雑記

'05.8-'06.1月
平日のトレーニングはほとんどなし。8月の世界選手権が終ってからずっと。週末だけはハイキング、MTB、トレイルラン、アドベ ンチャーレースに出場したりと体を動かしながら楽しんだ。すっかり週末アスリート。そういう状況で10月の東日本に出場したた め(しかし女子エリートで優勝)、レース後半、古傷である左ひざのちょうけい靭帯を痛めてしまった。12月まで、走るとその痛 みが続いたため、ますますトレーニングをしようとする意欲もなくなり、全日本で優勝するという目標もいつの間にかなくなった 。さらに愛知世界選手権までの1年間、生活も精神的にもギリギリのラインで過ごしていたため、相当疲れているのを実感してい た。オリエンテーリングもトレーニングもやりたくない、それに関わる人、組織から離れたい。そんな時、サイクルハウスMIKAMI のミカミ店長が主催するサイクリングクラブ3UPのハイキングに参加することになった。それをきっかけにクラブの週末MTBツーリ ングに参加するようになり、新しい世界で新しい人たちのつながりが少しずつ自分を元気にさせてくれた。

2006年1月
1月は上旬に風邪を引いてしまったのもあるし、オリエンテーリングで今後の目標を立てていなかったので、モチベーションを上げ るものもなく平日のトレーニングはやはりしなかった。ただ来年以降にオリエンテーリングのロングディスタンスできっちり走 りきるくらいの体力を付けたいなと思い始め、それなりにやりたいことがクリアになってから少しずつ体をもっと動かしていきた いとの意識が出始めた。また3ヶ月ぶりのオリエンテーリングレースで散々な技術レベルの低下を実感してから、上手くできるよう になりたいと意欲が生まれた。

日本選手権に出場するかは申込締切まで悩んだ。トレーニングをせず速く走れない状況でエリートを走っても面白くもなんともない。ただただつらいだけだ。トレーニングがよくできた上で、ガンガン追い込んでスピーディーに走りながらナビゲーションをしていくのが楽しくてたまらない!というようなオリエンテーリングをしていたのだから当然だろう。出場するのなら少しでもトレーニングをして臨みたいと思った。競技者としては当たり前の考えだと思う。結局はとりあえず申しこむことにした。どうしてそうしたかはわからない。ただ来年、ロングをきっちり走りたい、準備は万全でなくてももう一度何かに向けて取り組んでみ たい、申し込んでおけば必然的にトレーニングをするだろう、などとと思ったのかもしれない。

2月
2月に入ってから少しでもトレーニングの時間をとろうと、朝に体を動かすことにした。幸い、MTBに興味を持ち始め、きちんと乗 れるようになろうとしていたこと、新しいMTBを提供していただいたことなどから、それらを上手く利用した。といっても30分あま りの低強度。走ろうという気分にはなれなかったがMTBにはいつでも乗ろうという気になった。膝の調子はまだ本調子ではなく、レ ースではピン付きの専用シューズからアシックスのゲルフジに変えて少しでも衝撃を和らげようとし、シューズにも慣れるように した。結局日本選手権までレースやオリエンテーリングトレーニングではこのシューズを履いた。そのせいかどうかわからないが レース中に痛みがでることがなくなった。

きちんと日本選手権で走ろう、ちゃんとオリエンテーリングをしたいと思ってはいてもなかなか気持ちが続かない。機械的に何が よくできてなにができていない、そんな分析はいくらでもできて、これからやるべき課題も挙げることができるが気持ちがついて いかない。そんな時、何とか気持ちをつなぎとめ、上向きにすることができたのはやはりMTBに乗ることと、それを通じて知り合っ たサイクリングクラブ、3UPの存在であった。トレーニングに気持ちが向かなくても、週末の朝8時に市役所に出かければMTBに乗る 人たちがいる。その人たちと一緒に楽しく体を動かすことができる。気分転換を兼ねることができてとても助かった。それと近所 に住み、今年の世界選手権でも頑張ろうとしているよしのり君の存在や、ヨーコちゃんの存在。彼らの取り組んでいる姿に励まさ れた。よーこちゃんは、たぶん本当は自分のことに集中していればいいのかもしれないのに、女子の上3人、志保子、宮内、田島が 抜けてしまったため、それができずにチームのことを考え引っ張ろうとしている。そんなの気にしなくていいんだよ、自分のことやってればいいのよと言えなかった。よーこちゃんが勝つのが当たり前の状況で、少しでも緊張感を持たせ勝負ができるようなレースにもっていくのが、せめてもの私ができることなのかもしれない、と勝手に考えモチベーションを上げようとするきっかけにもした 。

