"Distant view"

列車の車窓では、近い風景は速く飛び去り、遠くの風景はゆったりと流れる。
この時代、目の前のことは次から次へ、めまぐるしく移り変わっていく。目前のことに振り回されて行く先を見失わないように、たまには、ぼんやりと遠くを眺めることも必要かなとか思います。
この街、列車は通過して、駅名はあっという間に流れ去ってしまい、分からずじまい。
そして、ぼんやり遠くを眺めていたらいつの間にか眠っていました。

ウィーン南駅発グラーツ方面行きインターシティより