alive 

 「石の文化」といわれるヨーロッパにあって、
 中欧から北欧にかけてのティンバーハウスはあたたかな表情を見せてくれる。
 大地に立つその根を断たれても、樹は木材として大地に立ち、
 そして変わらず人を包み込み、支えてくれる。
 いくつもの時代の漆喰をペンキを、そして長い時間の空気をも吸い込んで、
 木は今も生き続ける。それがたとえ曲がっても。
 木の暖かみは、そんな何もかも吸収するキャパシティにあるのかもしれない。