何度か
side Bに書いているが、愛犬ちゃちゃ丸は今年18歳とい う恐ろしく長生きな老犬になり、それなりに元気ではいるけれど、一度座り込むと立てなくなってしまった。足腰が弱ってきてい る。また痴呆も始まった。なのでとてもではないが目が離せない。
夜中はトイレに行きたくて、2-3時間ごとに鳴く。長い間外 で番犬を務めたちゃちゃ丸は、その習慣から家の中で暮らすようになってもおむつをいくらしても、絶対トイレは外で、しかも庭 から離れた公道でしかやろうとしない。ある意味たいしたものだと思うけれどもこっちが大変だ。さらに家に戻ってもすぐに寝て くれない。人間の赤ちゃん同様、毎晩そのサイクルで鳴き続け、周囲の人間が起きては外に連れ出す。幸い家には大人が3人いるの で、交代で夜中に起きて仕事をこなすことができるが、他の2人は年配者である。なるべく自分が起きる機会を増やしたつもりだ。 連続して睡眠が取れない状況は、健康にも身体にもダメージを与える。2週間に1度は誰かが不調を訴え寝込む事態となった。たか が犬、されどワンコちゃん、家族の一員なのである。世の中のお母さんはホントすごいですね。尊敬です。

3月
3月に入り、夜はjogをしようと思うがとてもではないが体が動かな い。なんと今までの私には考えられないが夜9時にはふとんの中に入るようになった。眠くて仕方がない。だいたい夜中23時、2時 、4時ごろ起きて、上手く目が覚めれば朝錬でMTBに行くという日が続いた。これで夜走っていたら体が持たなかっただろう。睡眠 は大事だなぁとつくづく思う。

日本選手権が3週間後と迫ってきているのに、気持ちは相変わらず不安定で走るのをどうしようか悩んでいた。しかし1%でも優勝の 可能性があると自分で思えるのなら、それにチャレンジするべきだろうと思い直した。今の状況でどこまで闘えるかをわかるのもいいんじゃないかと。何 か引っかかっていたものが消えていった。そして具体的な目標は優勝、悪くても準優勝と決めた。冷静に分析すれば、優勝できる可能性は低いだろう、ただチャンスはいくらでもある。準優勝は現実的で手に届く目標。今年の世界選手権でも活躍しようと目標と計画を立て、ハードなトレー ニングしているヨーコちゃんと比較すると、1/3程度のトレーニング時間しかない、しかも内容と質は偏っている。それでも無難な 目標設定をするのはせっかく日本選手権にチャレンジするのならもったいない。自分にワクワクできる目標って何だろう?と考えたらやはり 優勝しか思いつかない。さらなるレベルアップを考えた上で、国内レースでの相対的な順位の目標は、日本選手権で優勝するか、 それを含めた他のレースで圧倒的なタイムで勝つこと、それぐらいなのだ。

ワクワクできることを考える、苦しい中にも楽しみを見出す。チャレンジングな気持ちを持ち続ける。何をするにしてもとっても 大事なことだと思う。

レース1週間前
そうやってなんとかトレーニング時間を見つけ、最低限の量をこなして自らを納得させ、ワクワクする気持ちを見つけ出していっ た。最後に、集中してオリエンテーリングに取り組むため、日本選手権1週間前に富士で2日間トレーニングをすることにした。自 分自身のための合宿参加は、7月末の世界選手権直前以来のこと。
旧マップを使ったルートチョイス検討会はとてもためになって当日の戦略を考えられることができてよかった。だが、結局この日だけが 唯一旧マップを事前に見る機会となった。自分では持っているはずの旧マップを探さず、レッグを組んでプランの練習をせずに終 ってしまった。例年では考えられないことだが、これが今の自分を象徴しているような気がする。 それでもレース数日前からは頭の中で、具体的にどういった手続き、技術を使って進むかのレースイメージはした。レースで やるべきこともリストアップした。

レース前日
レース前日は、気分転換にMTB乗ってブルペのスタート応援に3UPの方々と行ってきた。とても楽しい時間になった。そしていつものようにぐっすり眠らないまま朝がやってきた。

レース当日
いつもの気のおけない仲間達との遠征は落ち着くし助かる。
ヤギ号の中で、今頃になって初めて愛知世界選手権のDVDを見た。なんだか遠い出来事のようで他人事のような、見終わって、ふー、終わったーとレース前なのになんだか安堵した気持ちになってしまった。が、シモーネの淡々とした走り(でもとても速いのだけれども)が印象的で、レース中、巡航速度はきっとキロ2分ぐらい遅いのだが、気分はシモーネになって(思いこみは大事なり)前向きに最後まで走ることができた。また余り眠れていないことをよしのり君にいうと『いつもと同じだから大丈夫ですよ。』とさらっと言ってくれた。この言葉もずいぶんと励みになった。


2006.3.28
R. Tajima