2004.7.25
ナショナルチーム・トレーニングキャンプ in 八ヶ岳&みずがき山
ntcamp
 7/24-25にオリエンテーリングナショナルチームの強化合宿がと八ヶ岳、みずがき山山麓で行われました。同時期スウェーデンでは9月に行われる世界選手権の公式トレーニングキャンプが開催されており、代表選手らが参加しています。それに参加しない代表選手、チームメンバー、スタッフ15名が日本で合宿となりました。

 1日目は1年ぶりの八ヶ岳山麓。私にとっては3週間ぶりのオリエンテーリングになります。本来なら先週でフィジカルアップのトレーニングを終了し、質を高めるトレーニングにシフトしていく予定でしたが、7月上旬の体調不良により(今も咳が治まらず、冷房のせいもあるかもしれない)予定が1週間ずれ込み、この1週間もアドベンチャーレース、その後の登山を含め体力の底上げを測るトレーニングとなりました。疲労はこの2ヶ月分のピークに達しており、合宿はコンディションを調整していないままの参加、それでも技術面の練習を含めて有意義なものになりました。
 まず八ヶ岳(izumigo2000)は地図の精度が今ひとつな部分があると言われていますが、コンパスワーク、見通しの悪い薮の中での直進や足場の悪い中でのスピード維持については、スウェーデンに通じ、フィジカル面の練習ではGood trainingとなります。ここらへんは自分自身で課題をどう設定し臨むかによって全く成果が違ってくるでしょう。ただ『地図がおかしい。薮がきつい』だけでは全てそれに終始してしまう。フィジカル、テクニック面の課題をきっちり分けて考えることは必要です。8割程度のスピードでしか走れなかったのですが、それでも良いトレーニングになりました。自分のオリエンテーリングの傾向がよくわかります。
mizugaki
 2日目はみずがき山山麓。5月にセレクションに訪れ3回目となります。さすがに体が動かなくなってしまいスプリントコース1本で練習を終了しました。  この『みずがきの森』もテレイン北部は岩石地帯で岩が多く、足場も悪いところありでスウェーデンのテレインと同じようなトレーニングができます。いいテレインです。 2日間とも標高1000-1500mと高所でのトレーニングとなり、涼しくて避暑ができたこと、景色も良くリラックスした時間が持てました。
6月2週目まで技術面の課題を今ひとつクリアにできず、スピードはアップしているがたまに大きくミスしてしまう部分をどう変えていくか?について考えあぐねいていました。その後結局『どういうオリエンテーリングを一番やりたいかを考えてみて』とムラコシコーチから言われ、いろいろ考えてイメージし、頭の中で繰り返しその通りにやっている姿を練習したこと(シャドーオリエンテーリング)、自分が考えやる動作や見たことを全てを口にしながら進んでいくペアとのSpeaking-Oの練習で、その考えやっていることを自分自身で実際わかったことから、ミスをしないように上手く行くためには(今あるスピードで)どうすればいいのきっかけをつかみました。
 そして7月3,4日の富士強化合宿では、2月-6月1週目までの長い課題であった『ミスの時間を大きく広げてしまう』ことがなくなってきました。さらに(直進していく、進む)方向をもっと強く意識すること、コントロールからの脱出方向、(シンプリファイ)プランニングをしていくことを課題とし、今回の合宿となりました。
 方向を意識することについてはいつでもできいるわけでなく、直進についてもっともっと練習が必要です。ただここへきて何をどうしていけばいいか?についてはクリアになりその課題を設定することによって少しずつ成果が出てきています。今回はキレのある走りはできませんでしたがそれでも感触は良い。あと1ヶ月少し、shapeして本戦に臨みます。

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